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恋すればするほど

作者: Soraきた

駅のホームで

まだ来ないだろう電車を待っている

おそらくは次の電車は

多くの人で

間違いなく

スマホをいじるスペースも

確保できないんだろう


この夏にいちばんの目標にしてた

彼氏をつくる、は

残念ながら難しいね

わたしの夏休みの宿題に代えたとしたら

書き記すノートには

ずいぶんと白紙が残る

次の夏の宿題としても

どうなんだろう?

それは冗談として

でも、ちゃんとできるのだろうか・・


チャンスはあった

いくらでも、とは

言い過ぎだけど

とにかく、何度か飲み会に参加した

キャンプも行った

カラオケでは

自分なりに

まあまあ自信のある歌を

控えめに披露した

バーベキューでは

自慢のサラダを用意して喜ばれた

などなど・・


仕方がないね

花火大会、向かう電車が間もなく

わたしはそれと違って

アルバイト先に向かう


車でもと思ったけど

この先の国道は

渋滞が目に見えてる

抜け道も今は

ずいぶんと知られてしまったから

仕方がない


昨年とは違うことを

間違い探しをしたら

結構探せるくらい

彼氏がいないのも含めて


その反対に

間違いじゃないものを探した

それは

あなたへの想いくらいかな

でも、まあ仕方がないね

今日3回目の仕方がないと思ったこと


もう少ししたら

海が見えてくる

ホントは見たかったけど

あいにくの人の多さで

この電車からは見えないか

仕方が・・


まあ、こんな日もあるよね

電車窓に映る、わたしの表情

少し薄めの化粧をした

それも昨年と比べたら

間違い探しのひとつかな


ココロの中で

苦笑いした

恋について

とくに焦らずにいようよ

今はそれでいいと思う





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