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純喫茶・日ノ本と昭和の宝探し

 10月下旬、文化祭を間近に控えた日ノ本文化部の部室では、今年の出し物についての相談が行われていた。

「文化祭か~、どうせならインパクトのあることをやりたいわね!」 琴美が腕を組みながら目を輝かせる。

「せっかくですから、昭和文化をテーマにした何かがいいですね~」 美優がふんわりと提案する。

「じゃあ、『ノーパン喫茶』で決まりね!」 琴美が自信満々に提案した。

 部室が一瞬静まり返る。

「……部員全員退学にする気か。」 真平が即座にツッコむ。

「え~? だって昔、そういうお店あったんでしょ? 昭和文化再現にはピッタリじゃない?」 琴美はどこ吹く風でニヤリと笑う。

「いやいや、昭和文化でもこれはアウトだろ!! 文化祭でそんなことやったら即刻中止だぞ!!」 真平が額に手を当てる。

「じゃあさ、ノーパンしゃぶしゃぶ!」 琴美がさらに畳みかける。

ピコン!!!

「痛っ!! な、何すんの!?」

 琴美が頭を押さえながら振り返ると、そこにはピコピコハンマーを持った沙羅が仁王立ちしていた。

「どこからツッコめばいいんだコラァ!!!」

「パォ!? 何これ、面白い!!」 シャオが目を輝かせながら拍手を送る。

「さっき職員室の倉庫を掃除してたら見つけたのよ。ちょうどいいから使わせてもらったわ!」 沙羅はニヤリとしながらピコピコハンマーを構える。

「文化祭の案出しで変なこと言ったら、全部これで制裁するからな?」

「えぇ~!? ひどい! 文化部なのに表現の自由がない!」 琴美は頬を膨らませる。

「いや、表現の自由には限度があるんだよ!」 真平が疲れたように言う。

「部室のレトロパソコンって一般的には珍しいのでは?」 勇馬がPC-8801FRを指さす。

「確かにそうね、私たち当たり前に古い物で遊んでいるけど部室にあるものって展示に値するのでは?」 琴美が言う。

 部室にはレトロパソコン・LSIゲーム・ゲームブック・レコードプレーヤーにレコードが揃っており、さらに真平が「宿直室のリモコンテレビなんか一見の価値あるのでは?」と付け加えた。

「宿直室そのものが展示に値するかも」と沙羅。

「なら、『純喫茶・日ノ本』の昭和の展示コーナーを作ろう!」 琴美が提案する。「純喫茶でレトロな雰囲気を味わいながら、昭和コレクションも見られるっていうのはどう?」

「あの短い廊下も長テーブルを置けば立派な展示室ですね」 美優が冴える。

「それなら、もっと面白いものを探してみるのもいいんじゃない?」 琴美がふと思いついたように言う。「元職員室の倉庫とか、うちの家の倉庫とか、何か面白いものが見つかるかも!」

「おお、それはいいかもな!」 真平が頷く。「学校の倉庫って、何が眠ってるかわからないし、琴美の家の倉庫も相当な昭和グッズがありそうだしな。」

「よし、探索隊を編成して、倉庫を漁るわよ!」 沙羅がやる気満々で拳を握る。

「うんうん、掘り出し物があったら、さらに展示が充実するね!」 シャオも楽しそうに賛成する。

「じゃあ、まずは探索して、それから展示の配置を考えよう!」 勇馬がまとめる。

「よし、探索隊を編成して、倉庫を漁るわよ!」 沙羅がやる気満々で拳を握る。

「うんうん、掘り出し物があったら、さらに展示が充実するね!」 シャオも楽しそうに賛成する。

「じゃあ、まずは探索して、それから展示の配置を考えよう!」 勇馬がまとめる。

「それと……パォ! コスプレしたら面白いかもしれません!」 シャオがふと思いついたように言う。

「コスプレ?」 琴美が興味津々で聞き返す。

「せっかくだから、純喫茶の店員や、昭和のアイドル風の衣装を着てみたら、より雰囲気が出ると思うの!」

「おお、それいいじゃん!」 沙羅が乗り気になる。「純喫茶の雰囲気に合わせて、レトロな制服とか、アニメキャラ風の衣装を着るのもありね!」

「それなら、お客様も一緒に写真が撮れるフォトスポットも作ったらどうでしょう~?」 美優が提案する。

「いいね! 文化部メンバーがレトロな服を着ておもてなしするのも楽しいかも!」 琴美が嬉しそうに笑う。

「うーん、でも展示するだけじゃなくて、もうちょっと面白い仕掛けがあったほうがいいかもな。」 真平が腕を組んで考える。

「たとえば?」

「……昭和クイズ大会とかどう?」 勇馬が提案する。「展示されているものを使って、昭和に関するクイズを出して、正解した人には駄菓子をプレゼントするとか。」

「おお、それはいい!」 琴美が嬉しそうに拍手する。「駄菓子を景品にすれば、お客さんも楽しめるし、展示を見るきっかけにもなるね!」

「よし、それで決まりね!」 沙羅がピコピコハンマーを置いて拳を握る。

こうして、文化祭の出し物は『純喫茶・日ノ本と昭和コレクション展』に決定し、さらに楽しい企画が生まれることになったのだった。


 そして後日、生徒会で文化祭の企画が正式に提出されることになった。

「ふむ、日ノ本文化部の出し物は純喫茶と昭和コレクション展、か。」

生徒会長の博美が書類を確認しながら呟く。

「文化部らしくていいんじゃない?」

美鈴が書類を見ながら言う。「特にクイズ大会は、他の生徒も楽しめそうね。」

「しかし、文化部のことだから、何かしらトラブルが起きる可能性もあるわね……」

博美がため息をつく。

「琴美先輩が変なことを言い出さない限り、大丈夫だと思うわ。」

美鈴が冷静に分析する。


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