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黒竜をみたい勇者

Side:ユウト

シレラが黒竜の話しをしてすぐに会えるって言ったけど、使役してるレイナの婚約者が酷使していて会えるまで時間がかかるって言われた。


それから1週間以上たったある日、ちょうど訓練場にいて黒竜の姿が見えた。 遠くで一瞬だったけ、やっぱファンタジーすげぇーって思った。


その日の午後に黒竜に会うことになった。 俺は絶対、虐げられいるなら許さない気持ちでいた。 それにレイナの事もある。


王宮の訓練場に呼ぶってことで俺たち仲間は集まった。 ここの騎士団長と陛下も一緒にくるって事できてた。 来たのは黒髪に黒目で長い髪をひとつに纏めた超イケメンだ。 身長が小柄な青年だが、体系から何から非のうちようがない。 そんな彼はタバコをくわえながら来ていて、彼が連れてきているメンバーもみ美形揃い。 可愛い美少年もいる。


国王が話しかけると、一切敬語を使わない。 敬っていないのか。

騎士団長が俺たちを紹介しても、興味なさげだ。


シレラが黒竜の事をいう。 俺も聞いた。


なぜか訓練場に、少年を2人で中央へいく。

すると少年をいきなり空中へ投げ上げるじゃないか。


酷いやつって思って叫んだ。

「黒竜、見たいんだろ」って彼が上を指す。 黒竜が上空30m以上のところにいる。


想像以上に大きくて、その姿に震えて思わず腰がぬけて地べたに尻もちついた。

国王がどう騎乗するのかって聞いたら、ジャンプするだけって。

はぁー、騎乗の鞍とかないし、意味わからない。

なのに彼は普通にジャンプして高さ30m以上の黒竜にのった。


そして、もの凄いスピードで旋回、回転してる。

なんで彼、普通な顔して落ちないのさ。 唖然とした。

どう降りるのかって思ったら、ジャンプして降りてきた。 30M2以上の高さからだぞ。

その勢い死ぬだろって思ったけど、普通に着地して、そのあとおぼつかない少年をキャッチした。


なんなんだあいつ、規格外じゃないか!

「ユウト殿、あれが黒竜だけど、どう乗れそう?」って聞かれた。

「正直、あのスピードで飛ばれたら、吹き飛ばされるのが関の山です。 彼がなぜ普通に騎乗しているのかがわかりません」

「それ、僕も知らないんだよね。 なんでいつも落ちないのかって不思議で聞いたけど、ただ普通乗っているだけっていうんだよね。」

「国王様、騎乗したとき彼は本当にジャンプしただけなんでしょうか? 魔法とか、転移で騎乗したとか。」

「ユウト様、平民の使える魔法は生活魔法、そして傭兵上がりのウルハ大将が使えるのは身体強化のみですわ。 演唱魔法は、貴族位が学びますの」ってシレラがいう。


なんだよ、規格外のチートじゃないか。

せっかくの俺の第二の人生、俺は欲しいもの全て得るって決めたんだ。 あいつを利用するだけ利用しよう。


「国王様、ウルハ大将の部隊は王国最強と聞きました。 彼らの部隊も俺たちが魔王領進行の際、同行してもらう事は可能でしょうか?」 先行させて露払いに使ってやる。


「それは今答えられないけど、ギースと相談してみるよ。 なんせ彼らいないと、人間領があっという間魔物に侵略されてしまうから。 君達一行は、シレラが出した進行計画通りに進めるって事でいいかな?」


どういう意味だ。 彼らがいないと魔物に侵略されるって。

「はい、父上、来月から魔王領に向けて旅立ちます。 その際は」

「わかってるよ、大々的に勇者ユウト殿のお披露目、出立式だね。」

「はい、ありがとうございます」って嬉しいそうにいうシレラの笑顔は可愛い。


でも、なんだあのギースって奴。 イケメンだし、チートだし。 それに、あの周りも美男、美女揃いってどうなんてるんだよ。 俺は、この世界に来て初めて嫉妬した。

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