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文化部、昭和の秘宝を求めて

 翌日、日ノ本文化部のメンバーは駅前に集合し、再び 琴美の家の巨大倉庫 へと向かった。

「あいかわらずでけぇなぁ……」

 倉庫の前に立ち、真平が改めてその大きさにため息をつく。

「二度目の訪問 だけど、前回はせいぜい 三分の一 しか見てない気がするぞ。」

「大丈夫よ!」琴美が 満面の笑み で自信たっぷりに宣言した。「今回は おじさんに地図を書いてもらった から、完璧な探索ができるわ!」

「何が大丈夫なのよ……。」沙羅が即座にツッコミを入れる。

「いやいや、 倉庫に地図 って時点で色々おかしいからな?」真平が渋い顔をする。

「だって、広いんだもん! 戦略的 に探索しないと 発掘効率 が悪いでしょ?」琴美は ドヤ顔 で地図を広げた。

「パォ~! 倉庫の冒険 みたいでワクワクします~!」シャオが 目を輝かせる。

「えへへ~、 宝探し みたいで楽しそうですね~♪」美優がほんわか微笑む。

「まぁ、前回 結構面白いもの が見つかったし……今回も何か お宝 があるかもな。」勇馬が冷静に分析する。

「じゃあ、前回と同じく 三チームに分かれて探索開始!」琴美が高らかに宣言する。


 探索チーム分け

 •琴美 & 美優

 •沙羅 & 勇馬

 •真平 & シャオ


 ◆ 真平 & シャオチーム:謎の昭和ガジェット発掘!?

「パォ~! 真平先輩、こっち 小さな棚 がいっぱいです~!」

 シャオが奥の 木製の引き出し を開けると……。

「うおっ!? なんだこれ!?」

 そこには 謎の小型電子機器 がズラリと並んでいた。

「うーん、これは…… 電子手帳 か?」

 真平がホコリを払いながら、ボタンがいっぱい付いた小型端末を手に取る。

「パォ~~!? 電子 なのに 手帳 なのですか~!??」

 シャオが驚いた顔で覗き込む。

「そうそう。 1990年代 に流行ったんだよ。 スケジュール や メモ をデジタル管理できる 未来のノート って感じだったんだ。」

「パォ~! 昭和の未来 は 令和 では普通ですね~!」

 シャオが しみじみ と言う。

「まぁな…… スマホ がある今となっては 化石 みたいなもんだけど。」

「でも、 当時は最新技術 だったんですよね?」

 シャオは 興味津々 で電子手帳を触る。

「おう。こういう 昭和のガジェット を集めたら、 文化部テクノロジー博物館 が作れそうだな。」

「パォ~! 博物館 やりたいです~~!」

 真平がさらに戸棚を開けると無数のLSIゲームがあった。その中に、

「おっこれはミサイルインベーダーではないか」シャオが覗き込むながら「それなんですか」と

 真平はシャオにミサイルインベーダーをわたすと、遊んでみろと言い遊び方を説明する。

 シャオはすぐにハマり夢中になる。


 ◆ 琴美 & 美優チーム:ゲームブック発掘!

「美優! こっちの箱、なんか 本 がいっぱい詰まってるわ!」

 琴美がホコリまみれの 段ボール を開けると、中には文庫本サイズの本 がぎっしり詰まっていた。

「えへへ~…… ファンタジー っぽい表紙ですね~。」

「これは…… ゲームブック じゃない!!?」

「ゲーム……ブック??」美優が首をかしげる。

「そうよ!! ファイティング・ファンタジー のシリーズだわ!! 80年代にめちゃくちゃ流行った 読むRPG よ!!」

「えへへ~…… 読むRPG って、どういうものなんですか~?」

「簡単に言うと、 小説 なんだけど、 選択肢 を選んで進んでいくのよ!」

 琴美が嬉しそうに説明する。

「たとえば、『あなたは洞窟の前に立っている。右の道に進むなら 52ページ 、左の道なら 120ページ 』って感じで プレイヤーの選択 で物語が変わるの!!」

「えへへ~、面白そうですね~♪」

「しかも サイコロ を使って 戦闘 するシステムまであるのよ!!」

「えへへ~、じゃあ この本 で 冒険 できるんですね~♪」

「そうなの!! 昔は 家庭用ゲーム機 がまだそんなに普及してなかったから、 こういう 本のゲーム で遊んでたのよ!!」

「ふふっ、琴美先輩、すごく楽しそうですね~♪」

「当たり前じゃない!! こんな 昭和の名作 を発掘したんだから、 これ、部室で みんなでプレイ するわよ!!」

「えへへ~、じゃあ お菓子 も持っていきますね~♪」


 ◆ 沙羅 & 勇馬チーム:電子ブロックを発見!

「はぁ…… どうせ琴美の趣味 に振り回されるだけかと思ってたけど、 意外と 面白いもの 出てくるわね。」沙羅は腕を組みながら倉庫の隅に視線をやる。

「おや、これは……」

 勇馬が棚の奥から 大きな箱 を引っ張り出した。

「…… 電子ブロック ですね。」

「電子ブロック?」沙羅が箱を覗き込む。

「簡単に言うと、 電子回路 を組み立てて いろんな装置 を作れる 理科教材 ですね。」

「えっ、何それ めっちゃ面白そう じゃない?」

「ええ、 昭和の子どもたち にとっては 未来のエンジニア育成キット みたいなものでした。」

「つまり…… 自作のラジオ とか 電子オルガン とか作れるわけ?」

「その通りです。 配線を変えることで いろんな機能 を試せますね。」

「うわ、それちょっと やってみたい かも。」

「電子ブロックは 今でも大人向けの教材 として人気がありますからね。 もしかしたら 文化部の実験 に使えるかもしれません。」

「……ちょっと待って、これ 文化部の新しい活動 になるんじゃない?」

「おや、それは 意外な方向 に進みそうですね。」

 沙羅が箱を開けると、中には 電子部品 がぎっしりと詰まっていた。

「よし、これは 文化部の新たな実験材料 ね!」

「楽しそうですね。 じゃあ、 帰ったら早速動作確認 してみましょうか。」

 昭和の遺産・大発掘!文化部のメンバーは、それぞれのお宝を手に倉庫の探索を終えた。


 琴美は ゲームブック を手にしてウキウキ。

 真平とシャオは 電子手帳&LSIゲームに夢中。

 沙羅と勇馬は 電子ブロック で何か実験を始めるつもりだ

「よーし! 今日も 大戦果 だったわね!!」

「パォ~! 昭和の知識 が増えました~!」

「えへへ~、 お宝探し みたいで楽しかったですね~♪」

「ま、たまにはこういうのもいいか……。」

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