1-1ここはどこだ?
「起きなさい」
俺の知らない声が聞こえた。
でも何故か知っている。
俺は目を覚ました。
俺は確か…18歳だった気がするけど、知らない部屋にいた。
確か俺が住んでいた所はマンションだったはずなのに、
木造で造られ、周りにはおもちゃらしきものまで置いてあった。
そして起き上がると、視点かが低いことに気づいた。
小さくなってることにも気づいた。
もしかして、なんかのアニメであった小さくなる薬を飲まされたのか?
まあそれはないか、これは夢だ。
そうだ絶対そうじゃないとおかしい。
頬っぺたをつねってみた。
何もおこらない無い。
焦るな焦るな、まずここがどこか調べよう。
あれ、目の前に人がいる。
「シュル寝ぼけないで速く来なさい」
シュル………聞いたことがある
その瞬間前世の記憶と今の記憶が頭に入り込んだ
俺の名前はシュルで5才のロカリス家ということを
思い出した。
お母さんはラミアで、
お父さんはフレクスで兄と妹がいることだ。
多分目の前にいるのが母親だと、思う。
いつもはもっと早く来ているはずだが、来なかったため、
母親が来たと思われる。
「わかった」
シュルは眠たそうな声で返事をした。
「それじゃあ、着替えて下に来なさい」
「OK」
あっ、ついなれで間違ってしまった。
気にしていないなら、大丈夫だろう。
さて、着替えるか。
「遅くなりました」
俺は恐る恐る椅子に座った。
「寝坊かシュル」
今言った人は俺の兄のレイク、8歳だ。
「人は誰しも寝坊はする」
「なに言っているんだ、変なものでも食ったか」
「いや、食ってない」
「です」
言い忘れる所だった。
母親は言った。
「今日なんかへんだよ」
あれ、さっきの「OK」を気にしていた感じなのか。
「ママ」
そして、今言ったのが妹のミリア、2才だ。
おかしいと思うんだよな、父親の名前がフレクスで兄が
レイクで、レとクがどっちも入っている。
母親はラミアで妹がミリアで、ミとアが入るのに、
俺はシュルでどこにもはいらないんだよ。
俺の考え過ぎかも知れないが、俺は仲間外れにされている、
きがする。
それ以前にここはどこの国なのかな?
喋っている言葉は日本語かな?
でもシュルとか言う名前は日本で使わないし、母親の髪の色は金髪で、
他の家族は、青い髪あれそんな国あったけ?
もうわからない。
「シュル聞いてる?」
母親が怒っている感じに言った。
「聞いてるよ」
「それなら、早く食べて支度しなさいよ」
確か今日は……
小学校みたいな所にいくために、入学の手続きをするんだっけな。
「分かりました」
そして、シュルはご飯を食べることにした。
シュルの前に置かれているこの食べ物は、なんか日本で言うとカレーに似ている。
味は初めて食べたような、でも食べたことはある。
まあ、美味しいな。
本当にここはどこの国なのかな?
街を見れば多分わかるだろう。
実は俺はこの世界でまだ街へ
行ったことがないんだ。
まあ今回が初めて、というわけではないだろうと思う。
多分行ってみれば分かるだろう。
ご飯も食べたし、支度も終わったし、行くか。
「お母さん、準備終わりました。」
「わかったわ、玄関で待っててね」
「はい」
まず、この家は大きすぎると思う。
俺のお母さんとかお金持ちなのかな?
「俺は行きます」
兄のレイクは多分学校に行くらしい。
「行ってらっしゃいお兄さん」
そして兄は扉をバタンと音を立て外へ行った。
「待たせたわねシュル、それじゃあ行きますよ」
「あとは任せました」
それに反応して父親は言った。
「分かった、行ってらっしゃい」
「行ってきます」