表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

26/82

分割案

 えー、私は今、12人の飛行魔法を使える人と共にマケド王国に来ています。

 なんと今この国ではヒーロー映画の撮影をやっているようです。

 あっ! 出ました! 剣が光っています! 第二王子の必殺技だー!


 ……ふざけている場合では無いですね。下のセルビア軍に襲われないように反対側から行きたいのですが……。おや? あそこで指揮をとっているのはマケド王国の第一王子のカイトさんですね。

 あそこで状況を教えてもらいましょう。


 私が声をかけると、どうやら気づいてくれたようです。上に弓を向けていたマケド軍の人達が腕を下げてくれました。


「桜さん! 久しぶりです! ちょうど使者を送ったところなんですよ。セルビア王国が我が国に攻めて来ました。ブルガリ王国とニポン皇国にも救援を要請したいんですが……」


 あれ? ブルガリ王国の使者はきていないんでしょうか? マケド王国には騎士団を3人派遣したと聞いてたんですけど。


「こちらにブルガリ王国からの使者は来ていないですか? 現在、ブルガリ王国と我が国の両方にセルビア軍が侵攻してきています。こちらの同盟国がまとまる前に各個撃破するつもりでしょう」


「えっ!? そんな事は聞いてないんですが……。なるほど。確かに前回のブルガリ王国戦に比べて人数が少ないと思っていたんです。最初の敵は300人だけでしたから」


 それから私達は現在のそれぞれの情報を交換しました。

 その結果、セルビア王国は今回ブルガリ王国に700。ニポン皇国に100人。マケド王国に300人。そして本国に200人の軍がいる事が分かりました。

 いや多すぎでしょ。セルビア王国は前も大量に動員してましたよね。


 それなのにセルビア王国は人口の約半分を戦争に使っているようです。正気だとは思えません。


「なるほど……。敵は1300人。しかしブルガリ王国に集中していますね」


 そこで私はここに来るまでに考えていたことを話す。


「はい。今私達の3ヶ国でブルガリ王国を囲んでいるような立地です」


 中心をセルビア王国として、南のニポン皇国。東にブルガリ王国。西にマケド王国がある感じです。


「そこでブルガリ王国が持ちこたえているうちにセルビア本国を落としませんか?」


「なに!? 本国に?」


 当然、セルビアへの侵攻どころか防衛だけでも手一杯な状況でブルガリ王国よりもセルビア王国を優先した事にカイトさんは驚きます。

 私は落ち着いて説明する事にしました。


「はい。現在セルビア王国は国民のほぼ半分を徴兵しています。おそらく国民の反発は相当なものでしょう」


 まぁ実際、ゲームシステム的にたくさん徴兵すると国民の反発がすごい事になります。もし創造主としての求心力が無ければとっくに反乱祭りでしょう。


「なので今、征服したとしても国民は私達に協力してくれるはずです。レジスタンスにはならないでしょう。

 さらに現在のセルビア王国の防衛軍は数が少ないです。おそらく私達を押しとどめているうちにブルガリ王国を滅ぼせると思ったのでしょう。

 また数を揃えて侵略されたらたまったものではありません。今のうちにセルビア王国には滅んでもらいましょう」


「なるほど……分かった。それでどのようにすれば良い?」


 あれ?物分かり良すぎません? 前に仲良くなったからでしょうか?


「はい。残念ながらニポン軍だけでは王都を落とすのは難しいです。そこで私達も協力するので早く敵を倒して我が国の軍と合流して欲しいです」


「そういう事ならいいでしょう。しかし他国の方を戦わせるのは……」


「いえいえ。こちらから頼んだ事なので」


「ありがとうございます。正直マケドには魔術師が僕しかいないので助かります。それではその作戦で」


「えぇ。ありがとうございます」


 こうしてこれからの行動も決まり、今日は遅いので私が王城の一室に泊まらせてもらう事になりました。

 作戦の決行は明日です。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