新人が来た 前編
ちゃっちゃと式服から、支給された戦闘服、これも黒に着替えて俺は昼飯作ってる。
タバコふかして、エールのみながら。 ヴォルは頭の上にいる。
[兄貴、今日のお昼なんっすか?]
[次の任務まで、時間ねぇーから、焼きうどんとロコモの唐揚げだ]
[やったっす。 俺、唐揚げも焼きうどんも好きっす]
[おまえ、俺の魔力くって、ご飯もくうのかよ]
[うっす。 ご飯食べなくても生きれるっすけど、兄貴の料理がくいたいんっす。]
[へいへい、他のやつらともおんなじだな]
っていいながら、隣で唐揚げ揚げて、茹であがったうどんの水切りしてる。 ったく、みんなよく食べるから20人前作る俺。
「おい、そこの黒髪のチビ」って声だ。 俺いま忙しいんだよ。
「なんだよ、俺、忙しい。」
「よく聞け、俺様は、少将2級のダンカンだ!」
「そして、俺は、少将3級のヘクターだ。 すげぇーだろ!」
なんだこいつら。 面倒。
「テッド! あとグリかフェンこい!」って怒鳴って呼んだ。
「チビ、テッドさんを呼び捨てだと!」
って向かってきたから軽く蹴り飛ばして外に出した。
「ギース殿なんですか? って今の音」ってテッド。
「ギースの兄貴、飯か?」ってグリだ。
「今、作ってんだよ。 んで、そこの馬鹿2人が邪魔するから、テッドとグリで躾しとけ」
「「了解」」って言って2人は、馬鹿2人連れて外に出た。
焼きうどんの調理にはいれるよ。
昼飯できた。 各自呼んで飯の時間だ。
「んで、馬鹿2人は?」ってエール飲みながら、焼きうどん食べる俺。
「グリさんがのして、外の訓練場に放置しました。」
「ギースの兄貴の料理中に邪魔するなんてな、最悪だぜ。」
「まぁいい、これ食べ終わったら、俺ら任務だから、馬鹿2人はジョンとジョジュアが見とけ。 なんかすげぇーいばってたけど」
「「了解です」」って双子。
「17、16で少将2級、3級だと威張るやつ多いんだ。 まぁ、実力はあるほうじゃないか、って言ってもこの中だとジョン、ジョジュアよりはるかに弱いと思うが。」っていうガフ。
「んじゃぁ、使い者になるまで時間かかるな。 外に作らせた10KMの障害物コース、身体強化なしで10周させとけ。 んで、その後、紙、薪割りな」って俺が言っておく。
「「了解です。 たぶんギース殿たちの任務終わるまで無理かと」」
「あいつら、夜でないといけないのか?」
「いえ、特に彼らは初日で、僕達からしたら見習い扱いでよいかと」っていうテッド
「見習い扱いってことは」
「「「食事はギース(殿)(の兄貴)(の大将)で」」」
「作れるかもしれねぇーだろ。 馬鹿2人は、今夜は自炊させとけ」
「「了解です」」って双子。
昼飯後、俺と珍獣組は外装着てフード被って任務にいく。
ヴォルは俺の頭でフードすっぽりかぶっておさまってる。




