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海に行こう

青春小説 「ドリフター」


1、海に行こう


1980年 6月、 曇り時々雨。


部屋のドアを叩く母。朝食が出来たという知らせだ。

僕の家は古い公営住宅で、気楽な自宅通学の学生。僕の部屋は庭に増築されたプレハブで、母屋から少し離れていて、友人も割と気楽に夜には酒を飲みにやって来る。

昨夜は、小学校からの友人とサントリーホワイトを半分空けてしまい、午前様で帰ったのがほんの数時間前だった。

僕は寝ぼけた風貌で母屋の風呂場の、ガタついた戸を手前に引っ張ると、そこで顔を洗い、キッチンでトースターに食パンを一枚セットしてインスタントコーヒーを入れ、居間のテレビの前に座り、映っていたNHKのニュースを見ながら、ポケッと間抜けな表情で僕みたいに半熟な目玉焼きの黄身をつぶして、中にしょうゆを注いだ。


部屋に戻り、いつものコロンを軽く胸に広げ、少し気取って買ったセーラムのメンソールをJUNのボタンダウンシャツのポケットに入れ、財布と安物のオイルライターをリーバイス502のポケットに。鬼塚のスニーカーを履いて、ポケット六法とバインダーを抱えて家から徒歩15分。駅から西武線で国分寺に出て中央線に乗り換え、後楽園で都営地下鉄を使って合計約2時間。(本当は高田馬場で乗り換えた方が早いのだが、中央線の途中下車が好きでこうしている。)いつものように大学の裏門から入り、一号館の古びた校舎の前の掲示板を見る。

学会に出席のため、民法ほか明日の講義は全て休講になっていた。


キャンパスの石畳を北に歩き、三号館半地下の薄暗い学食で、冷やし中華を注文する。

友人は、きょうも田村君だけだ。長野県に実家のある小森君はいつものように教職の講義に出席しているようだ。

9月には小森君の田舎に吉井君と4人で卒業ドライブの予定だったが、僕のギャランは昨日のチームランでエンジンブローしてしまい、田村君のサニーカリフォルニアで行こう、ということになった。


「あした、海、行かない?」

田村君に聞いてみる。

「えっ?俺、大森だぜ?」

「あ、そうかそうか、毎日、海、見られるよね。」

「三崎、この前の彼女は?」

「あ・・・別れた・・・と思う。」

「え?別れた・・・二週間?」

「そんなに、短くないけど・・・」

「・・・どうして?」

「いや、わからないけど。趣味の違いかな?」

「もう少し普通に相手の話とか聴いて、少し合わせないとさぁ?」

「いや・・特に。合わないのは仕方ないから。」

「三崎の趣味と合う彼女なんてなかなかいないぞ。まったく、あの子可愛いかったのに。俺に・・・どぅ?」

「いや・・・胸毛、嫌いみたい。」

「おう、わるかったな!」

僕は少々気が利かぬ返事をしてしまうため、話し相手にグサリと来るものを与えることが多い。

まあ、友人はそれを心得てくれていて、その場限りで流してくれるのでつい甘えてしまう。

少しのびた冷やし中華をすすりながら、あしたはどうしようか、考えていた。


特に別れたと思う彼女に未練はない。彼女というより友達。春休みに新宿で証券会社のバイトをしていて、洋楽の話になったら、ホール&オーツが好きって言うし、住いを聞いたら同じ小平だし、いいかなって。バイト中に話が盛り上がりすぎて、社員に妬かれて椅子を離された。そういうことされるとかえって逆らうよね。別れるとはいっても、これからも友達で続くかな。実は別れた理由は単純で、僕より彼女の背が高いからだ。二人で出歩くのが好きだったけど、目立つようで周囲の視線が気になって、ふとショーウィンドーを見たら変。見た目を気にしたからだ。


昨日のチームランは所沢サーキットのダートコースで、秋から多くなる大学自動車部のイベント参加やJAF地方選に向けての、月に一度の練習走行だった。

モータースポーツを始めたのは昨年からで、高校時代の友人の土井に、B型の血液型で競技経験がある奴ということで(僕は大学受験前まで自転車の競技選手)、薦められるままライセンスを取得したら、いつのまにか夢中になってしまった。

チームの活動は、ラリーと、ダートのクローズドコースでジムカーナのようにタイムを競う、最近話題のダートトライアル(ダートラ)がメインになっている。

エンジンを壊したギャランは元々は土井のクルマで、支払いは卒業後の出世払いで良いというので、僕が乗せて貰っている。今回は、どうやらもう一台の三菱車からエンジンを載せかえでお願いするようになりそうだ。これとて、費用は有ってないようなもの。

