第8話 決断と始まり
キーンコーンカーンコーン
学校にチャイムが鳴り響いた。掃除も終わり部活に行くことにした俺は職員室の前で不意に立ち止まっていた。
「...」
ガラガラ-その途端職員室の扉が開いた。
「お?純也くん〜」
「み、源...」
「どしたの?もしかしてもう決めたの?あの件について...」
「あぁ決めたよ。」
「んでどうするの?」
「俺は...」
「...そうかい。んじゃそれでいいんだね?」
「はい総監督。僕の気持ちはもうそれで決まりました。」
俺は今の気持ちを全て総監督に話し部活へと向かった。
〜1週間後〜
「それでは今から各ポジションで別れて練習を行う!ピッチャーとキャッチャーはプルペンに、内野手はグラウンドの...」
「初めてののポジション練習だ〜俺割と緊張するな〜」
「なぁに言ってんだよ!お前がそんなこと言ってたら俺はどうしようも無くなるぜ〜」
「分かってるよそんなこと!俺だってお前と一緒に強くなっていくんだ。そして今すぐに1軍に上がってやる!」
「おうよ!当たりめぇだ!」
「こらそこ!話聞いてるの?」
「すんませんコーチ。んじゃ行くか!源!」
「うん行こう!純也くん!」
『よっしゃーやるぞー!』