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終戦

 とうとう死んだのかと思ったら、私はまだ空を飛んでいます。あれ?

 目の前の光の正体はビームでした。下を見るとキトさんが親指を立てています。


 ありがとうございます! これで相手の結界もはがれています。とりあえずこっちもグッドサインで返します。


 よし! 次は全身全霊のサンダーを撃ち込んでやります!これが最後の一撃です!

「サンダー!」


「くそっ! 覚えてろ!」


 まだ相手は生きています。ややっ、一撃は無理でしたか。しかしもう一発。


 逃がすわけにはいきません。ここは広範囲の魔法で確実に仕留めましょう。 


「ファイアストーム!」


 よし! 当たりました!


「ここまでか……ほんとにお前らは差別しないんだろうな? 残った国民は頼んだ。あまり悪くはしてやらないでくれ……」


「……任されました」


 敵はそう言い残し相手はほうきから落下。そのまま燃え盛る建物の落ちていきました。

 もしセルビア王国が最初に出会ったのが我が国だったら戦争しなくて済んだかもしれませんね。



 少し後味の悪い戦争でした。せめて新しく占領した村の獣人達が死なないほどの生活が出来るように桜さんに頼んであげましょう。


 しかしまだ敵は残っていました。そして私は既に満身創痍です。


「ファイアボール!」


 私は防御する余裕もなく、もろに魔法をくらって川に落ち、目の前が真っ暗になりました。



「……さん! ミトさん!」


 はっ! 私は何を!

 目を開けると桜さんが抱きついてきました。やったぜ。


「大丈夫ですか? 一応回復魔法をかけましたが……」


「はい! 大丈夫ですよ! ありがとうございます!」


 川に落ちたのが幸いでしたね。なんなら今のハグで全回復です。


「良かった……」


 心配をかけてしまったみたいです。

 桜さんが私を心配してくれたのは少し嬉しいですね。

 あっ忘れてた。


「そういえば戦争はどうなりましたか!?」


「はい。なんとか勝ちましたよ。えっと……」


 それから簡単な戦争の経緯を説明してくれました。


 あの敵の国王……セルビア王国の創造主の事ですが、私が彼を倒してから、敵軍は大混乱におちいったみたいです。


 あの後、私を救助するために味方の魔術師達は戦いを中止して撤退したため、自由になった相手の魔術師達がブルガリ王国の王宮を攻撃している敵に国王の死を伝えてしまったみたいです。

 私に最後の攻撃して来たやついつか絶対しばく。


 思った通り、セルビア王国は度重なる戦争による国民の疲弊を創造主の力で無理やり押さえつけてたらしいです。


 まぁ2回もたくさんの人を徴兵して大戦争をしていれば不満も溜まるでしょうね……。

 これに関しては魔族の時といい、私達も気をつけた方がいいでしょう。と桜さんが言っていました。

 ぐぅの音も出ません……。


 その混乱している所にキトさんが率いる私達の軍が後ろから襲いかかって敵は急いで逃げて行ったみたいです。


 さて、戦争自体は敵が自分から逃げて行ったので思ったよりもあっさり終わってしまいました。

 全く。これだったら今連れてきてる軍の一部は農業でもしてもらってた方が良かったかも知れません。


 他にも朗報がありました。

 セルビア王国は降伏。元々マケド王国としていた約束通り、王都はマケド王国が、我が国は南部の村をもらう事ができました。


 これで数百人も人口が増えたのです。

 魔族との戦争ではほとんど何も貰えなかったので嬉しいですね。


 最初は私達を敵視していた獣人の住民も我が国の食糧援助により、今の所は反乱を起こす様子もないそうですし、今度は獣人と人間も仲良くなれると良いですね。


 それよりもっと大変な事を桜さんが言い出しました。


「それで……ブルガリ王国の王族の皆さんの遺体が見つかったようです」


「え? えぇー!?」


 いややばくない? どうなっちゃうの?


次からは桜視点に戻ります

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