まったく恵まれたものである。


僕がギャランの代わりに借りたチームのオフィシャルカーは、セリカGTだ。ギャランは修理に暫く時間がかかるから、セリカが僕の代車になる。

どうせ独りだから、セリカで助手席倒してボード積んで、朝から湘南のいつものサーフスポットへ行こう・・・。

来週からは運送屋で中元のバイトだし・・・。


2、信号グランプリ


・・・翌朝午前5時。梅雨なので今日も天気は期待薄だ。


エンジン音がうるさいので、北側にある車庫へ入れずに、自宅南側の空地に止めた少し派手なセリカは、早朝でも機嫌よく始動した。

少し金属音の混じったレーシングサウンドは、普通には騒音にしか聞こえないだろうが、僕には五感を刺激する快感がたまらなく気持ちいい。

少しブリッピングをくれて一速にシフト。

カセットテープは発売されたばかりのボズ・スキャッグスと、クリストファー・クロスを録音して用意した。

ボード、ウェット、財布、免許・・・忘れ物、ないかな?

きょうは、セリカな彼女が相手でいいじゃん?・・・なんて取敢えず自分をなぐさめる。


青梅街道に出るまでの狭い畑道を抜け、西武線の踏切を渡って美大の前を通る頃には、暖気されたエンジンがさらに高周波な音を辺りに響かせながら、カチッと決まるシフトと相まって、頭の中は快感で満たされる。


三十分ほど走っただろうか、聖蹟桜ヶ丘の駅前を過ぎて鎌倉街道を南に走り、暫くしてルート16を横切り、裏道から東名高速の高架を過ぎれば茅ヶ崎までもうすぐだ。

そのまま暫く裏道を通って、いつものようにパシフィックホテル茅ヶ崎の脇を抜けて海岸通りを左へ曲がる。


潮風が体に染み込み、クリストファー・クロスの、「セーリング」が始まる頃、エンジンの回転を少し上げて引っ張りながら、まだ交通量の少ない道を加速する。フアーン・・・という音に惹かれて、少し悪ぶったポルシェ914が、バックミラーの中に入っていた。

6気筒マシンだろうか、少し雰囲気が違う。ちょっと負けそう・・・。


「お兄ちゃん、次の信号、頼むよ」

レイ・バンのティアドロップに角刈りの男は、右手で親指を進行方向に向けた。

「あ・・・はい」

僕の右側に付けたポルシェの、レフトハンドルのドライバーズシートはバケットでひょっこりとロールバーが付いていて、ちょっと普通じゃない。

赤信号で、2台揃えた停止線。

逆側が黄色から赤に変る頃、僕はエンジンを4000回転で青と同時にミートさせた。

僕は舗装用ラリータイヤのリアが少し滑って、トラクションのいいポルシェが頭を取る。

勝算はなかったが、2速で追いついたとき回転はすでに8000を超え、警告音がキンコンと鳴るころには、カーンというレーシングマシンの音を辺りに撒き散らした。

そのまま3速に入れて頭を取った。

「ふーぅ・・・。」

高校時代の友人の土井が、念願かなってオープンしたショップの車だけあって、けっこう速い。


マクドナルドの駐車場に車を置き、アイスミルクとフィレオフィシュをオーダーした。

「お兄ちゃん、普通じゃないけど、どこのチーム? レギュラードライバー?」

「八王子の・・・。」

「あっつ・・・TTSC!」

そう言うと、改めてセリカに目をやり、ドアに書かれたロゴを見て納得した。

「そうですけど・・・。」

「ひょっとして・・・土井君?」

「あ、いえ、土井は同級でした」

「チームのメンバーだね、最近TTSCは評判いいよね、今度お邪魔しようかな」

「よろしくおねがいします」

ありきたりな言葉を残して、僕は少し先の市営プールの前に車を停めた。

セリカの、少し大きなドアを目隠しにしてウェットに着替え、さっき買ったフィレオフィッシュをかじり、アイスミルクを飲みながら・・・酒匂川河口近くのスポットまでサンダル履きで歩いて、波を見に行った。

