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拳、アリア編

~あらすじ~

無事電子空間を救い

翼達と別れを告げるアリサ

今度救う世界はさらに異質なところだった

銃と剣と魔法が交わる世界

果たして彼女はこの世界を救うことが出来るのだろうか?

~リアター~


 神に選ばれし人間

 その人間のことを人は”リアター”と呼ぶ

 リアターと呼ばれる戦士は”神具”と呼ばれる武器を与えられ

 大変丁重に扱われる

 リアターは100年に1人しか現れない

 だが例外もある

 今回の話は2人のリアターが次々と敵と戦う物語である


~拳、アリア~


「ヒュー、今回の敵も楽勝だったな!やっぱ俺ってかっこいい!!」

「あなた、任務が終わったらいつもそれね、いい加減その”やっぱ俺ってかっこいい”っていう口調直したら?」

「しょうがねえだろ、癖は癖なんだから、それに敵を倒したんだからそれぐらい言わせろよ」

「はあ、もう勝手にしなさい」


 私たちは山に住み着いているドラゴンを退治していた

 ドラゴンは魔物の中で最も危険な種類で倒せる人間はそう簡単にはいない

 だけど、神具をもつ私たちリアターにとっては赤子の手を捻るぐらい簡単な任務だった


 拳の神具は銃

 威力を自由自在に調節できる上に球切れすることがない

 私の神具は剣

 大きさを自由自在に変えることができ、光を放って周りの目をくらますことができる

 神具は自由に出現させることもできれば消滅させることもできる荷物にならない便利な武器である

 神具は持ち主にしか扱えず、奪うこともできない

 逆に言えば貸し借りもできないということだ

 神具は常に端麗に輝いているため、召喚すればその持ち主がリアターであることはすぐに分かる


「さあ、拳、戻るわよ」

「はいよ!」


 私たちは任務を終え、街に向かうのだった



~崇拝されるリアター~


「おおっ、リアター様がお帰りになられたぞ!!」


 私たちが街に戻ると人々が声をかけてくる


「リアターの拳どの、良くぞ無事戻ってまいりました」

「ああ、ドラゴンぐらい楽勝よ」


 嘘つけ、最初見たときは怯えてたくせに


「そこの戦士どのもお疲れ様でした」

「い、いいえ」


 私は戸惑った様子で答える


「拳、それしまいなさいよ」

「嫌だね、お前のほうこそ神具を隠す必要なんてないんじゃないか?」

「だって恥ずかしいじゃない、リアターなんて呼ばれるのは」

「そうか?俺は敬われるからそれでいいと思うけどな」

「とにかく、あまり目立たないようにその神具をしまいなさい」

「ったく、分かったよ」


 こうして私たちは宿に戻った


~小さな預言者~


 朝私が起きると


「!?」


 私の目の前に少女が現れた

 少女の髪の色は透き通った茶髪で背中まで伸びている

 髪には細かいウェーブがかかっている

 首には花のペンダントをかけていた


「おはよう」

「おはようって、あなたどっから入ってきたの、部屋の鍵はきっちり締めておいたのに」

「私は神の子よ」

「もしかしてあなたもリアター?」

「冗談よ、それよりもあなたに伝えないといけないことがあるの」

「何よ?」

「この町からずっと西の街に行きなさい」

「なぜ?」

「理由は行けば分かると思うわ」


 そういって少女は消えた


「何だったのかしら今のは?」


 私はしばらく唖然としていた


~便利な預言書~


 最近”ラタルタの予言”が変わってきつつある

 今までは”少女は”などと曖昧な表現があったが

