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弟子ができました!?

「村長さん。そういえばこの村に人はどれくらい魔術を使えますか?」


「みな初級魔術がせいぜい……そもそも魔術を使えない者もおります。しかし1人魔術の適正がある者がおります。その者を呼んできましょうか?」


「お願いします」


 そこに来たのは15歳くらいの小さい女の子でした。

 まぁ私も16歳なのであまり歳は変わらないんですけどね。


「こちらは私の孫のミトと申します。失礼がないよう言い聞かせてはいますが失礼があれば申し訳ございません」


「しかし魔術適正はすごく高いので創造主様のお役に立てると思います」


「創造主様!よろしくね!」


「こらっ!創造主様になんて口の聞き方を!」


「構いませんよ。ミトさんよろしくお願いしますね」


 うん。素直でいい子ですね。


 適正が高いならぴったりですね。将来の魔術要員としてこの私が教えてあげましょう。


「よし!それでは魔術の勉強をしましょう!さっきマナで私は中級魔術まで使えるようにしてきました!」

「はい!」


「まずは初級魔術のファイアとウォーターを使えるようになりましょう。この二つは小さな火をつけたり、コップ一杯の水を生むだけですが覚えるとなかなか便利ですよ。後、火属性は強力なので積極的に伸ばしていきます。水属性も覚えれば砂漠でも生きてけるようになるのでおすすめですよ」


「魔術は自分の中の魔力を意識してみてください。

 ミトさんは適正が高いからすぐに分かるはずです」


「うーん。全く分からないです…」


「それでは私がミトさんの魔力を循環させてみましょう。ほら。何かが体を巡ってるのがわかりますか?」


「おー! これが魔力なんですね!」


「それではそれを手に集中させてください」


「手に集まってきたら、手から水が出るイメージをしてください」


 チョロチョロ……

 一口分にもならない量の水ですが、まぁ最初は誰でもこんなものでしょう。


「本当にできました!」


「流石覚えがはやいですね。それではそれを何回も繰り返してください。火の方もやる事は同じです」


「わかりました!」


 それから3時間ほど経った頃、村長がやって来ました。すごく急いでる様子で息も絶え絶えです。

 もうおじぃちゃんなのに大丈夫でしょうか?


「創造主様! 大変です!」


「どうしましたか?」


「斥候達が帰ってきたのですが……近くの集落の人達に見つかってしまったみたいです。いかがなさいましょう?」


 大丈夫ですかそれ?明日には宣戦布告じゃ笑えませんよ?


「そうですね……少し怖いですが挨拶にいきましょう。斥候達にもう一度行ってもらってそこの村長に話をつけてもらいましょう。一応ですが敵対的では有りませんよね?」


「いえ。優しい人達でなんなら少し食糧も貰えたみたいです。そういえば私達は創造主様の国……という事になりますがこれじゃ外の人には伝わりません。国名はいかがなさいましょう?」


 そういえばまだ1000人しかいないからこれが文明を作るゲームだという事を忘れてました……。

 確かニポン文明ってゲームのデフォルト国名はニポン皇国でしたね……。うん皇帝プレイも悪い気はしないですね。


「ニポン皇国という名前はどうでしょう?」


「ニポン皇国……いい名前ですね。それでは斥候達に伝えてきます」


 はじめての集落ですか……おそらくどこかの国でしょうけど私と同じような文明なのか、それともゲームにある初期国家の国なのか……。とりあえず敵対的でないならどっちでもいいでしょう。今のこの国では戦争をする余裕なんかありません。


 斥候達が戻ってきて、会談が3日後に決定したと伝えてきた。さらに向こうの情報を伝えてくれました。

 向こうはゲームにある初期国家の一つでした。


 国といっても小規模な物ですが、確かこの国は他の国と連合を組んでいたはずです。仲良くしたいですね。


 街が国を名乗ってるので別の文明かと警戒しましたが、古代ギリシャ相当の時代なので街が国と名乗るのは普通のことらしいです。

 その他の細かい部分は会談で確認するという事で決定しました。


 それよりも大事なのはどの様に接していくかです。

 とりあえず村長と村のナンバー2である斥候の隊長と話し合う事にしました。


「村長さん。隊長さん。あなた達はどう思いますか?」


「創造主様、私はその辺の事に疎いので村長に任せたいと思います。

 しかし一つ意見があります。最近冬が近づいているので狩りがうまく行ってないのです。村人の間では食糧不足もささやかれていて、みんなが不安を感じています。

 できたら食糧だけでも売ってもらえると助かります」


 なるほど。そういえばこのゲームの初期は冬になると餓死者が出たりするんですよね。今回は避けられると良いんですが……。


「わかりました。村長さんはどう思いますか?」


「私はとりあえず友好的に行きたいと思います。斥候達ももてなして貰えたといっていましたし、できたら近くの国とは仲良くしていきたいものです。

 後、食糧を売ってもらう事には賛成です。しかしこちらから売る物があまりありません」


「そうですね。私も出来る限り友好的に付き合いたいと思っています。そして食糧の部分ですが私も輸入に賛成です。対価は……確か村の近くに森林がありましたよね?木材でどうでしょうか?川から運べるんじゃ無いですか?」


 とりあえずそれで交渉してみましょう。


 まぁ食糧はマナでどうにかなるでしょう。それよりも大事な事があります。

「そういえば相手の国は他国と連合を組んでいるらしいじゃないですか。入れてもらいましょう」


「なっ!大きな国が大きな力を握っている事は間違いありません!私達の国の自由が失われるかも知れません!私は反対です!」


「大丈夫です。私は会談で上級魔法を披露するつもりです。この魔法は威力は大した事が無いですが、見栄えが派手なので舐められる事もないでしょう」


「創造主様……上級魔法とはどのようなものでしょうか…?この世界には中級魔法までしかないはずです」


「そういえばこの時代にはまだ無いんでしたね。ちょうどいい機会です。あなた達にも見せてあげましょう。場所は……村の北側の草原という事で」


 上級魔法とは中級魔法とは違う大規模戦闘用です。

 中級魔法は1人としか戦えないが、上級魔法なら一度に30人の兵士を相手にできると言われている。

 まぁ相手に出来るだけでその中の3人倒せれば良い方……という威力なんですが。


「それでは皆さん見てください。ファイアストーム!」


 その瞬間。10mほどの大きな炎の竜巻が現れて、たちまち周りの草原を炭に変えていきます。その竜巻は5秒ほど動き回り、だんだん小さくなって消滅しました。


「どうですか?」


 村人達は声も出ないみたいです。弟子のミトさん声が出ないようです。彼女にはあと数週間で使えるようになってもらわないと困るんですけど。

 まぁ……この反応なら外国の人への効果も期待できますね。


上級魔法:中級までとは違い大規模な魔法である。しかし威力が低いためあまり効果がない。大規模な魔法で威力があるのは超級魔法以上であり、その使用には魔術研究所で研究を進める必要がある。

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