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新人が来た 中編

Side:ダンカン、ヘクター

辞令で、国王直轄の部隊に配属になった俺とヘクターだ。しかも、そこには子供の時憧れていた傭兵のテッドさん、それにガフさんがいる部隊。


年に一度のコロシアムの試合を見て、素早い身のこなしの剣技に憧れた。 テッドさんが出場した最後の試合は風邪ひいて行けなかった。 噂で決勝に負けたって聞いた。 


それから、数年後傭兵試験に合格して、翌年きたのがヘクターだ。 本当はガフ少将1級、そしてテッドさんがいる29番隊に入りたかったが長期遠征でダメだった。

俺は、訓練と勉強して、一般兵の試合で15歳で優勝した。 ヘクターは翌年に優勝した。 最年少優勝だと思ったら違うってジョージ教官長に言われた。


少将になって、29番隊へ、ヘクターと一緒に異動願いをだしたが却下された。

理由は教えてくれない。

昨日ジョージ教官長に呼ばれた。

「ダンカン、ヘクター、人数合わせだが、明日から新設される部隊に配属になった。」

「ジョージ教官長、それはどこの部隊ですか?」

「君達が望んでた元29番隊だ。 ただアーサー殿下、明日からはアーサー陛下直属で、彼らはすでにに王宮の新設した宿舎にいる。 即位式や任命式があるから、君達はお昼頃に新設した宿舎に来てくれとの事だ。 ただ、配属にあたりこの魔法契約にサインしてくれ。 もちろん、断ることも可能だ。」というジョージ教官長だ。


契約書の内容は、配属後その隊内での、隊員の素性、戦力及び任務や訓練内容全て隊を脱退しても他者に口外及び書面に残す事を一生禁止となっている。 どういう意味かわからないが、憧れた29番隊へ行ける事を考えれば断る理由もなく、サインした。


◇◇◇

当日、お昼に傭兵の支給された服きてヘクターと新設された宿舎へ向かった。 お昼時だから食堂へいったら、黒い服きた黒髪の少年が、頭にぬいぐるみを乗せて料理している。 きっと、見習いだなって思ったら、挨拶してやったら、テッドさんを呼び捨てだ。 チビがって殴りかかったら蹴り飛ばされて勢いでヘクターとも外へ出された。


「ぐふぅ」すんげー腹がいたい。 なんちゅう重い蹴りだ。

「いたた、ダンカン、早く退いてくれ」って俺の下敷きになったヘクターだ。


起き上がろとしたら、黒い服きたテッドさんと銀髪短髪のイケメンでガッチリした体型の20代半ばの人が睨みつけてる。

「ギースの兄貴の料理中は、邪魔禁止なんだよ」って指バキバキ鳴らしてる。

「グリさん、訓練場のほうで」っていうテッドさんだ。

そのまま首根っこ掴まれて俺たちは移動してる。

「君達が、ダンカン、ヘクターだね。 さっき食堂で料理してたのが、我が隊の団長ギース・ウルハ大将だ。 もうすぐ15歳の14歳。 ちなみに僕は一応副隊長だけど、強さでいったら君達除く中で下から3番目だ。 ギース殿がこの隊で1番強い」っていう。


「はぁーー? あのチビが」って言ったら、グリさんって人に殴られた。 すげぇー痛いし、数メートルは飛んで背中がいたい。 口きったみたいで血の味がする。

「よーく聞け、この馬鹿ども。 ギースの兄貴の料理が旨すぎで作ってもらってんだ。 だが、料理中に邪魔されるのが嫌らしくって、料理中はヴォル坊以外食堂兼厨房立入禁止だ。 破ったら、自分達の分は自分で作らなきゃいけねぇーんだ。 二度と邪魔するな。 俺らにとって死活問題なんだよ」っていわれながら俺とヘクターは殴る蹴るの暴行だ。


もうなんだよ。 絶対邪魔しませんって言う前に意識が飛んだ。

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