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心の友!

 1週間後。

 都市に籠城されたので少し時間がかかりましたが、結局は圧倒的な数の力で終わりました。


 やっと我が国もここまで来ましたか。いつもギリギリの戦いだったり同盟国に頼りきりだったので成長を感じます。


「今回は本当にありがとうございました桜殿!」


「もっと柔らかい話し方で良いですよ。一緒に戦った仲じゃないですか」


 終わった後、兵士の陣地にいた私にセレナさん本人がお礼を言いに来てくれました。


 これでブルガリ王国には恩を売れましたね。

 しかしブルガリ王国は大きく力を失いましたし、これからは守ってあげましょう。


 そもそも内戦も私が原因ですし。埋め合わせをしないとです。セレナさんも内心では怒っているでしょう。


 2時間後。私はセレナさんともう一度会っていました。理由は聞きたい事があったからです。 


「少しお茶をしませんか?」


「いいですよ。呼んでくれてありがとうございます」


 少し談笑してお別れムードになった頃。しっかり謝ろうと思いました。本来はこういう事は国益に反する悪い事ですが、流石に私の良心が許さなかったのです。


「本当にごめんなさいセレナさん。私がセルビア王国を優先したばかりに……」 


「私はそのような事は気にしていませ……」


 そこで区切り、何かを考え始めました。やっぱり怒りを抑え切れなくなってしまったのでしょうか。


「私は気にしてないよ桜ちゃん! そもそもこの戦争の原因は私達にあったわけだし。

 それにね。国のトップが人の事を気にすることはないよ。全部踏み台だと思わなくちゃ。それが同盟国でもよ。

 頼りになる同盟国のトップがそんな甘ちゃんだと困っちゃうな! これからニポン皇国にはたくさん守って貰うんだからね!」


 え……なんで……


「セレナさん……」


「あっごめんなさい! こんな馴れ馴れしい口を聞いてしまって! なんだか昔の私を見ているような気がして……」


 そう言った彼女の目は嘘を言っているようには見えませんでした。


「ふふっ」


 いやー。なんだかんだ言って私はまだまだ甘かったですか。

 お隣に信頼出来る王女がいて良かったです。これから貴方は私の先輩です。


「なんで笑うの!せっかく言ってあげたのに!」


 貴方も甘いですね。昔の自分に似てるからって……。

 そしてまだ甘くてすみません。私は貴方は踏み台には出来ません。


「これからお互いこう呼びましょう。セレナちゃん!」

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