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星座が導くままに、進め、少女たち。  作者: 大川魚
黄道十二宮を探せ
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第四番の後日談

おまけのようなものです。

 「そういえばどうして颯真と楓真は友里亜のこと知ってたの?」

 疑問に思ったユメノは聞いた。

 「あ、それ私も気になった。颯真も楓真も村から出たことなかったんでしょ?どうして?」

 雨音も聞く。興味津々に。

 「ああ、それはね。姉さまは学校の何かで調べ物をしてたの。昔」

 颯真は答える。あくびをしながら。

 「姉さまは双子村を調べることになったらしくて、その時に仲良くなったの」

 楓真は答える。目をこすりながら。

 「あ、友里亜も双子村に行ったことあったんだ」

 ユメノはなーるほどと言わんばかりに納得した。

 「ところでその友里亜本人についてなんだけど……」

 雨音は街で手に入れた新聞をみて、驚いた顔をした。

 「すやすや」

 「すやすや」

 双子は眠かったらしく、すでに眠ってしまった。

 「友里亜がどうしたの?」

 ユメノは続きを求める。

 「あの子、すごく天才で特に分析能力に長けているんだって」

 雨音は静かに新聞をとじる。

 「お金持ちで美女でさらに天才ときたらこれは……」

 ユメノも察したらしく、目をそらす。

 「そんな人が旅に出るなんてね……」

 雨音もユメノと同じ方向を見る。

 もったいない

 二人の心の声が一致する。

 それでも、すっかり暗くなった外の中を走る汽車の中でゆらゆらと揺られる四人の姿がそこにあった。今夜もどうやら綺麗な星空である。

ほぼ会話です。汽車の中という設定であれば想像は皆様にお任せします。

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