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紅姫  作者: 紅白
記憶のない少女と初めての友達
1/2

ハジマリのモノガタリ

 彼女は、嫌われていた。

 それは、深紅の髪が原因か。物と話せてしまうのが原因か。どちらにせよ、彼女は人々から、忌み、嫌われていたことは、確かなことだ。


 彼女とて、初めは努力した。

 人見知りで、引っ込みじあんだったが、人と仲良くなりたい一心で。

 しかし、彼女は気付いてしまった。人々から、冷たい目で怯えたような目で、見られていることに。


 

 そして、彼女は人と話す努力を諦めた。


 何もやりたくないと感じた彼女は、物とも話す事は一切しなくなった。

 彼女は段々、生きる意味が分からなくなった。なんで、生きているのか。そんな質問を何度も自分に問いかけた。返事はなかった。

 だから、眠りについた。

 自分の呪われた力も、深紅の髪も封印して。


 彼女は願った。

 次、目覚めたときは幸せなことを。生きる意味がちゃんとあることを。


 こうして、彼女目覚めることの無い眠りにつき、人々から、忘れ去られた。





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