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ココ  作者: 竜胆
21/28

看病

母が風邪を引き、文は看病に奮闘します。

母は九時近くになって起きて来た。熱は下がっていて、測ったら三六.六度だった。

「お腹が空いた」と言うから、お粥を温めてやり、居間の台の上に鍋敷きを置いて、小さな土鍋を置いて、お椀と木製のスプーンを渡したら、「梅干が欲しい」と言うので、梅干も台所から持って行った。

母はお粥を完食して、「まだ足りない」と言うので、母が好きなバナナをカットしたのにヨーグルトをかけて、蜂蜜もかけてあげた。それを食べ終わってから、母は風邪薬を飲んだ。

「汗をかいた」と言うから、パジャマや下着を脱がせて、蒸しタオルで清拭してあげた。

新しい下着やパジャマに着替えさせて、私は布団のシーツを剥いで替えた。シーツ類などは洗濯した。


母にまたお布団で寝るように言ったが、「寝過ぎて眠れない」と言うから、母が寝ていた布団は外に干した。


「ゼリーかアイス食べる?」と聞いたら、「アイスが食べたい」と言うので、冷凍庫から抹茶アイスを出してあげた。私もバニラアイスを食べた。母は麦茶を飲み、私はアイスコーヒーを飲んだ。


母に「薬局に行って来るね」と言って、OS-1五本と風邪薬を買って、歩いてうちまで帰った。薬局の女性の店主さんが母を心配して、買うと千円もする栄養ドリンクをくださった。母が洋服屋さんをしていた頃からの付き合いで、二人は仲が良くてコーラスサークルに一緒に所属していたり、商工女性部では二人とも役員をしていた。

母は猫たちを撫でていた。だいぶ顔色が良くなっていた。

私は手を洗い、うがいをしてから、お昼ご飯にうどんを作ろうと昆布と鰹節で出汁を取り、乾麺のうどんを茹でた。卵焼きを作り、大根おろしを作って器に入れた。

「お母さん、お昼ご飯にうどん作ったけど、食べれそう?」と聞いたら、「うん。ありがとう。手を洗ってから台所に行くわね」と言って、洗面所に行った。私は猫たちにエサを作ってあげた。


母は、すうどんに梅干しを入れて食べていた。私も真似して梅干しを入れて食べたら、意外な美味しさがあった。「消化に良いらしいから」と私は大根おろしを作った理由を言った。「よく知っていたわね。その通りよ、文」と母は言って、卵焼きに大根おろしをかけて、お醤油を少し垂らして食べた。

「食欲戻ったみたいだね。良かった」と私が言うと、母は「この頃忙しかった疲れが出たみたいね」と言った。「食べ終わったら、猫たちと寝たらいいよ」と私は言って、風邪薬とオブラートを出した。「栄養ドリンクを下さったから、夜寝る前に飲んだらどうかな」と母に栄養ドリンクを渡したら、母は薬局の店主さんに電話をかけて、しばらく話していた。