 ”アリサは”などと具体的な表現になってきた

 そして、まるで本と会話をしているような感覚までになっているのだ

 わざわざ持つ必要も無いし本当に便利になってきたわねこの本は


「次の予言ね」


 ”ラタルタの予言”が私の脳内で開く


「抗って……見ようかしら」


 私は呟く











「拳、西へ行くわよ」

「な!?いきなりどうしてさ!?」

「理由はいいからとにかく!!」


 私はどうもあの少女の言うことが気になっていた

 ただの幻覚か幻聴かもしれないけど行ってみる価値はあると思った

 私たちは西の街に向かった


~闇斬り~


「エルフェン、今度はこの街を襲え」

「分かりました!ボス!!」

「ねえねえ、僕は今度はどこを襲えばいいの^♥^♪」

「お前にはこの街を任せよう」

「分かった!それじゃあ行ってくるね^♥^♪」


 俺は”闇斬り”のボス、アルファ・エリクトラントだ

 俺たちは食いつなぐために街を襲っては食料を集める

 目的はそれだけじゃない

 ここは人を憎む人間が集う場所だ


「ボス、何か嫌な気配がするわ」

「どうした?レイニャン」

「いえ、特にどうと言うことはないけど」


 彼女はレイニャン、全てを未来見通す千里眼の力も持っている


「ほう、具体的にはどんな気配がするんだ?」

「分からない、とにかく嫌な予感がするだけだわ」

「そうか、今日は街を襲うのを控えたほうがいいか?」

「いいえ、そのまま続けてちょうだい」

「分かったそうさせてもらう」


 俺たちは今日もいつも通りに事を進める


~エルフェン~


 私たちは西の街サイガンに辿りついた


「ほう、随分と人が多い街じゃねえか、ここだと俺たちの知名度も一気に上がるな!!」

「別にそんな目的で来たわけじゃないのよ」

「へいへい、分かりやしたよ」

「とりあえず、ここで一旦稼ぎましょう」


 私たちはギルドに寄ろうとした

 その瞬間


「大変だ!!”闇斬り”が攻めてきたぞおおおお!!!」


 という叫び声が聞こえてきた


「な!?”闇斬り”」

「”闇斬り”か、チャンスじゃねえか!あいつらを始末すれば俺たちの知名度はぐんと上がるもんだ」


 ”闇斬り”とは数年程前から結成された悪党である

 街を襲っては食料を奪う

 また躊躇無く人を襲うため

 恐怖の象徴として人々を怯えさせている


 私たちは逃げ惑う人々とは逆の方向へ向かう

 そこには罪のない人々を切り捨てる黒いローブを着た人物がいた


 バアン


 拳の撃った銃を黒いローブを着た人物は咄嗟に回避する


「ほう、その武器、貴様リアターか」

「おう、察しがいいねえ、その通りだ」

「まさかリアターと戦える日が来ようとは」


 黒いローブを着た人物はフードを外した


「冥土の土産に教えてやろう!我が名はエルフェン・フレイス、貴様たちを倒す男だ!!」

「ほう、名乗ってくれるとは礼儀がいいねえ、俺の名は剛楽 拳だ!アリア、お前も名乗れよ」

「嫌よ!敵に名乗る名などないわ」

「ホント、お前は礼儀知らずだわ」

「それより来るわよ!」


 エルフェンは剣を右手に持ちながら私たちに向かって突進してきた

 私は拳の前にたち右腰から雷剣を抜き出した


 カキン


 剣と剣が交じり合う音がする


「くっ!」


 エルフェンは私から一旦引き、拳に向かって突進してきた

 厄介な後衛を落とそうという魂胆なのだろう


「ほう、そう来ますか」


 エルフェンと拳との距離が一気に縮まる


「!?」


 どごおおおおおおおおおおおおん!!!!


