表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

11/26

8話「別世界の話」

〜前回のあらすじ〜

スライム(仮)を倒してレベルが上がった。わーい。

野草を育てる畑を作った。スローライフもようやく始まりって感じがする。


今回は短めです。


 




 4日目。

 そろそろ、街にしろ何にしろ、人の住む場所について何も知らないのはやばいんじゃないか、と思えてきた今日このごろ。


 と言うわけで、今日の予定は、読書、釣り、農作の流れで。

 まずは読書だけど、本を読む前に、畑(仮)の様子だけ見ておこう。




◇◆◇




「んー、まぁ、流石に一日でどうこうならないかぁ」



 リアルの3倍進むと言っても、植えて1日じゃ変化は無かった。


 そもそも、こう言う草って、どう言う感じに繁殖するんだろう?

 育ちはするけど増えない、ってなったら意味無いんだけど……



「その辺は後で、リアルで検索しておこっか。本で情報出るならなお良しだけど」



 流石に、運良く《農作》についての情報が書かれた本は見つからないだろうけど。



「……あ、《直感》で探ってみれば見つかるんじゃ?」



 と言っても、優先度的には街についての情報が先。

 そっちが見つかってから、農作はゆっくり進めよう。



「よし、畑も見たし、本読んでのんびりしよ」





◇◆◇




 早速、さっき思いついた《直感》で、街についての情報の書かれた本を探す。

 《直感》は意識して使った方が、何となくそれっぽいのがわかる気がする。

 気がするだけかもだけど。


 そして、何となくそれっぽい中で、一番読みやすそうな本……本?を読んだ。



《経験値を獲得しました》

《初めて別世界についての情報を得ました》

《ヘルプに情報が追加されます》



「これは……ハズレかなぁ」



 書かれていたのは、別世界での日記のようなものだった。


『夢幻世界・旅日記』

 とある旅人が、旅の途中、光でできたような扉を見つける。

 扉を開くとそこは別世界で、扉は消え、元の世界へ戻る方法がわからなくなった。


 そんな話。



 最初は、この世界についての日記かと思って真面目に読んだけど、インフォが来たように、別世界についてだったらしい。


 ヘルプを開くと、世界についての項目が追加されていた。



『人界』

『夢幻世界』

『????』(現在地)



「……人界?」



 人界。この世界名に見覚えは無かった。

 無かったけど、予想はできる。



「たぶん、神さまが創った『最初の世界』、かな?」



 たぶん。

 予想でしかないけど、「人の世界」って漢字で書くなら、それなりに重要な世界だと思う。


 もしかしたら、この日記の人も、『人界』から『夢幻世界』に飛ばされたのかもしれない。


 それなら、ヘルプに追加されてたのも納得できる。



「んー、と言っても、今は別にどうでも良い情報かなぁ。たしかに人里について書かれてたけど、人里(異世界)だし……」



 魔女なら異世界に渡れても不思議では無いけど、まだ魔女歴3日だから。

 今日で4日目だけど、その程度じゃどうしようもないよ。



「まぁしょうがない。他の本は後で読むことにして、釣りに行こっかな」



 釣りは、今の食生活の支えになっている。

 あの魚はなかなか美味しかった。

 正直、畑がちゃんとできるまでは、毎日魚でも良いかも……



「いや、それは流石に飽きるか」



 それに、塩にもいつかは限界来るだろうし。


 まぁそれでも、まともな設備無くして、なかなか良い感じにはできてたと思う。


 今回は数匹釣って、明日とかのためにとっておこうと思う。

 魔術で水を出せるし、他の魔術で凍らせることもできるし、冷凍保存できると思う。



「あ、けど時間3倍になるのか。どうしよ」



 魚を冷凍するなら、頭と内臓を取って洗って、空気に触れない様ラップして冷凍するのが良い。

 それでも、2週間も放置すれば悪くなり始める。


 ここにはラップも無いし、冷凍庫も無い。

 冷凍も雑になる。

 良くてリアル時間3日くらい、ゲーム時間で10日程度しか保たなそう。

 そもそも、凍らせるのはまだ使ってない魔術によるものだから、効果の程度もわからないし。



「うへぇ、足りない物多すぎ。とりあえず冷蔵庫欲しい」



 無い物ねだりしててもしょうがない。

 とりあえず、3匹釣ることを目標に、釣りに出ることにした。


 これが魔女の生活?

 魔女とはいったい……?




 何か、重要な情報を逃してる気がしながら、釣りの準備を整え、家を後にした。

 待ってろ晩食ー。

こんにちは。

お読みいただきありがとうございます!

最近、スマホを手に取ると、この作品のアクセスやら評価やらが気になってスマホゲーを全然やらなくなった作者です。

代わりにSwitch持つと、スプラ○ゥーンやスマ○ラが楽しくてしょうがないです。


実は、前回でページ数が二桁になりました。

めでたいー。

あと、目標としてた『1日のPV1万超え』が達成されました!

とても嬉しいです。

ありがとうございます!


さて、今週は木曜日にメンテがありますね。

メンテ前の水曜日に更新というのもあれですし、火曜日更新予定です。

今回短かったですしね。

ではでは、また明後日です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