私も昼薬を飲んで、丼やお皿を洗ってから、外に出て煙草を吸った。うちに戻って、手を洗い歯を磨いた。

母のお布団を取り込んで、和室に敷いてあげた。

母はマスクをして布団に入って寝た。疲れが溜まっていたんだな、と思った。その疲れの内には、私の隣県から来た友達の事も含まれているのだろうと、心苦しくなった。


私は昔のフランス映画をDVDで観た。この映画の監督が亡くなった時には、この映画は単館系の映画館で上映されて、私は観に行きパンフレットも買っていた。

映画好きは母からの影響で、中学生の頃から母と観に行ったり、一人で観に行っていた。母はヨーロッパの映画が好きだった。


母が起きて来て、「お風呂に入りたい」と言うから、「今日までは清拭で我慢して」と言って、身体を蒸しタオルで拭いてあげた。顔をマッサージしてあげたら喜んでいた。


「晩ご飯、何食べたい?」と聞いたら、「お好み焼き」と母が言うから、私は八百屋さんに長芋を買いに行った。

帰って来て、手を洗いうがいをしてから、冷蔵庫で冷やしていたトマトを洗って、スライスしてから蜂蜜をかけたのを母に出した。母は不思議そうな顔をしていたが、「騙されたと思って食べてみて」と私が言うと、フォークを持って蜂蜜がかかったトマトを食べた。「まぁ!美味しいわ」と母は完食した。母はトマトが大好きだし、きっと気に入ると思っていたが、ここまで感激するとは思っていなくて、こちらまで嬉しくなった。「お花の先生に習ったのよ。私も初めて食べた時には驚いたわ。疲れが取れるでしょ」と言うと、「うん。トマトが好きだし、嬉しいデザートだわ」と母は言った。


長芋は父に擦ってもらう事にして、キャベツを粗みじん切りに切った。豚肉のバラ肉を冷凍庫から出してレンジで解凍した。

インゲンの胡麻和えも作った。黒胡麻を使った。

夕薬を飲んだ。料理の下ごしらえが出来たから、外に出て煙草を吸った。うちに戻って、手を洗ってうがいをした。


父が帰って来たから、「長芋を擦って欲しいの」と頼んだら、父は手を洗ってから、擦り器で長芋を擦ってくれた。

私はキャベツに長芋を擦った物と、桜海老を混ぜて、小麦粉をカップ一杯入れて、卵を三玉割り入れて、出し汁を加えて混ぜた。

テーブルにホットプレートを出して、加熱してからお好み焼きの種を落として焼いた。父のお好み焼きにだけ、豚のバラ肉を乗せて焼いた。

母はビールを飲んでいた。「ビールが美味しいわ。風邪治ったみたい」と、ニコニコと笑いながら言っていた。父は芋焼酎を飲み、私はノンアルを飲んだ。インゲンの胡麻和えも好評だった。


皿などを洗って、ホットプルートの鉄板も洗って、拭き掃除をしてから箱に入れてしまった。


母には緑茶を淹れ、父と私はコーヒーを飲んだ。父に送られて来たお中元の包みを開けたら、立派な黄桃がたくさん入っていた。早速一つ皮を剥いてから果物ナイフで切った。皿に盛り付けて三人で食べた。とても甘くて果汁がたっぷりで美味しかった。部屋中に黄桃の甘い香りが漂っていた。


私は母のシーツを変えてあげて、早く寝るように言ったが、母はサスペンスドラマを観ていた。


私は浴衣を持ってお風呂場に行き、お風呂に入った。髪を洗い、身体を洗っていたら、猫たちが浴室の外から鳴いているのが聞こえて来て、中に入れてあげた。蓋の上にバスタオルを敷いてやり、私は湯舟に浸かって今日は猫たちの身体は洗わなかった。

お風呂を上がり、髪を乾かしてから浴衣を着た。

肌のお手入れをして、歯を磨いてから、お風呂場を出て就眠薬を飲んだ。今日は早起きしたせいもあり、眠たくて仕方がなかった。両親に「寝るね」と言ってから、寝室に行ったら、猫たちはベッドの真ん中に寝ていた。私はココを抱っこして、腕枕をしてから身体を撫でてやり、いつの間にか寝ていた。


翌朝は七時前に目が覚めた。中途覚醒もせずに熟睡した。

顔を洗い歯を磨いて、臙脂色にカキツバタの絵柄が描かれて居る浴衣を着て、紫色で裏が緑色の帯を絞めた。髪は真ん中くらいの高さに結ってから、蝶々の形で七宝焼きの簪をさした。薄化粧もした。

猫たちが鳴いたから、エサを作ってあげた。

両親はまだ寝ていたから、両親の朝ご飯にブリの照り焼きと卵焼きを焼き、ワカメとお豆腐のお味噌汁を作った。大根おろしも擦って作った。

朝薬を飲んでから、パンを焼き、ヨーグルトを硝子の器に盛って、冷蔵庫から、桃のジャムを取り出して、パンに塗り、ヨーグルトにもかけた。お湯を沸かしてコーヒーも淹れた。

