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黒沢。
目が覚めた私は、先輩の髪の毛を確認した
ガラスケースに入ってるとはいえ、何かの拍子で無くなったら大変だ。
通学最中先輩を見かけた。
私の心臓は高まり、口から飛び出しそうだ。
でも何て挨拶したらいいの?元気よく?お淑やかに?
もうすぐ学校についてしまう。あぁ正門が目の前に!
私は勇気を振り絞った。
「おはようございます!」
「おぉ!おはよう」
先輩に挨拶したはずが、挨拶当番の生徒会だった。
お前じゃない…先輩なんだ。という気持ちは隠して笑顔で通り抜けた。
朝からのダメージは辛い。
だけど、今日はバイト!先輩に会える!楽しみ!!
バイト先に到着し、制服に着替える。
先輩は出勤していて、私に気づくと、
「おつかれさま、今日も頑張ろうね」
眩しい!先輩の笑顔は眩しいよ!今日もいい匂いしてるよ!
エアコンの風に乗って漂ってきた先輩の匂い。
先輩の匂い香水があったらいいなと妄想しながら、レジ打ちを教えてもらった。
ジロジロ見ることは出来ないから、防犯カメラでじっくり…作業をしつつ眺める。
バイト時間が終わり、裏で身支度をしていると先輩がやってきた。
「夜遅いから家付近まで送ってくよ」
「いいんですか?」
「女の子を夜道一人にするのは危険だろ?」
さすが先輩。運命の人だ。
私たちはバイト先を出て、一緒に帰ることにした。