 大きな物音が響いた

 拳の銃からだった


「ふう、神具を舐めてもらっちゃあ困るぜ!!それにしてもやっぱ俺ってかっこいい!!」


 エルフェンは跡形も無く消し去った


「ちょっと拳!なにやってんのよ!!」

「何って」

「建物が粉々になっちゃったじゃない」

「しょうがねえだろ、こうでもしないとやつは倒せなかったんだし」

「それにしてもやりすぎよ!」

「いちいちうるせえな!”闇斬り”の1人を倒せたんだ、これぐらい許してもらえるだろうよ」


 私たちは口喧嘩をしていた


「あなたたち喧嘩はやめなさい」


 私たちは声のしたほうを振り向く

 そこにいたのは


 見たことがある少女だった


「あ、あなたは!!」

「知っているのか?アリア」

「ええ、今朝私の前に現れた少女よ」

「アリサ・レイニードよ!これからあなたたちの旅に加わることになったわ、よろしくね」

「よろしくって、お前……」

「私、未来を予知する力を持っているの、役に立てると思うけど」

「それは……そうだけど」

「アリア……どういうことだよ?」


 私は拳に事情を説明した


「なるほど、お前が西の街に行きたいって言ってたのはこの少女の図らいだったのか」

「ええ、その通りよ」


 アリサが自慢げな顔で言う


「しかし、俺たちと同行するって言われてもな」

「ねえ」

「安心して、私は食費もかからないし、宿に留めてもらう必要もないわ」

「どういうことだ?」

「そうね、幽霊とでも言えば分かりやすいかしら?」

「なるほど、いいたとえだな」


 拳が納得したように言う


「それより次の街に行きましょう、そこにまた”闇斬り”が現れるわ」

「な!?本当かよ!?」

「ええ、さっきも”闇斬り”を倒せたのだから私の言ってることに信憑性はあると思うけど?」

「そ、そうだな、分かった」


 こうしてアリサがパーティに加わった


~レイニャン~


「大変ですアルファ様!エルフェンに続きガルバ、ドレンシーがやられました」


 偵察していたカリエルが戻ってきた


「何だと!?」

「敵はリアターである男1人、女戦士1人、少女1人です」

「ふうむ」




「フフフフフ、見えた!見えたぞ!!」


 妾が不気味に笑う


「どうした?レイニャン」


 ボスが妾に問いかける


「リアターであるあの男と女戦士は敵ではない」

「ほう」

「だが、あの少女、あやつが厄介である」

「それはどういうことだ?」

「”闇斬り”たちが次々とやられたのもあの少女の予知能力が原因であろう」

「ふうむ」

「だが、案ずることはない、あの少女の正体が分かった以上打つ手はある」

「ほう」


 さあ、どうでる?異世界の預言者よ


~予言の狂い~


「ここにも”闇斬り”が出現したな、アリサ、お前の予知能力はすげえな」


 拳が私を褒め称える


「それよりも次の”闇斬り”が現れる場所を探しましょう」

「そうね」


 アリアが頷く


「次の”闇斬り”の出現地は……!?」


 う、うそ……

 ”ラタルタの予言”には

 ”東に行くと命を落とす”

 ”西に行くと命を落とす”

 ”南に行くと命を落とす”

 ”北に行くと命を落とす”

 ”ここにいると命を落とす”

 と書かれていた

 これじゃあどうしたらいいのか分からないわ


 やってしまった、私はそう思った

 ”ラタルタの予言”には

 ”下手に自分の姿を現さないように”と注意を促すようなことが書かれていたのだ

 私はそれを破った

 好奇心だった、予言に抗ってみたかったのだ

 だがそれがあだになった


「アリサ?どうした??」


 拳が私に聞く


「それが、分からないわ」

「どういうことだ?」

「それよりも早くここから移動しましょう、嫌な予感がするわ」

「ああ、分かった」


 私たちは北に向かった


~マルクス~


「ボス、ただいま戻りましたあ」

「おう、マルクス、お帰り」

「今日もたくさんの人を天国に送っておきましたあ^♥^♪」

「それよりお前に大事な任務がある」

「なんですかあ?」

「オルボズ街に女戦士と少女を引き連れたリアターが現れる」

「へえ、リアターかあ」

「やつらを始末して欲しい」

「ボス、違うでしょ、始末するんじゃなくて天国に送るんだよお^♥^♪」

「とりあえず、行ってこい」

「わかりましたあ」


 そういうとマルクスは部屋を出て行った


「レイニャン、本当にやつらは現れるのか?」

「ええ、予知能力に関してはあの少女よりも私が上よ」

「そうか、お前の力頼りにしてるぞ」

「ええ、期待に応えてみせるわ」


 ハハハハハ、リアター共、我ら”闇斬り”の力を思い知るがいい!


