表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

14/19

間話 そしらぬ伝説

「い、一体、なんなのだ、あの化け物は……」


 戦場にて、歴戦の猛者達はその巨大なゴーレムを見て戦慄した。

 

「味方、なんだよな」

「あんな化け物を作れる錬金術師がうちにいたか?」

「いや聞いたことがない。援軍か?」

「そんな話は聞いてないぞ」

「それじゃ一体……」


 自分たちが苦労して一匹一匹倒していた魔物を、この巨大なゴーレムは蟻でも踏みつぶすように蹂躙していった。


 人間でさえ、この驚きだ。

 魔物達はたまったものではない。

 

「ほほう。あれだけのゴーレムを作れる人間がおるとは」


 2本の角の生えたエルフの男が玉座に座りながら言った。


「申し訳ございませんザ・ラ様。私の失態です」


 ひざまずき謝るのは同じエルフの女。


「どんな戦にもイレギュラーはあるものさ。君のせいではない」

「誰かを送りましょうか」

「その必要はない。これはあくまで偵察だ。実際にそのかいはあったしね。それにこれ以上暴れると、他の魔王が介入してくる。それは厄介だ」

 

 魔王ザ・ラはその邪眼を以て戦争を眺めていた。

 3体のゴーレムが、暴れ回っている様子を楽しんでいるのだった。




ちょっとでも面白いと思ったら


ブックマークと


評価の「☆☆☆☆☆」を「★★★★★」にしてね!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