外に出て煙草を吸って、郵便受けから新聞を取り出した。

うちに入って、手を洗い歯を磨いた。


新聞をテーブルで読んでいたら、父が起きて来た。今日は日曜だから、仕事が休みのようだった。

父に朝ご飯を並べてあげた。「お茶?麦茶?」と聞いたら、「お茶」と言ったから、お茶を淹れてあげた。


父が食後に「コーヒーを淹れてくれ」と言ったので、コーヒーを淹れてあげたら、父はコーヒーが入ったマグカップを持って、居間のソファーに座り、新聞を読んでいた。


母が起きて来たから、「調子はどう?」と聞いたら、「もう治ったわ。シャワーを浴びて来る」と言ってお風呂場に行った。母は髪も洗っていたから、髪をドライヤーで乾かしてあげた。

母に朝ご飯を出したら、母は完食した。本当に治ったんだな、と安心した。


シーツ類などを洗濯した。母の布団を外に干してから、掃除機をかけて、コロコロで猫たちの抜け毛を取った。


外に出て煙草を吸って一服した。


うちに戻り、手を洗いうがいをした。

両親は麦茶を飲みながら、ゼリーを食べていた。私も冷蔵庫から梨のゼリーを出して、麦茶をコップに汲んだ。


年下の友達から、「お昼ご飯を食べに来られませんか」という内容の

ラインが来た。

私は両親に話したら、「行って来なさいよ」と母が言い、父も頷いていたから、「お邪魔します」と返事を返してから、早めに昼薬を飲んでから、バッグにハンカチとティッシュ、お財布とスマホを入れて、日傘をさして友達の家まで歩いて行った。

途中で駄菓子屋さんで友達のお子さんにお菓子を買い、酒蔵の直販所で直販所限定の原酒を買って、友達のお宅まで歩いて行った。


旦那さんがコーヒーを淹れてくださり、そのマグカップが信楽焼で洒落ていたから、「いいですねー」と私は言いながら、コーヒーを飲んだ。

友達は色んな種類のパンを出してくれた。月に半分くらいしか空いてないパン屋さんのパンだった。私もその店が好きで、パン以外にもハーブティーや、外国製のお菓子が並べてある店内は温かみがあった。

彼女はパンをオーブンで温めてくれていた。ネーブルも切って皿に盛ってあった。

私がお土産を渡すと旦那さんは「気を遣わなくていいのに」と言われていた。子ども達は駄菓子の奪い合いを始めて、ケンカになってしまった。


私は食べた事が無かったパンとネーブルを食べた。パンは食べやすいように、友達が切ってくれていた。旦那さんに勧められるままたくさん食べてしまって、苦しくなった。


食後に子ども達が散歩に行こうと言うから、近くを散歩した。どんぐりを子ども達は見付けて拾っていた。私も拾うのを手伝った。地面には、リュウノヒゲがたくさん生えていて、青紫の実が美しかった。


友達のお宅に帰り、手を洗わせて貰ってから、子ども達とフラフープをして遊んだ。私は全然出来なかったから、子ども達に笑われてしまった。


子ども達がお昼寝の時間になったから、私もお暇した。子ども達から、「また来てねー」と言われて嬉しかった。

旦那さんに言われて、友達がうちまで車で送ってくれた。「お邪魔しました。旦那さんによろしくお伝え願います」といってから、友達と別れた。


うちに帰り、煙草を持って外に出て、煙草を吸った。煙草を吸いたくて仕方が無かった。

うちに入ってから、手を洗い歯を磨いた。

両親はソファーベッドに寝ていた。


私も寝室に行き、猫たちと昼寝をした。


母は普段は元気いっぱいなのですが、たまに電池切れしたかのように、熱を出したり風邪を引きます。。。

父は風邪を引きません笑


お読みくださり、ありがとうございます!

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