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時空 まほろ 詩集 言の葉の時風たち

希望の詩(うた)

鳥は朝陽に向かって飛んで行く


君の横顔に


瞳に


太陽の光が微笑みかける


でも


君の心は沈んでいた



君の目の前に広がる景色は残酷だ


君は項垂れたまま


朝陽に背を向けようとする


ふと


風が強く吹いた


君の髪の毛を揺らす


微かなメロディー……


何処からか


歌声が聞こえた気がした


君は顔を上げる


微かなメロディーはどんどん大きくなっていく


一体何処から聞こえてくるのだろう


不思議に思って君は空を見た


大地を見た


どんなに目を凝らしても歌う人は見えない


心に響く歌声


君の瞳からいつの間にか涙が零れていた


心臓に手を当てる


嗚呼、歌声は胸の奥底から聞こえていた


希望と呼ぶのには大袈裟だろうか


歌声はいつまでも響く


君の胸の中に


いつしか君はその歌声と一緒に歌っていた


君の歌声に人が一人惹かれてやって来た


また一人、ひとりやって来て


君の歌声に耳を傾ける


希望の歌に涙する人もいた


君の頬は紅潮している


瞳はもう輝いて明日を向いている


君は、もうだいじょうぶだ




絶望の時は


胸に手を当ててみて欲しい


鼓動の


命のメロディーと歌がきっと聞こえるだろう


歌声に思いを乗せよう


歌ってみよう


小さく口ずさむだけでもいい


心を開放してみよう


さあ、あなたも目を開いて


希望は


ここにある





お読みくださり、本当にありがとうございます。

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