表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/15

次郎さんの過去に迫る

 別の日には、透析センター内で順子主任のチームのビューティーさゆり看護師と次郎さんが対話をしていた。


次郎さんはニヤニヤしながら

「さゆりさんおはよう。えへへへ…」


ビューティーさゆり看護師

「次郎さんおはようございます」


隣のベッドの鈴木さんは下を向き笑いながら


「次郎さん、さゆり看護師が来ると鼻の下伸ばし始めた…クスクス」


向かいのベッドの佐藤さんも笑いながら


「あら〜やだー。次郎さんってば鼻の下伸ばして…目尻も下げちゃって〜」


ビューティーさゆり看護師は微笑みながらも、プロフェッショナルな態度を崩さずに次郎さんに話しかけた。


「次郎さん、今日はどうですか?何か困ったことや気になることはありますか?」


次郎さんは少し照れくさそうにしながらも、真剣な表情に戻って答えた。


「いや、特にはないんだ。でも、さゆりさんが来てくれると気分が良くなるよ。ありがとう。」


さゆり看護師は優しく微笑む。


「それは良かったです。何かあればいつでも言ってくださいね、次郎さん。」


その時、順子主任が来た。彼女はチームのメンバーたちと次郎さんの状況について話し合うために訪れた。


「おはようございます、皆さん。次郎さん、最近の体調はいかがですか?」


次郎さんは少し考えてから、


「順子主任さん、体調はまあまあだけど、心の中はまだ整理がつかないことが多くてね…」


と、少しだけ過去の恋愛の影をちらつかせるように言う。


順子主任は理解を示しながら、


「それは大変ですね。でも、ここには頼れるスタッフがたくさんいますから、何でも話してくださいね。」


と、彼を安心させるように言うのである。


その後、順子主任はチームと共に次郎さんのケアプランについて話し合いを始め、彼の心のケアも含めたサポートの方法を模索していくのだった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