表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の魔術師?!  作者: 暁瑠
10/61

文化祭?

夏休みが終わるとすぐに文化祭で、舞踏会と、作品発表会がある。けれど、1年生には作品発表はない

「舞踏会じゃなくて、武闘会なら良かったのに」


「貴女ねぇ、アカデミーをきちんと卒業出来ればお抱え魔術師や聖騎士。それなりの道へ進む事が出来るのよ?ダンスの一つも出来ないと、恥かくわよ?」


「1年生は参加しなくていいっていってたよ?」

第一、踊れないし


アイゼルは、吞気な同級生に溜息をつく

「はぁ…エリーはどうするの?」


「お母さんに頼めば何とかしてくれるかもだけど、私、お店を開くのが夢だから」


「エリーのお菓子、美味しいもんね。一応魔術師にはなりたいけど、錬金術師もいいかなって」


「宮廷魔術師や、宮廷錬金術師もあるわよ?魔力が馬鹿みたいに高い貴女なら、可能性はあると思うわ」


「みなしごでもありなの?」


「ありよ。特に今の陛下は実力主義だし、殿下もそう。お側使えの騎士も、平民出身の方だし」


「お城って面倒くさそうでいやだな。うん、とりあえず今年はいいや。進級出来るように勉強頑張るのが先だよ。でも、アイゼルのドレス姿は見てみたいな」


「だったら、参加なさいな。私が子供の頃着ていたお古なら、差し上げますわ」


「じゃあ二年後、卒業前の思い出に」


「…分かりましたわ!でも、ちゃんと進級できたら、勉強なら見て差し上げますから」


呑気に頷くイリスに、お節介な自分が少しだけ恨めしくなった

ここに入学したのはお父様のご意思。少しでもあの方との接点を持つ為。最も、そんな思惑を持つ者などあの方は、近づく事さえ許してくださらない。身分関係なく学べるこの場所を、そういう場所にしたくないらしい。



「ね、イリスは何処の教室行きたい?」


「3年生の先輩で、錬金術の天才って呼ばれてる人がいるって聞いたから、その人の作品はみたいな」


「錬金術の天災って聞いたけど…マイスターランクの教室も行ってみたいよね?」


「そこは当然でしょ!」


アイゼルは、二人の級友の呑気さが羨ましかった



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