忍ベイベーの誕生
古の時代、忍びの一族が暮らす隠れ里には、特別な伝統がありました。
それは、すべての忍者が赤ん坊の頃から忍術を学び始めること。
中でも最も注目を集めているのが、天才忍者の赤ちゃん、**トビ丸**でした。
トビ丸は、まだ赤ちゃんの姿をしているにもかかわらず、すでにすごい才能を持っていました。
彼はおしゃぶりをくわえたまま手裏剣を投げ、ハイハイしながらも驚異的な速さで壁を登ることができ、さらにオムツ替えの瞬間に煙玉を使って消えるという、天才的な忍術を使いこなしていました。
ある日、里のリーダーである**長老カゲリオウ**が、トビ丸に初めての任務を与えることを決めました。
それは、里の隣にある山の上に隠された「黄金のほ乳瓶」を取り戻すこと。
そのほ乳瓶はどんな赤ん坊にでも無限のエネルギーを与えるという里の宝であったのだが数日前、敵の忍者一族に盗まれてしまったのです。
「トビ丸よ、お前の忍術を試す時が来た。ほ乳瓶を取り戻し、里を守ってくれ」と
カゲリオウは言いました。
トビ丸はただ無言で頷き、おしゃぶりを強く噛んだのでした。
トビ丸はすぐに任務に向かいました。
まるで飛んでいるかのようにハイハイしながら森を進みます。
途中、敵の見張りの忍者達に対して、トビ丸は得意の煙玉を使い音もなく姿を消し、まるで影のように通り抜けました。
そしてなんだかんだあった後ついに、山の頂にある敵の隠れ家にたどり着いたのでした。
中には黄金のほ乳瓶が輝いています。
しかし、敵の忍者のリーダー**バブサイ**に見つかってしまいました。
バブサイもまた赤ちゃん忍者であり、すでに黄金のほ乳瓶の力を手に入れていたのです。
「お前には渡さないぞ!」
バブサイが叫び、素早くおむつの中から手裏剣を出し投げてきました。
しかし、トビ丸はそれを簡単にかわし、特技「おしゃぶり手裏剣」をお見舞いしました。
トビ丸の口から高速で放たれたおしゃぶり手裏剣はバブサイの額を直撃しました。
バブサイはふらふらとその場で寝返りをうちました。
トビ丸はその隙を逃さず、素早く黄金のほ乳瓶を取り返しました。
負けじとバブサイが追いかけようとした瞬間、トビ丸は秘技「高速ハイハイの術」を使い
信じられないスピードで山を下り、あっという間に里に帰還しました。
村に戻ったトビ丸を見て、長老カゲリオウや里の住人たちは大喜びしました。
「よくやった、トビ丸!これで里の平和は守られた、
おぬしはまるで伝説の忍ベイベーのようだ!」
村人たちは新たな忍ベイベーの誕生を祝福しました。
トビ丸は誇らしげにおしゃぶりを掲げるのでした。