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エベメータ編

ーエベメータ編ー

~あらすじ~

エベメータ

盗賊スラッシュハンドのボス

彼は自分の欲求に忠実だった

幼女を犯し

罪もない人を好き勝手に拷問し

手下に殺し合いをさせる


そんな彼に天罰が下る

 俺の名はエベメータ

 盗賊”スラッシュハンド”のボスだ


「ボス、金銀財宝持ってきやした」

「バカ野郎!! こんなんじゃ足りねえよ」

「すいやせん」


 手下に厳しくしてやるのもボスの役目だ

 もちろん飴もちゃんと与えている

 役に立つやつにはな


「エベメータさん、この子連れてきました」

「ひゃ!!!」

「こりゃまた息の良い幼女だなあ」


 俺の趣味一つ

 幼女を犯すこと

 純粋無垢な心を俺色に染めるのが最高なのだ


「お願いします!! 何でもしますから」

「三回回ってワンって言えよ、あっ縛られてるから無理か」


 俺の趣味二つ

 拷問だ

 人を好き勝手に弄ぶのが楽しい

 断末魔も最高だしな


「お前ら決闘しろ」

「え!?」


 俺の趣味三つ

 手下に殺し合いをさせること

 この厳しい社会生き残るのは難しいのだ


 しかし、最近趣味にも飽きがきつつある


「何か面白いことないかなあ?」


 俺は考え事をしていた


「ん?」


辺りが妙に静かだ

いつもなら手下共の足音やら会話が聞こえるのに


「面白いことならあるぞ」


 突然声がする


「ああん? 誰に向かって口きいてんだごらあ」


 俺は後ろを振り返る


「え、あ、あ、あ、あ」


 そこには得体のしれない化物がいた


 化物は俺に近づく


「ひ、ひ、ひ、おい、誰か! やつを止めろ!!」


 周りには誰もいない

 いるのは生気を失った幼女たちと拷問で朽ち果てたやつらだけだった


「てめえの手下ならもう逃げちまったぞ」

「く、来るなああああああ!!!」


 俺はやつに向かって銃を向けようとした

 しかし


「ぐぎゃあああああああ」


 やつは俺に最接近し

 俺の銃を持った手を掴み思いっきり捻った


「面白いだろ? 自分の断末魔を聞くのは?」


 化けもんが俺に不気味な笑みを向ける


「ぎゃあああああああああ」


 化けもんの俺に対する拷問が続く


「さて、そろそろ飽きてきたな」

「お、お願いします、い、命だけは」

「そうだなあ、立ち上がれたらな!!」


 俺は必死に立ち上がろうとしたが

 よろけてしまう

 拷問で体が傷つきまくっているせいで

 思ったように立ち上がれない


「ダメだな、こりゃ」

「ぎゃあああああああああああ!!!!」


 俺は最後の断末魔を上げた

















「ヘルフェス! どこ行ってたの探したのよ!?」


 アリサ様が俺を叱りつける

 昨日の晩俺は無性に人が殺したくなった

 しかし、アリサ様の近くで殺人など出来ない


 そこでひとけが無いところを探していた

 俺は街を出て悪魔の姿になり空高く舞い上がった

 ここいらの街の近くには砂漠がある

 俺はたまたまそこらへんを探していたのだ


 途中変な窪みを見つけた


 俺はそこに降りてみる

 どうやらその窪みの正体は盗賊のアジト

 だった


 俺はそのままの姿で中に入った

 皆俺の姿を見るやいなや一目散に逃げ出した

 一人だけ後ろを見ていて俺に気づかない男がいた

 俺はそいつを無性に殺したくなった

 そのあとのことは覚えていない


 気づいたらその男が無残な姿で死んでいたのだ


 俺は殺人の欲求を晴らしたところでアリサ様がいる街に戻った



















 ”ラタルタの予言”にはこう書かれていた

 「”エベメータが殺される”」と

 私はこれを何としてでも阻止したかった

 人が殺されるのはもうごめんだ

 しかし、さすがにいくら見たい映像が見れる私とはいえ

 これだけの情報じゃ足りなさすぎる

 それに何かしら制限もかかっているだろうし


 


 花のペンダントがピカーンと光った


「あれ? もう行くの??」


 今日は変なことが多すぎる

 ヘルフェスが突然いなくなるし

 目標も見つからないうちに花のペンダントが光るし


 私は疑問に思いつつこの世界を後にした


ーエベメータ編ー

   完

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