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俺だけ、牢の中にいる

牢屋に入れられて、約1か月経過。


まじ、暇すぎる。

週に一度だけ、濡れたフキンをくれて身体がふける。 もう、風呂入りたい。 だから風呂入った事ないんだけどな。 髪はもともと紐でひとつに纏めてる。 なんか短くする気がなくて、前髪だけナイフできっていた。 今は纏めておらず、肩から10cmほどで、前髪も目にかかるぐらいだ。 前髪切りたいけど、魔法発動禁止の錠のおかげで次元ボックスが使えない。


ある日、「面会だ」って言われて、あれから始めて牢屋からだされた。 

手足に錠はついたままで、鎖つきで歩く事だけできる。 


俺を呼びにきた兵士の後っていうか、俺の両腕はそれぞれ兵士に捕まれていて、運ばれている状態。

足枷の鎖がそこまで長くないし、俺、ガキだし歩幅と身長差でそんな感じになった。

連れてこられたのは、ちょっと豪華な部屋だ。 

部屋に入った時いたのは、金髪で碧眼の容姿の整った20代半ばか後半のいかにも貴族っぽい青年と、隣にはいかつい顔した筋肉隆々のオッサンがいた。 誰だこいつら。


「アーサー王太子殿下、ならびにグリトニー騎士団長、かの囚人を連れて参りました。」って俺を連れてきた牢兵の1人がいう。

ふーん、こいつが王太子ってやつか。 


「ありがとう。 彼に話しがあるから、君達は下がって」っていう王太子だ。

俺は床に放りだされて、牢兵は「御意」って言って退室していった。

囚人っていってもな、保護されたと思ったら、捕まっただけだ。


「さて、邪魔者もいなくなったことだし、黒猫君」って王子がいう。

ほうほう、俺が黒猫って知って、それで俺は捕まっていたって事かよ。


俺を舐めるなよ。

オッサンのほうが強いからな、とりあえずオッサン目掛けて立ちあがりつつ、オッサンに上乗りになって鎖で首しめた。


ちぃ、オッサンに頭掴まれて床に激突だよ。

「ちぃ、制御なきゃな」って、ついつい俺。

「このガキ、いきなり何する!」ってオッサンが俺の頭おさえながら言っている。


「うるせぇーな。 逃げるためにきまってんだろ」っていったら胸ぐら掴まれて殴られた。 

血はでるけど、俺なんか回復しやすいからあんま痛くない。 絶対、後で倍返ししてやる。


「グリトニー、いい加減にしろ。 それに、黒猫も落ち着いて話を聞け、」って王子の静止がはいり、オッサンが殴るのを止めた。 でも、俺はムカついてるからな、隙に、顔面に蹴りいれといた。

ふん、壁に激突して「きさまぁーーーー」っていってる。 ざまぁーみろだな。


「黒猫、落ち着け。 話しがしたいだけだ」って王子に言われて、しかたなくソファーに座った。

ふかふかな座り心地だな。

オッサンのほうはというと、顔面蹴ったから唇とか鼻血だしてる。 ざまぁーねぇーな。


「グリトニーも落ち着くんだ」って王子がなんか演唱したら傷が治っていく。

なるほど、細胞を活性化させて、あー、なんか俺の頭の中に人体構造がながれていく。 ふむふむ、この手錠が外れれば自分の傷は回復できるな。


そんな事考えてた俺。


「さて、落ち着いた所で、黒猫君、いやギース・ウルダハーヴィ君、僕は君を傭兵団にいれたいと考えている。」って王子が言ってきた。


なぜ、俺の名前をしってるんだよ。 それに、ウルダハーヴィって、ふざけんな! 傭兵団ってなんなんだよ!


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