~アリアの弟、マルクス~


 俺たちはオルボズ街に辿りついた


 人の気配がない

 辺りには死体が散らばっていた


「そんな……誰がやったの……?」


 俺たちは呆気にとられていた


「!?」


 突然物陰から黒いローブを着た輩が一斉に襲いかかってきた


「くっ!不意打ちか!!」


 俺たちは咄嗟にやつらの攻撃を回避した

 俺は神具の銃でやつらを撃ち抜き

 アリアは雷剣と炎剣で切り裂いた


「こんなところにまで闇斬りが攻め込んでいたなんてね」


 アリアはため息をついていた


「へえ、さすがリアター、やるじゃない^♥^♪」


 声がした

 屋根の上に人影がある


「君たちも天国に送ってあげるよお^♥^♪」

「あれね……」


 アリサが何か確信めいたことをつぶやいた

 男は屋根の上から飛び降りた


「ま、マルクス……!!」

「あれ?姉さん?久しぶりい、会いたかったよお^♥^♪」

「アリア、知り合いか?」

「どうして……あなたが……」


 アリアには俺の言葉が耳に入ってこなかった

 アリアは唖然としていた


「姉さん、僕が一番天国に送ってあげたい人」


 マルクスは右手から黒い剣みたいなものを出現させ

 アリアに向かって突進してきた

 しかし、アリアは動く様子がない


「おい!どうした!?アリア!!!」


 俺は急いで銃をマルクスに向けた





~死闘~


「くっ!」


 俺は苦戦していた

 アリアが参戦してくれれば状況はまだましになったが

 アリアは相変わらず唖然としたままだ


 マルクスは素早い動きで俺を翻弄していた


「ねえさんの前にまず君を天国に送ってあげる^♥^♪」

「!!!」


 マルクスの黒い剣が俺の心臓を突き刺そうとする

 その瞬間


「あれ?体が動かない……」


 やつの動きが止まった


「今よ!!撃って!!!」


 アリサが叫んだ


 バアン


 俺はやつの心臓を撃ち抜いた

 やつが倒れる


「ふう、危なかったなあ、それにしてもなんでやつはあのとき」

「マルクス……マルクス!!!」


 アリアがマルクスの元に駆け寄る


「ね、ねえさん」

「マルクス……」

「ねえさん、あのとき……何で……僕を……おいていったの?」


~アリアとマルクスの過去~


 私たちは幼い頃、戦争を経験していた

 両親は爆風に巻き込まれてしまい

 残った私とマルクスは必死に逃げ回っていた


 どこもかしこも死体だらけでとても悲惨な状況だった

 日に日に食料も減っていった


「ねえさん、天国ってあるのかな?」

「あると思うわ」

「天国と比べてたらここは地獄だね」

「そうね、マルクスもう寝なさい」

「そうだね、お休み……姉さん」


 これが私たちの最後の会話だった


「ごめんね……マルクス」


 私は残りの食料を全て持ちマルクスを残して走りさった

 私はなんとしてでも生き残りたかった

 何とか私は無事保護されて生き残った


でもマルクスが生きているだなんて……


「マルクス……ごめんね……マルクス」

「ねえさん……天国って本当にあるんだよね?」

「あるわ……あるわよ……」

「そう……じゃあ……僕のやってること……間違ってないよね」

「……」

「ねえ……さん」


 マルクスの息の根が止まった

 アリアはしばらくすると神具と呼ばれる剣を右手に出現させて立ち上がった

 そしてその剣を自分の喉元に向けた


「アリア!何をするんだ!!」


 俺は咄嗟にアリアの剣に銃弾を放った

 アリアの剣が弾け飛ぶ


「私のせいで弟はこんなふうになった」

「お前らの間に何があったって言うんだ」


 アリアは俺とアリサに事情を話した