あまり大きくない腰くらいの波が、きれいに三角を描いて河口に向かっていた。

「うっつ・・今日は乗れそうだ!」

さっそく車に戻ってボードを取り出し、海面に浮かばせた。

暫くゆっくりとパドルして、陸に近いところでボードのノーズをレギュラーに滑らせ、理想的な波に身を任せた。

いつもよりスローな波が、崩れずに僕を運んでくれる。

パドルする手に、小さな魚たちが一緒に遊んでくれている。


そういえばこの手を羨ましがってくれた、同い年だった元彼女の宏美が、今でも忘れられない。その後の出会うひとに夢中になれないのはこのときと比べるからだろう。

別れてから2年も経つというのに時々、冷たい言葉使いにがっかりするのを分かっていながら、住んでいた音大の寮に公衆電話のボックスから小銭を積み上げて電話しては、近況を聞いたりしていた。今年はもう、おそらくは実家に戻っているのだと思う。実家というのは実に電話で話しにくいところで、それ以降連絡はしていない。

僕の母は電話で彼女と分かると冷たい言葉で対応するため、家では電話に取り次いでくれるものの、母屋にある電話の前では宏美に気の利かない言葉しかかけられ無かったのが心残りだ。

高校三年の頃だったろうか、ふとしたきっかけで栃木県に住んでいた宏美と知り合い、長く文通した後、僕の家から駅一つ先の大学寮に住むことになったのは、単なる偶然ではなかったのかもしれない。しかし僕が受験に失敗してしまい一浪して心身ともに我慢の末、合格後もそのままプラトニックで終わったのは僕にも責任があるのだと分かっているのだが、胸が痛むほどの思いというのはこれ以降感じたことがない。


3、新しい出会い


小雨が降り、海面に小さな輪を作っては消え、小さな魚たちが飛び跳ねて無邪気に遊んでいる様子を眺めていると、これから来るであろう・・・個性重視といいながら個性を無視した社会人という戦場に身を預けるのが嫌で、嫌でたまらない。

秋には、取敢えず上場企業を回って、早々に内定に持ち込み、残りの学生生活を悔いなく過ごしたいと思っている。


海には何時間入っていただろう。潮が満ちてきているのに気づいたのは、それから暫くたってからだった。

僕がサンダルを置いた場所は、とうに海面になっていてしまっていた。

海に流れてしまえば、ここは流れが速いのでもう無理かと諦めかけたとき、親切にも移動してくれた人がいたらしく、テトラの少し陸寄りにきれいに揃えて置かれている僕のものらしいサンダルを見つけた。

