表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/65

一般兵対抗戦

俺ギース、傭兵団に入って半年が経過して、8歳になりました。 身長は、ちょびっとのびて123cmです。

今は、宿舎は1人部屋。 階級もあがって2級だ。


3ヶ月かけて木刀二本で最上級クリアした。 楽しかった。

魔武器も使い慣れ、魔物の群れとかゴブリン、オークの集落とか討伐する時は刀2本を使うようになった。

ガフや、素材買取のオッサン ダッカにいつも突っ込まれる。 お金も結構貯まって、100万Gある。 

ちなみに、ムーニはギリギリで4級になった。

ムーニとは、俺が昇給して部屋を移動してからほとんど話してない。敬遠されているみたいだが、俺としては絡まれずに済んでいい。 ってか、階級は俺が上だから、絡まれる事もない。


◇◇◇


今日は年に一度、一般兵による対抗戦。 と言っても人数多いから各小隊で2名選抜して、予選会は50人によるバトルロイヤルで1人勝ち抜きだ。 本戦は、トーナメント戦で、クジできまる。5舞台で同時に試合。5人になったらまたクジで準々決勝、準決勝、決勝となる。


俺、29部隊から選抜で選ばれた。

武器は木刀、身体強化ありだ。 場外、棄権、戦闘不能となれば負け。

初日、バトルロイヤルは木刀二本で、次々と場外にして予選突破した。

二日目はコロシアムで開催する。 観客とかいる。


控室にいたらガフがきた。

「ギース坊、お前の下馬評低いから賭けてあんだから負けるなよ」ってあんたこれ賭け事になってるのかよ。

「んじゃぁ、勝ったら奢れ」って言っておいた。


その後呼ばれて試合開始。

相手がチビがとか言ってたけど、もう慣れた。 正眼の構えで振り下ろしてきたから避けつつ、木刀で薙ぎ払ったら巨体が場外へ落ちた。 無事勝利だ。


その後クジで、俺は準々決勝から出場。 ちょっとくじ運悪い。

相手は女だった。 なんかぎゃあぎゃあいってたけど無視して、こいつも薙ぎ払って場外だ。 一回休みで、準決勝。 今度は筋肉隆々のオッサンいや20代後半の人だ。 力任せに来るからいなして、肩に木刀を叩きつけてダウンさせた。 本当は頭を狙いたかったけど、首から上はルール違反。

それで、休みなく決勝戦。


相手も身体強化使った速斬りを得意とするようだ、けど俺より遅いからかわして背後から蹴り入れて場外。

なんかあっけない終わりで、一応優勝した。


優勝賞金も出るらしくて、100,000Gもらった。 ちょこっとリッチになった。

8歳の俺、あまり買うものってない。 消耗品と下着、魔物討伐の剥ぎ取りナイフとかしかいらないし、一応討伐時の着用する外装だけは買っている。 それ以外は、食事タダだし、服は傭兵の服が支給されるしな。 結構お金が貯まる一方だったりする。


優勝したからガフにおごってもらえる。 俺の人生初の外食だ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