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俺の夏!  作者: スーパー
第2章 スタート!東峰高校野球部
13/24

第12話 驚きとこの先

2軍の紅白戦が終わり、見事紅組が勝利した。その後のミーティングで、烏丸さんが急に一軍昇格者を発表した。枠は全部で5つ。1人目は、白組で唯一まともに俺の球をバットに当てた2年生の大塚 源太。そして2人目3人目は、なんと俺たち柳 純也と源 大輝だった。そして残る枠は2つ...

「1年新井 凛!」

「は、はい!」

「おーー!良かったな凛!一緒に一軍じゃん!」

「ありがとう純也くん。でもなんで僕が選ばれたんだろう?」

「今日は球が今まで以上に走ってたし、そこもしっかりと評価してもらえたんじゃないかな?」

「辰巳先輩!」

辰巳 ひろむ。3年生のキャッチャーだ。話を聞くところ、去年は一軍で甲子園にも出て2試合先発マスクだったという。巧みなリードでピッチャーからも評価がいい。

「今日の9回のピッチング良かったよ!一軍でも頑張ってね!」

「は、はい!」

(4人目は凛か、んじゃあと一人は塩田さんか?それとも内丘さん?)

「1年新島 悟!」

「はい...」

「以上5名!呼ばれた奴はこのあと俺のとこに来い。以上だ」

「新島って、あのライトの...」

「俺と入れ替わりだったやつか」

(...新島...悟もしかして...)

「えーこれでミーティングを終わります。このあとは昼食をとって...」

ミーティングが終わり皆が戻る頃呼ばれた5人は烏丸さんのところえ向かった。

「改めて、俺が1軍コーチの烏丸だ。そして監督は新島 人志という覚えておくように」

「えっ?新島ってもしかして...」

「俺のお父さんです...」

「悟くんの?」

「やっぱり、去年の甲子園のテレビで聞いたのは監督の名前だったんだ。まさかほんとに親子だとは」

「まっ、関係ねぇよ。悟だっけ?これから宜しくな!俺は柳 純也そしてこいつが俺の相棒大輝。んで同級生の凛だ」

「宜しくね悟!」

「宜しく悟くん」

「宜しく...」

「俺は大塚、お前らの1個上になるな、まぁ気軽に声掛けてくれ」

『はい』

「まだ話は続くぞ?お前らは明日から1軍に合流してもらう。その時は5人じゃなく10人だ。これから午後の部から5人上げることになってる」

「んじゃ卓也もこれるかな」

「来れるさあいつなら」

「まぁこの機会、嬉しいのはわかるが浮かれるなよ?1軍は厳しいところだ」

『はい!』

「あとひとつ。大会についてだがお前らもチャンスはある!」

「マジっすか?」

「あぁ、しっかりと練習し成長すれば背番号は貰えないことはないだろう。20までの背番号のうち、この中にいくつの番号がつくか楽しみにしているよ」

『ありがとうございます!』

「そうとなれば原田監督にも一言言っておきなさい」

「そうだな...よし!1年行くぞ」

「はい!」

そうして5人は2軍監督に話に行った。

「原田監督!」

「どうした?」

「今までありがとうございました!」

『ありがとうございました!』

「はいはい。すぐ戻ってくるんじゃないぞ?」

『はい!』

こうして、俺らは2軍をあとにすることになった。ちなみに午後の試合は卓也がいた白組が勝利。7回に登板した卓也は3回パーフェクトに抑え完璧なピッチングをした。そして俺たちに1軍昇格者リストが渡された。


1軍昇格者リスト

・3年 大場 作太郎 投

・3年 大向 広 外

・2年 白井 とをる 投

・2年 大塚 源太 内

・2年 多田 謙信 外

・1年 新井 凛 投

・1年 白川 卓也 投

・1年 柳 純也 投

・1年 源 大輝 捕

・1年 新島 悟 外


ちゃんと卓也の名前も乗っていた。これであの1年生のピッチングテストを行った4人、柳、白川、新井、泉が1軍で揃うことになる。

(これは、かなりハードな争いになるな!)

と思った。しかし、俺にはあんまり関係の無いことだと、後々気づく。なぜなら、

「目指すは中継ぎのエースだからだ!」

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