「私のせいで……私のせいで弟が!!!」

「別にお前のせいなんかじゃない、誰だって戦時中は自分のことで精一杯だ」

「でも……でも!!」

「アリア、あなたの弟は天国で幸せに暮らしているわ」


 アリサが口を開いた


「アリサ……」


 アリアは呆然としていた

 しばらくすると


「う、う、う、うわあああああああああああああああん!!!」


 突っ伏すして泣き出した

 アリサがアリアの頭を抱きしめる

 俺はそれを無言で眺め続けた


~アリサの憂鬱~


 私はマルクスの動きを止めた

 念じてみたらできたのだ

 ラタルタの言う通り私の魂が進化しているからなのかもしれない


 何とか私たちはマルクスという強敵を倒すことができた

 しかし、マルクスはアリアの弟だった

 私はアリアに対し”あなたの弟は天国で幸せに暮らしているわ”と慰めの言葉をかけた

 だけど本当は違う


 天国でお兄様と話をしてたとき

 罪深い魂はその分償いをしないといけないと聞かされていた

 マルクスは罪のないたくさんの人たちを殺したのだから天国へは行けず苦しい思いをしていることだろう

 だけどそんなことは言えなかった


 ”神よどうかマルクスが償いの道を歩み天国へ行けますように”

 私は心の中でそう願った


~次の世界への旅たち~


 私たちは次の街に滞在していた

 ”闇斬り”が襲ってくる気配が無かった

 恐らく闇斬りの主戦力がいなくなったのもあるのだろう

 アリサによるともう役目は終わったらしい

 どういう意味か分からないが私たちは魔物退治をし

 それで資金を稼ぎながら生活していた

 アリサは宿で待機すると言っていた


「ただいま、アリサ?」


 宿に戻るとアリサの姿がなかった

 どこに行ったんだろう?



~屈辱~


「大変ですアルファ様、あのリアター共にたくさんの戦力を送り込みましたがほとんど全滅!!あのマルクスもやられました!」


 偵察していたカリエルが戻ってきた


「何!?」


 俺はしばらく唖然としていた


「おのれえええええええええ!!おのれええええええええええええ!!!」


 レイニャンが叫ぶ


「どうした!?レイニャン」

「あの小娘にしてやられた」


 レイニャンが憎々しい者を見るような目つきをしていた


~アリサの置き言葉~


 花のペンダントが光った


「そう、次の世界へ向かうのね」


 私のこの世界の役目は終わった

 私のこの世界の役目はマルクスを倒すことだった


「さて、その前に」


 私は例の人物に思念を送った


 ”拝啓○○様

 あなた様の千里眼は見事でございました

 しかし、残念ながらあなた様にも”ラタルタの予言”は止められなかったようですね

 私は次の世界へ旅立ちます

 いづれお会いするときが来るかもしれません

 その時はよろしくお願いします”


 私はこの世界から姿を消した


ー拳、アリア編ー

   完

アリサとアマリアのパラレルワールドォ!

第4話


「今日はメイドは買い物で留守だな」


 アマリアは洗面所に忍び込んだ


「おお、あったあった」


 アマリアはアリサの下着に手を伸ばした

 そしてその下着の匂いを嗅ぐ


「う~ん、いい匂いだ」








「アマリア、どこ??」


 アリサがアマリアを探す


「アマリア、あっ!いた……てっ」

「!!」


 そこにいたのはアリサのパンツを被っていたアマリアだった


「アマリアああああああああああああ!!!!!」


 アマリアはボコボコにされた

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