第1話 「天才の描写が適当!」
私、黎兎の処女作となっております。
尚、受験生という小説書いてる場合じゃねぇ!みたいな身分の者が書いていますので、唐突な更新停止、打ち切り、存在そのものを忘れるかもしれないのでご注意ください。
登場人物に魅力がない(主人公も含む)と思いますが、その際はアドバイスしていただければありがたいです。
俺、柳丈一郎は天才と呼ばれる人間だった。
小学校のころからテストは毎回95点以上、高校は県下トップ、大学も旧帝大。クラスのみんなからは憧憬の目で見られたり目の敵にされたり。下駄箱に毎日の様に敵視している男子からの偽造ラブレターが入っていたのは今でも忘れられない。
就職先は一部上場のゲーム会社。小学生の時からゲーム会社に就職するとの一点張りで周りから医者になれだの弁護士になれだの言われたが、両親は認めてくれたので問題なく面接に行けたのも幸いして内定。その通知が来たときは俺も自室の中で跳ね回った。
結構給料もよく、サビ残をしてちょうどよいと思えるほどだった。
就職してから一年。先輩の企画書を参考に趣味程度でシナリオを書けるまでになった。ある日、課長に呼び出されたと思えば、「前々から君にはプロジェクトを任せてみたいと思ってね。ゲームプランナー志望の君に、新しいロールプレイングゲームの企画からやってほしいんだが、どう?」と聞かれた。本当はもう少し長かったが、結局はこういうことであった。
小学生からの夢が叶った!と内心狂喜乱舞しながらも、うわべだけは冷静に「その仕事、受けさせてください。」と。