その近くにいた海とは少々不釣合いの服を着た、少し年下に見える二人の女の子に聞いた。

「あ、すみません、このサンダル、あの辺にあった?」

少しびっくりしたような顔をして二人は顔を見合わせたかと思うと、クスッと笑って頷いた。

「運んでくれたのですか、すみません。僕、海に入っていて忘れて・・・」

まるで世界の違うものを見るような視線が恥ずかしくて、そのままサンダルを履こうとする僕。なにか言わなくちゃ・・・。

「波乗り、見るの初めて?」

二人はまた、顔を合わせてクスッと笑い頷くと、一人が、

「はい、海にいる時は小さく見えて人形みたいだけど、こうして近くで話すとやっぱり人ですね」

「え?そうかそうか・・・そういえば僕も最初見たときそう思った気がするよ」

僕がどうにか答える。初対面は苦手だ。二人が喋った。

「もう、帰ろうかと思ってたんだ、雨降ってるし。きょうはちょっと涼しいから〜」

「でもサンダル、どんな人のか見たかったし。」

「どこから来たの?」

やっと尋ねる僕。

「所沢〜。知ってる?」

「知ってるよ、僕、小平。」

「え〜・・・近〜い・・・車で来たの?」

「うん。」

二人で顔を合わせ、一人が両手で一つのこぶしを作り、胸の少し上に当てた。一人が頷き、また笑った。

「一人で来たんですか・・・彼女とか居ますよね?」

こぶしを握ったまま、聞いてきた。しっかりした口調だ。

「うん。いや・・・でも車、ボード入れちゃうから・・・」

聞いてきた子が、少し下を向いて口を尖らせる。

「でも・・・ちょっと考えるから・・・」

僕がそういうと、顔を見て目を輝かせる。僕はこういう仕草に滅法弱い。

--TABOにボード預けるか・・・そうしよう。--

「助手席、座りたいよね」

「はい、大丈夫ですか」

「うん。でもサーフショップまで、ちょっと付き合って。そこにボード預けるから」

「ショップって面白そうですね!服とかありますか?」

「うん、あるよ。オリジナルTシャツとかね。」

顔を見合わせ、手を握り合う二人。初々しくてほほえましい。

車のところまで一緒に歩く。今度は車を見てびっくり。二人は顔を見合わせて、車を一周した。

「あ、この車僕のじゃないから。借りてるの。着替えるから、ちょっと・・・ごめんね。」

「トイレ、どこかありますか?」

「うん、このプールの隣が海水浴場になるから、そこにあると思うよ。」

海開きまで、もうすぐ。シーズンになるとここは有料駐車場になるところだ。着替えて暫くすると、戻ってきた。

「えっと、先に入ってくれる?」

運転席のシートを前に倒して、取りあえず後席に二人を詰め込んだ。

「狭くて、ごめんね」

「いえ・・・なんかこれ良い匂い・・・」

ボードを見て、珍しそうに触っている。

「ああ、ワックスの匂いだね、クリームみたいな匂いでしょ?」

「へぇ〜・・・なんか気がふれそうな香りだ」

僕は少し喧しいエンジンを目覚めさせ、駐車場から海岸通りを左折した。

「お腹空かない?マック寄ろうか?」

「はい。お願いします。」

ドライブスルーでセットを頼み、再び海岸通りに出た。

暫くしてパシフィックホテルを右折して少し入ったところの、ショップに着く。


4、サーフショップ


「こんにちは。」

「おう!三崎君じゃないか、お兄さんも最近来ないから暫くぶりだね。あれ・・・お!きょうはモテモテじゃん?・・・ああ、彼女たち、初めてだね。」

「はい、プール前で潮満ちるまで入っちゃって・・サンダル流れるの拾ってくれたので」

「そう・・・今日は波が良かったみたいだよね!彼女たち、よろしく!」

気さくな人柄のオーナーは、Tシャツ売り場を案内して、奥さんに交代してから戻ってきた。

「ボード、今度来るまで預かってもらって良いですか?」

「ああ、裏の工場に持ってきな。あとでメンテしといてやるよ」

僕はボードを置いてから、オーナーの奥さんに挨拶した。

「あら〜!三崎ちゃん!この子達、連れてきてくれたの?」

「うん、何か似合いそうなの頼みますよ」

「三崎ちゃんの彼女はどっち?」

「えっ!今知り合ったばっかりで」

一人が黙って肩までそっと手をあげた。

「そう!三崎ちゃんって奥手だからお似合いかもよ!私がサーファーガールにしてあげる!」

「え?僕、バイト前でコーディネートしたら払えないよ。」

「私、自分で買いますから。いきなりそこまで頼めませんから」

彼女が言った。

「じゃ、思いっきりサービスしてあげる!」

奥さんが答えた

「すみません」

僕がお礼した。

「任せておいて!ジーンズはレインボー刺繍ラインで、Tシャツはオリジナルボートネック?」

「奥さん、僕の好みはいいから、その子の好きにしてやってください」

「もう!三崎ちゃんってね、・・・」

「奥さん!あんまり喋らないでくださいよ〜」

「え?ただ、かわいいよね、って言いたかっただけ」

「またまた!そういえば名前、聞いてなかったね」

「私、恵子っていいます。鈴木恵子。友達は陽子。栗田陽子だよ」

「そう、覚えやすいね!いい名前だよね、三崎ちゃん!」

「三崎さんは次男なの?」

恵子が聞いた。

「うん、8歳年上の兄がいる。お兄ちゃんに連れてきてもらって、小6のとき、波乗り始めたの」

「お兄さんは、湘南サーファーの初期のころだよね、もうこんなに大きくなっちゃって、女の子連れて来るんだもん、早いよね時の経つのは。」

奥さんは遠くを見つめて、懐かしそうに喋った。

「すみません、シャワー、借りますね」

「あ、気が利かなくてごめんね!三崎ちゃん!こっちは任せておいて。」

「よろしくおねがいします。」


僕は、小柄な体の塩分をシャワー室で落としながら、もう少し学生を続けられたらと、思いに耽ってしまった。頭から掛けた温めの少ししょっぱい湯が唇に触れると、長く海で戯れていたイメージが蘇ってくる。今日の感覚はキント雲に乗った孫悟空かな、こんなに気持ちよく乗れたのは最初で、もしかすると最後かもしれない。


それにしても今日の出会いはどうだろう、少し期待してもいいのかな・・・恵子か。そういえば名前に「子」のついた人と出会ったのは初めてかな。いや高校に入ったばかりの頃に想われていた人がいてその友達から告白を聞かされた。あの子は確か菊子。ああ、卒業してから少しだけ手紙を出したな、でも一度に宏美とその子と同時に文通は受験中だし無理で断ったな、まったく今まで惜しい出会いが多すぎるなぁ。


僕は備え付けの、ショップ内と同じムスクの香るバスタオルで体を拭き、Tシャツとジーンズに着替えて、ショップの中に戻った。




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