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久しぶりに王都へ帰還 後編

いらない女がやっと黙ったって思ったら、なんか身体くねくねしている。

変な想像してないといいがな。 腹パンすれば、師匠の愛とかわけわからん事言うし、ヴォルを見る目は、変だしな。 そんなヴォルは、いらない女の事が嫌いだ。


というか、珍獣組で、いらない女の事を好きな奴はいないな。

とりあえず、もう実家から通わせる事にしたし、あとはトリスに任せたから、これで少しは損害が減るだろう。


なんて考えながら、エール飲んで、タバコに火をつけて一服する俺。


「ウルハ大将、お食事中すみませんが、陛下からの伝言で、勇者様一行に黒竜をみせてくれとのことです。 申し訳ないのですが、王宮の訓練場に来ていただけないでしょうか?」ってアーサーの側近だ。


「それって今すぐか?」 俺は食べ終わったけど、他はまだ食べてるし。 食事中に邪魔すんなよな。


「ええ、陛下も訓練場でお待ちしてますので」って言われた。


アーサーもいんのかよ。 面倒だけど仕方ないか。

「はぁ、ヴォル、いくぞ」っていうと、急いで昼めしをたいらげているヴォル。


こうして、なんだかんだで、俺、珍獣組、テッドで向かう事になった。 

片付けは、女を除く男どもに頼んだ。


◇◇◇

訓練場に行くと、7人の男女がいる。 俺が知ってるのは、アーサー、騎士団長、んで王女にレイナだ。 他男2人と女1人は知らない。


ちなみに、俺とグリはタバコくわえたまま。 宿舎から、この訓練場までは外で移動できる。


「陛下、ウルハ大将と隊員達をお連れしました」って側近がいう。

「ギース、今回の遠征ご苦労だったね」ってアーサー。

「ああ、半年以上にわたって、寝る暇なかったわ。 馬車馬のように働かせやがってよ」って文句いっておく。

周りは引きつってるけど、知らんがな。

「うほん、ウルハ大将に紹介しよう。 こちらが、勇者召喚に応じていただいた勇者様のユウト様だ」って金髪碧眼の隣りにいっていう騎士団長。

ふーんって感じだ。

「で、彼女がトートガ帝国の令嬢でエイナ嬢。 攻撃魔法の使い手だ。」

「こいつが俺の息子のタイガだ。 あとは知っての通りで、シレラ王女にレイナ嬢。 彼ら5人で勇者一行のパーティーを組んでいる。」と説明する騎士団長だ。


なんか勇者君、こっちを睨んでるし、まぁ他もにたようなもんだ。


「それで、黒竜を見たいって聞いたが?」


「ええ、私達が魔王討伐に向けて魔王領に向かうのに馬車では時間がかかるので、ウルハ大将が飼っている黒竜をお貸し頂きたくて、でも父上が一度見てからという事でお呼びしましたの」って王女だ。 なんか、いつもと違う。 優しい口調だ。 猫被ってるな。

「えーと、ギース君だっけ、黒竜呼んでもらっていいかな?」って勇者君。


呼ぶとか飼うとか何言ってんだ。

アーサーみたら、頬を指で謎ってる。 あー、俺の横でピタッとくっついているヴォルが人化してるの知らないのか。

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