即位祝賀パーティ
テッド達人間組に先に行かせて、俺と珍獣組は後からパーティへ参加。 ヴォルは俺の部屋で寝てる。
遅れた理由、風呂にのんびり入ってたからだ。
「ギース、おっせーぞ」ってガフ。
「風呂にはいったし、最初の挨拶とか儀礼とか嫌だからだ。」っていっておく。
「他の奴らは?」
「勝手に飯食ってるんじゃねぇーって」俺も食ってるし。 そういうガフも飲んで食ってる。
お貴族様はダンスしてたり挨拶周りに忙しい。
「ギース殿、グリトニー騎士団長が探してましたよ」っていうテッド。
「用事がありゃこっちに来るだろ」っていっておく。
そんな事言ってたら、グリトニーがもう一人連れてきた。 年齢は、30代後半ぐらいのガタイのいいオッサンだ。
「やっときたか、ギース。」っていうのはグリトニー。
「いろいろ用事があってな」って言ってたら苦笑いしてるし。
「まぁ、今日もなかなかの活躍だったみたいだな。」
「たいした事はしてねぇーよ。 暗部の方が大変じゃないか?」
「だろうな。 諜報やら今、情報整理におわれてる。 俺達もこのあと会議だ。」
「そりゃ、ご苦労なこった」
「き、貴様、先ほどから騎士団長への言葉遣いはなんだ! 平民のくせして」ってグリトニーが連れてきた奴がいう。 こう偉そうなの多いよ。 貴族って。
「ローガン、黙れ。」
「しかし、」
「ギースはいいんだよ。 こういう子だ。 階級もお前より上だ。 軍人である以上、階級がものをいう。」
「しかし、それでも、貴族と平民である以上、本来この場にいるのも身分違いというものです。 それを理解させる必要があります。 未成年という話しですし。」
「ローガン、お前は頭が硬い。 陛下の招待できてるのだ。 まぁいい。ギース、こいつが今回、新たに副騎士団長に任命されたローガンだ。 わしも老いぼれだ、こいつの教育が終わり次第、数年後には引退だ。 今後、顔をあわせることもあろう、紹介にきたが今日は失礼するな。」って言って、去っていった。
「貴族の騎士ってそんなに偉いのか?」
「彼らは演唱魔法が使えますからね。 一般の平民は、生活魔法のみ、傭兵だって身体強化までですから。 それ故ですね。」っていうテッドだ。
今いちピンとこない、まぁ頃合いで、俺はパーティから抜け出して宿舎に戻った。




