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俺の夏!  作者: スーパー
第2章 スタート!東峰高校野球部
16/24

第15話 努力と赤点

バン!バン!

「はぁはぁ、あと50球…」

あの日の理事長との話から2日がたった。あれからというもの俺は、将来に向けて毎日200球程度投げ込んでいる。もちろん肩にはしっかりと気を配っている。


俺は、高校は中継ぎ優先で頑張り、将来はその時に考えることにした。まるであの時の父さんのように…

「これからどうして行けばいいんだろうか…」

実のところ色々と不安でいっぱいだった。実際に中継ぎでうまくいく保証はない、ましてやレギュラーを取ることさえ簡単ではないのに、先のことも踏まえながらやっていっていいのだろうか。父さんには「大丈夫だ!やればできる」といつも言われるばかりだ。

「とりあえず後50球頑張るか…」

バン!バン!

その後もひたすら投げ続け結局100球近く投げてしまった。


「ふ〜、やっぱし風呂が一番落ち着くな」

30分ぐらいの入浴を後に部屋に戻ろうとした時だった。

「純也!あんた、明日テストでしょ!勉強してるの?」

「…」

「?純也〜」

「今からやりまーす!」

そう言い、階段を勢いよく駆け上がっていった。


チュンチュン


「ん?もう朝か…」

時計を見てみると、6時を指していた。昨日は22時から勉強を始めたのでおそらく6時間ぐらい勉強していたと思っていた…のだが、

「ん?何だこれ。変化球の投げ方入門?何だ俺の本か……何で⁈」

そこには、ピッチャーに関する本が3冊広がっていた。

「まさか俺…途中から脱線してたのか〜⁉︎」

全くその通りで、実際に22時から始めた勉強も2時間で飽きてしまい、そこからの4時間はずっと握りやフォームの研究をしていたのだ。そして2時間の睡眠をえて今に至る。

「終わった…今回にのテストもまた赤点だらけで部活禁止か〜」

この学校では、定期考査で5教科中3教科赤点を取ると追試合格まで、部活動中止となる。

「ってことは、1軍昇格が伸びちまうじゃねーーかー‼︎」

それだけはと思い、家を出る10分前まで勉強した。やっぱり色々とこれから不安で仕方がない。


ちなみにテストの結果はお察しの通りです。


国語:63点

数学:18点 赤点

英語:7点 赤点

理科:36点 赤点

社会:28点 赤点


結果:追試確定


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