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7話「レベルアップと畑作業」

〜前回のあらすじ〜


まず本を読んだ。これで小鬼族に会えるなら話が早いけど……。

探索に出た。キノコ……食べれないかな?(興味津々)

初モンスター討伐! スライム(仮)が予想以上にキモかった。

 




 一度モンスターを倒したからなのか、遭遇したからなのか、《直感》がよく反応するようになった。

 そのおかげで、見つけた数体のスライム(仮)を倒して、経験値をゲットすることができた。



《経験値を獲得しました》


《経験値を獲得しました》

《レベルが上がりました》


《経験値を獲得しました》

《Skill《酸耐性Lv.1》を習得しました》



 レベルが上がったから、たぶん少し強くなったと思う。


 それで調子に乗って、試しにスライムの攻撃を少し受けてみた。


 まさか酸があったとは……。

 触れた手が火傷みたいにヒリヒリする。


 もしこれが服に当たってたら、装備破損とかで脱げてたのかね?

 下着はシステム的にも、流石に無事だろうけど、服は溶けそう。

 着替え無いから、ほんと気をつけないと。



 それと、スライムを倒した時ドロップアイテムなのか、結晶の欠片を何個か手に入れた。

 そのうち使いそうだけど、鑑定系スキル無いからどうしたら良いかわからない。


 一応、袋に入れて取っておいてある。



「そろそろ帰ろっかな」



 袋には他にも、探索中に見つけた野草を入れてある。

 《植物知識》で食用可の物で、簡単に育てられそうなものを3種ほど見つけてある。


 まだ時間もあるし、帰ったら早速畑を作って植えてみよう。




◇◆◇




 帰宅。


 初めての長い探索。

 結構疲れた。

 その分、収穫もあったから、無事に帰ってこれてホッとしてる。


 特に、真っ暗になる前に帰ってこれたのは良かった。



 このゲームでの時間は、リアルタイム1日で3日分になる。

 時間の速さがどうの、って話じゃなく、単純にリアル8時間がこのゲームでの1日になる。


 つまり、今後平日の私がよくログインすることになるだろう午後8時は、このゲームでは3日目のお昼になる。

 2時間も遊べば夕方になるから、これ以上本格的に探索するなら、灯をしっかり用意しないといけない。


 本読むより先に探索行った方が良いんだろうけど、帰った後、疲れてる時に本読むと眠くなって集中できないし。



「まぁ今後のことはさておき。取れた野菜……野菜? 野草? 山菜? ……まぁ食べれそうな植物を育てる準備しないと」



 とりあえず、収穫物は料理用作業台の下のチェストに仕舞ってある。


 疲れてめんどくさいけど、ただ仕舞ってるだけじゃ悪くなるし、畑を準備しないと。



 道具の中に(くわ)は流石に無かったけど、何故かスコップはあった。

 とりあえず、畑と言えないまでも、これで土を掘り起こして、植えてみよう。




◆◇作業中◇◆




「はぁー、疲れた。こんなんで良いでしょ」



 かなり雑だけど、雑草を抜いた地面の土を掘り起こし、畑っぽくして、そこに種類毎に野草を植えていった。


 数も少ないし、畑と呼べるような物ではないけど、それなりに満足。



「あとは……水かな」



 昨日も使ったタライバケツと、武器箱から見つけた短杖を用意する。

 用意したタライバケツの底に、魔力を込めた短杖で陣を描いていく。



「マジック『作水』」



 使ったのは、ただの水を生み出す魔術。


 魔術陣から魔力の光が溢れ、ゆっくりと水を生み出していく。

 込めた魔力が少ないからか、量は多くないけど、それでもまぁ大丈夫だろう。



「よしよし。これがあれば湖に汲みに行かなくて良いし便利だね。料理にも使えるし」



 やっぱり、生活の上で水って重要なんだなぁ、って実感する。


 とりあえず、タライっぽいバケツに溜まった水を、植えた植物の根元にかけていく。

 流石に重いから、バケツごと傾けるんじゃなく、一回ずつ手で掬って、だけど。



《条件達成によりSkill《農作Lv.1》を取得しました》



 いまいち「取得」と「習得」の区分がわからないけど、スキルが貰えたってことはこれで育つのかな。


 改めてステータスを見てみると、【魔女】って何だろう?って感じのスキル構成に育ちつつある(笑)


 まぁ、別に私は、【魔女】を目指してこのゲームを始めたわけでもないし、これで良いか。


 少しずつ、やることも増えてきて、生活も充実に向かっている。

 まだまだ全然だけど、全て一人でやってるからこそ、一歩ずつ進んでるって実感が湧く。

 あとは調味料とか、使えてない生産設備とかを少しずつどうにかして行きたい。


 そのためには、やっぱり人を探すのが一番早い……のかなぁ。




 ま、今すぐどうこう出来ない事は、明日から考えよう。


 少し早いけど、今日はそろそろログアウト。

 ではでは、また明日。



─────────────────────



主人公

Name「キャスリス・ヘクセ」

Role【魔女】Lv.1→2

Class「見習い」

Skill

《魔術才能Lv.1》

《植物知識Lv.1》

《直感Lv.1》

《採取Lv.1》

《言語Lv.1》+小鬼族

《釣りLv.1》

《生活魔術Lv.1》

《魔力操作Lv.1》

《杖Lv.1》

《料理Lv.1》

《剣Lv.1》New

《酸耐性Lv.1》New

《農作Lv.1》New

Title

〈見習い魔女〉

〈モンスターハンター〉New


使命

『神薬、またはそれに匹敵するレアリティの薬品を自作すること』



こんにちは。

お読みいただきありがとうございます!

急なポイントとアクセスの上昇で、狂喜乱舞したり絶句したり、オフトゥンの上で悶え転げ回ったりした作者です。

疲れました。


何ですか! 日間ジャンル別7位、週間ジャンル別23位って!w

ブクマ、評価してくれた方々、感想をくれた方々、そして、レビューをくれた天使様!

本当にみなさん、ありがとうございます!


一気に順位が上がって、もっと読んでもらいたい、と(更新頻度上げようかな?)って誘惑に駆られましたが、まだまだ私は初心者の駆け出しなわけでありまして。

順位に関わらず、作者の腕が一気に上がるわけではありませんから。

調子に乗らず、駆け出しであることを自覚して、ゆっくり確実に続けていこうと思いました。まる。

早速ミスやら修正点やら少し出てますしね(苦笑)

修正を加えたところは、活動報告の方でまとめてますのでー。


……それでも、ここまで来たらいつの日か、書籍化なんて話も……って淡い夢を見てる作者です。

良ければ、これからも応援の方、よろしくおねがいします!

本当に、ありがとうございます!


あと、ステータスのスキル表記が読みにくいと思いますが、主人公が並び替え機能に気付くまでお待ちください(


次回更新は土曜日の予定です。

ではではー。

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