用語説明 順次更新
・アウタースレーブ
異界奴隷のこと、ヨーロッパを中心に方角をつけて呼ぶ。
・王位継承記念式典
100年に一度行われる式典で実際に継承されるのではなく、一代目王の亡骸から現国王に冠を授けられるというもの、この年だけは異界に空賊を放ち、人類の捕獲が許可されている。しかし、船に乗せるのは数に限界があるため、普通の奴隷に比べ値段が高く、また博識であることからたいていは奴隷を見張ることを目的とした奴隷である。ちなみに値段は高く、どんなに安くても平民の半年分の生活費ほどかかるといわれている。
・モンゴロイド・ユーカソイド・ネグロイド・オーストロライド
ここでは人類の人種を言うが、種族によって値段が違う。
・大学〈史実〉〈ヨーロッパ・universitasの大学〉
当時の大学は今とは違い聖職者になるために、カトリックが作ったものと、専門職を養成するために作った計四学部〈法学部、神学部、自由学部?、医学部〉で、キャンパスはなく主に学生ギルドと教師ギルドの二つが集合した組合団体が権利保護のために立ち上げたものと、教会の地位向上のためのものがたちあげられたので大きく違う形態となった。〈例えば給与体制が学生から教師に支払うものと、教会から教師に支払うもの〉
かの「メンデルの法則」で有名なメンデルも大卒であり聖職者であった。言うでもないが大卒〈特に聖職者〉はとんでもないエリートであった。〈メンデルは中世ではなく近代の人です〉
・大学〈架空〉
自治的に各都市で広がっており、主に学ぶ学部は、魔法学、哲学、数学、法学、などがあり、キャンバスによって学ぶものは違う。入学時の試験は難解で、主に国語〈国の公用語とは別に大陸で古くから広く使われているベンジ語〉を読み書きしなければならない。そのため、大学に入るものはまず初めにベンジ語の専門学校に入学し、試験に臨むものが一般的だった。
ちなみに学生は自己主張が強く、市民との摩擦が絶えないため、あまり市民からの評価は高くはない。酒場で取っ組み合いになったり、学生ギルドが雇った講師を殺したりしているのが主な原因である〈史実です〉
・セージ
魔導士の一種、セージは魔法研究をする魔法使いを意味する。彼らは研究所を各所にもち、国の機関の一部として、時には要求されたものを作り、また個人的な研究をする。
魔導士はこれをを含めほかに
セージ・・・上記
パラディン・・・魔法を使える騎士・貴族
ガーディナル・・・魔法を使える貴族〈ただし攻撃的なものはできず、能力は人によって違うが、共通して精霊やドラゴンといった者との会話が可能〉
ちなみに、魔法を使えるからと言って階級が高いわけではなく、聖職者として、国粋主義としての誉れでしかない。
・仕出し女
戦場に兵士と一緒に従軍して、掃除家事はもちろん身の回りのことを一手にしてくれる使用人のようなもので、中には兵士と一緒に戦う猛者もいたとか、階級的には作者の不勉強もあってよくわかってないがおそらく平民ではなかったかと思われる。従軍していたからには相当な体力があったことは言うまでもない。
・準貴族
貴族ではないが貴族の一部の特権が与えられる階級、国によっては販売されていたので豪商・豪農が買っていた。騎士もここにあたり領主などから与えられた土地を利用して収入を得ていた。
・フォーク
イタリアの商人がフォークを発明するまでの間、当然のように貴族も平民も手で食べていた。今としてはあり得ないが、文化の違いと考えればわからないこともない。食べる最中にハーブの入ったボールで手を洗っていた。
・ユーギリア人
大陸日て最も多い民族で、グリーフラントの中で最も多い民族。
・肉屋飛脚
肉屋は中世では、郵便屋の機能をあった。
・馬上槍試合ーシェルフレナンー
個人戦、団体戦、接近戦(というより演習戦)の三つの競技を開催していた。説明すると非常に長いので簡潔に記す。
・個人戦・・・大体前夜祭に行われるが、人気から単体でやることもある。一騎打ちの三本勝負
・団体戦・・・多くの騎士による集合戦、手持ちのランスが尽きたり全員落馬したら負け。
・接近戦(演習戦)殺意がないだけで実戦、乗馬しなくてもいいし武器も自由、お互いが戦闘不能になるか日が暮れるかで終了
その後祝宴があり、優秀者には賞金。領土などが授与された。
なお騎乗戦ではその危険性から特別な鎧を装備していたが、詳しくは18話に書いてあるのでよければみてください。
・従騎士
騎士の見習い、騎士を身の回りの世話をする。ここを経て騎士になるのだ。
・赤霧教
大陸でもっとも信じられている宗教でパラディンの儀式をすべて管理している。その性質上多くのパラディンが信仰している。
・カンビオン
サキュバスやインキュバスが集めた精で受精した人から生まれるこ子供、本来は石のように七年間動かない、その後息を吹き返し、知才にあふれた美少年か美少女になるが、性格は狂暴
・商人の子供の学校
中世のころにはすでに存在し読み書きと算数を教えていた。男女差別がないのかわからないが女の子も勉強していたそうだ。
・チョコレート
チョコレートはもとをただせば南米のものでスペイン人が伝来して来たくっそ苦い飲み物だった、これをどうこうして(作者が本の片隅に書いてあったことをうろ覚えに書いているだけ)嗜好品に変え、近世には嗜好品としてミルクチョコレートや固形のチョコレートが登場して価格の安いチョコレート工場までたつようになった。
余談であるがベルギー王室御用達で有名なチョコレート会社GODIVA、スペルあってる?が繁盛したのは当時ベルギーの鋳型技術が高かったのが理由の一つなのだ。
・一元国家、連邦国家
前者が一つの国による国家(日本国)、後者は複数の国による国家(ロシア連邦共和国)