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怪しい人が多すぎる

「カイライ様。お会いできて光栄です」


 どうやら現在のブカレスの領主はカイライという人のようです。流石に辺境の人の名前は覚えられませんね。


「いえいえ、ニーア様に勇者様にお会いできて光栄です」


 まるで2人しかいないかのような言い方ですね。まぁ今の私は平民。これも仕方ないでしょう。

 するともう1人の人物が出てきました。


「私はこの町の教会の司祭、アクトクです。勇者様がおいでになるとの事でご挨拶に参りました」


 そういえば勇者は教会の所属ですからね。それにしてもわざわざ司祭を領主の館に入れるのは不自然な気がするのですが……。


「勇者様。頼みがあるのです。どうやらドラゴンは魔族が操っているようなのです。そしてこの町を襲っているせいで、この町の住民は困っています。どうか魔族を討伐してほしいのです」


 どう見ても町の住民が困っているのはそこの領主のせいなんですけど? さっき王宮から呼んだ公安委員会の人に調査させたところ、この町の税率50%超えてましたよ? アクトクさんはなんで領主をかばうんでしょうか? 怪しいですね。


「分かりましたアクトクさん。私も困っている人達を見過ごせません。私に任せてください」


 結局トウコさんは依頼を引き受けてしまいました。まぁ私も少し疑いすぎたのかもしれません。反省ですね。


 次の日。私達3人はドラゴンの住処に行きました。確かにドラゴンはいましたが、あまり強そうではありませんでした。このドラゴンが町を襲えるとは思えないのですが……。


「何よこのドラゴン。こんなのに町がやられたの? 案外ニポン皇国の軍って弱いのかしら?」


 おいこら。ニーアさん失礼ですよ。気持ちはわかりますが……。


 するとドラゴンの上から人が降りてきました。


「またかよ。お前らはいつまで俺たち魔族を苦しめるんだ。もう放っておいてくれよ」


 人じゃなくて魔族でしたね。しかし相手の言ってる事は気になりますね。


「苦しめる? 町を襲っておいてよく言ったわね。アクトクさんの言った通りだった。魔族がドラゴンを操ってるのは分かっているのよ」


 トウコさんが言い返します。まぁ魔族とは戦争中なのも事実。この件は複雑そうですね。


「いつも俺たちを悪者にする。しょうがない。ドラゴン一緒に戦ってくれるか?」


 ドラゴンはその言葉にうなづき、ブレスを放ってきました。考え事をしてる場合じゃありませんね。

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