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召喚士はまったり過ごしたい  作者: カシワモチ
33/33

不安

文化とは非常に難しい。

俺の元いた国でこんなにも上司?に忠実な人はなかなかいなかった。しかも俺は特に何もしてない。

あれ?これすぐ裏切られて俺死ぬパターンじゃない?

これはよくない!働きすぎは万病の元でもある!

よし。休もう。今日は全力で休もう。

と、いうことで今いる全国民を集結。これだけいても庭に入り切るとは本当に広い庭だな。

「えー。では皆の者!働きすぎはよくない。よって今日を国民の休日とする!」

カレンダーとかないし、固定で休みに出来ないけど適当にこんな感じで休みを作ろう。

「主様!休みとは何をすればよいのでしょうか?!」

「エクス君!休みとはゆっくりすることだ!働かない!そんな日があってもよいだろう?」

会場はざわつく。

「若様。我々はあんまり仕事をしない日を求めていません。っていうより仕事という感じで過ごしてません。やりたいことをやってる。これも若様のおかげ。」

シノはなんていい子だ。俺泣いちゃうかも。

「だけど動いてばっかりだろう?疲れてたりしないか?」

皆一同に首を横に振る。

「我々は好きでやってます。まだまだ建築したい物がたくさんあるのでやらせて欲しいです。」

オーガ達が悲しそうな顔で訴えてくる。

俺は勘違いしてたのか?無理して働いていたわけじゃないのかな。分からなくなってきた。

「主様。もうすぐいい野菜がとれます。楽しみにしていて下さいね。」

ノーム達が楽しそうだ。

「わかった!時間を取らせてしまいすまなかった。各々好きなように過ごしてくれ!」

そういうとわーっ!と盛り上がった。所々国王陛下万歳が聞こえるのは聞かなかったことにしておこう。


演説が終わったあと、吸血鬼娘達がよってきた。

「主様ー!見て欲しい物があるですー!図書館まで来てもらってもいいですかー?」

もちろんだ。断る理由がない。

俺は吸血鬼娘達と図書館に向かった。

驚いた。図書館の広場に巨大な本が浮いていた。

「これは?」

「ワールドディクショナリーですー!世界を掌握するのに便利な本ですよ!」

何やらよくない物のような気がする。

「使うものなのか?どういう物なんだ?」

「はいー!これは過去現在未来で行われていることや行われていたこと、行われるはずの事を検索できるですー!秘密を握ることも出来る便利な物ですよー!これで我が国は最強の国になれるですー!」

なんて物を作るんだ!ってか凄すぎない?

「最初は主様に世界の事を知ってもらうために作ってたですが、それだけじゃダメだって思ったです。」

るんるん顔で褒めて欲しそうにしている。

「あー。素晴らしい!流石だぞ!らー。りー。るー。れー。ろー。ありがとうな。」

きゃっきゃっと皆喜んでくれている。

何かあった時だけ使おう。


次は錬金術師達に呼ばれた。錬金室へ向かう。

「主様。いい物が出来ましたよ。」

そう言って指さした先にはこれまた巨大なクリスタルが浮いていた。

「これは?」

「はい。これは天候石と言いまして、指定した範囲の天候、もしくは朝、昼、夜を自由に変更出来る石です。これがあれば世界の運命を握ったも同じ。是非お納め下さい。」

やばすぎだろ。世界征服まっしぐらじゃん。ってかこんなの作れるの?

「我々の血と汗の結晶です。もちろん主様にしか使用出来ないようにしてあります。」

「お、おお!素晴らしいぞ!君たちの努力を見せてもらった。ありがたく使わせて貰おう!」

そういうと錬金術師達は顔を見合わせている。まぁ顔が見えないからどんな表情か分からないが、喜んでいるように見える。

使わないよ?雨が鬱陶しい時だけこの周囲の天候を変えるくらいに留めておこう。


あれ?なんか国作ってるけど皆血気盛んじゃない?

戦争とかしないからね?


不安だなー!

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