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俺の夏!  作者: スーパー
第2章 スタート!東峰高校野球部
14/24

第13話 基礎と考査

2軍を後にした俺ら10人は、早速1軍にー、と思っていたのだが...

「なんで俺ら...走らされてんだよ!!」

「監督が基礎体力作りって言ってたよ」

「1軍に上がるのに関係あるのかよー!」

「うるせぇ柳!黙って走れ!」

「あぁん?誰にそんなこと言ってんだ?卓也?」

「2人とも?黙ってようね?」

「ハイハイ凛さん」

何故か、監督の司令で俺たちはグラウンドの周りを100周させられている。それを今日1日でやれと言っているのだ。もしそれが出来なければ...

「...1軍に上がれないかもな〜」

「うわーー!びっくりしたー!大塚さんやめてください!」

「すまんすまん柳」

まぁ、そんなことはなく。どのぐらいの体力があるかではなく、始まる前の練習?みたいなものだ。

「よし!休憩だ。飯でも食っておけ。あと1時間後には始めるぞ!」

『はい...』

そう言われて俺らは死にかけで昼飯を食べた。次、始めるのが1時から。7時までの7時間であと60周...正直...

『しんどーーー』

皆がそう思っていた。


〜6時間後〜


「ハァハァハァ...」

「終わった〜」

「みんなお疲れ!辛いのはわかってるがもう少しで下校時間だ。準備するように」

『はーい』

そう、この学校は部活ごとに下校時刻が決まっており野球部は8:00となっている。俺らは監督が用事で遅くなり結局7:30まで行って100周きちんと終わらせたのだ。

「んま、時間は時間だからな。ほれおめぇら、準備すっぞ!」

『はーい...』

俺らはしんどい気持ちを抑えながら帰宅した。俺はその途中で大変そうに荷物を持っていたおばあさんを見かけたので仕方がなくボロボロの体で助けてあげた。

(なんて、地獄な日なんだー!)

ザバーン!

「ふぅ〜、いい気持ち〜。やっぱし風呂は落ち着くわ〜」

(来週から1軍か〜なんか実感ないな…)

実際の1軍昇格は来週からになっている、今は火曜日だから6日後である。


では!ここで問題!

Q:何故1軍昇格まで1週間かかるでしょう?

1・金曜日に定期テストがある

2・そのためテストの勉強時間が増える

3・結果、部活動中止期間に突入!

さて、答えは何?


それでは続き読んで正解を見てみましょう。


俺は風呂から上がり部屋へと戻ろうとした。

「純也〜?」

「ギク!な、なんだい?母さん...」

「あんたさ〜今週の金曜日テストあるんじゃなかったっけ?」

「...あっれ〜そうだっけ〜知らないな〜」

「とぼけんなー!部活がない分しっかり勉強しなさい!」

「は、はーい!」

そう言い、俺は部屋に入り死ぬほど勉強した。


ちなみに正解は、1→2→3の順番で答えた人になります。正解した人はいたかな?それでは本編の続きをどうぞ。


翌日、俺は眠いのを我慢し1日の授業を終えた。

「柳くん!」

「...なんだ?...大輝...」

「今にも死にそうだねw」

「昨日は徹夜だったからな...」

「偉いね勉強なんて」

「お前はしてねぇのか?」

「してるよ毎日」

「やっぱし優等生は違うな」

「優等生言うな!」

「ハイハイ」

そんなくだらないことを話してると俺らの担任の羽田先生がこちらを見て話してきた。

「おい柳。ちょっと職員室まで来い」

「え?なんで俺が?」

「色々聞きたいことがあるんだ」

「はぁ」

「すぐ来いよ〜」

そう言い先生はどっかに行ってしまった。

「柳くんなんかしたの?」

「まさか〜」

正直なんかした覚えはない。でもなんで俺が職員室に呼ばれたのか気になってしょうがなかった。そして俺は恐る恐る職員室に向かった。

「失礼します」

「来たな柳。入ってこっちに来い」

「はい」

俺は言われるまま先生の方に歩いていった。

「それで、俺なんかしましたか?」

「心当たりないのか?」

「はい、全くないです...けど」

「お前昨日、地域のおばあさんの荷物を持ってあげたらしいじゃないか!」

「はい?」

俺は突然の会話に呆気にとられていた。てっきり叱られると思っていたからだ。

「実はな、あのおばあさん理事長のお母さんだったんだ」

「まっ、マジっすか?」

「そうだ、直々に理事長から話をしたいということだ」

「なるほど」

「よって明日の放課後5:00には理事長室を訪ねてくれ」

「はぁわかりました」

「んじゃ要件は終わりだ帰って勉強せぇ」

「はーい...」

俺はなんかすごいことをしたらしい。当たり前のことをしたまでなんだけどな。そう思い俺は気分よく帰宅した。


このあとまさか、あんなことになるとは知らずに...


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