第10話(裏) 事故
海兵隊員の視点となっています。前話と比べながら読んで、楽しんで下さるとうれしいです。
私達は今、急に出現した入り口らしき場所に銃口を向けて警戒しています。
人数は二十人の精鋭部隊、私はその中の一人。私達精鋭部隊『夜見』に拿捕できない船はありません。
提督の直感では敵対は無く心配はいらないらしいですが万が一の事があってはいけません、提督の直感はよく当たるとしても部隊としては敵対がある方向で警戒を行っています。
銃口を入り口らしき場所へ向けていると人影があらわれました。
その姿はとても幼く五歳くらいでしょうか?顔は…探照灯に照らされて眩しかったのか羽織っているブランケットで顔を覆っていてよくわかりません。頭には何故か白い毛玉が乗っています。
目が慣れたのかブランケットから顔を出しました。ですが髪がだいぶ伸びているためその顔はよくわかりません。多分女の子でしょう。
幼女は自分に銃口が向けられていることに驚き身を固めてしまったようです。そうですよね、二十丁の銃口が自分に向けられていたら大人でもビビります。
すると幼女の頭に乗っていた白い毛玉が動き、幼女の前に立ちはだかって毛を逆立てました。どうやら威嚇しているようで、私達はその毛玉が生き物であると認識を改め、注意深く観察していると、それはなんと絶滅危惧種のキュピルだったのです!しかもアルビノの様です!
これは密輸と考えるべきでしょうか?幼女は密輸者の家族?それとも人身売買の為に攫われた子供?キュピルは人には懐きません、でもこのキュピルはあの幼女を守ろうとしているように見えます。
全くこの状況が分かりません。他の隊員も迷っているようです。
すると隊長から銃口を下ろすように指示が出ました。
こんな幼い子に銃口を向けるのは心苦しかったのですが状況が状況でした。もしかしたら強力な超能力を持っていたり、幼女を囮として他の場所に隠れている者が攻撃をしてくるという事もあり得るのですから。
他の隊員も銃口は下ろしましたが警戒は緩めていません。逆に強くなっています。
隊長は幼女を旗艦に連れて行き提督に会わせるようです。十人が幼女に同行、残りの十人にはこの艦の内部調査をするようです。ですが内部に繋がっているはずの幼女が出てきた入り口は無くなっていました。隊長は、幼女に問い詰めるのは提督に任せ、甲板上で残りの十人を警戒させることにしたようです。
私は幼女を旗艦まで案内するグループとなり、キュピルを頭の上に乗せた幼女の隣を歩いています。
そんな時に幸運、いえ事件は起こりました。
海上だったので強い突風が吹きました。すると幼女が羽織っていたブランケットがめくり上がったのです!
その下はなんと裸だったのです!そして私達は見てしまいました!!
その体はシミ一つなく、すべすべモチモチとしているような肌が探照灯によって輝いていました。そして下の方に目を向けると…そこには…とても可愛らしいお(ピーー)んがありました!
女の子だと思っていた子は、なんと男の子だったのです!
海外との演習でヘトヘトになりムラムラしていた私達には、それはもう最高のご褒…ゲフンゲフン
今は任務中です。もしかしたら武器を隠し持っている可能性があるのでくまなく、舐め回すようにその裸を見ます。
別にやましい気持ちで見ているわけではありません。これは必要なことです。隊長もしっかりと観察していますし問題ありません。ありませんとも。
男の子は必死にめくり上がったブランケットを戻そうとして体をくねらせています。
そんなことをしていれば、お(ピーー)んがプラプラと動くのは当たり前、その動きはまるで私達を誘っているようです。
そんな動きを見た隊員の中には鼻息を荒くしたり、鼻血を出したり、絶頂して倒れたり、といった者が続出しました。どうやら卑猥な目で男の子を見ていたようで、精鋭部隊の一隊員として恥ずかしく、情けなく思います。
ちなみに私は隣なので近い距離で視ることが出来ました。
意識はしっかりしていますし、しっかりと武器が無いかを視ていたので皆さんには私を見習ってほしいものです。
隊長は先頭を歩いていたので正面から見れていたようですが、全く動じることなく男の子を観察している様子でした。
ですが私は見逃してはいませんよ。隊長の鼻の穴が微かに広がったのを。
至福の時間は過ぎるのがあっという間で、突風が治まりブランケットが元に戻った事で終わりを迎えました。
視界を遮るものが無くなった男の子は今の周りの状況を見回しています。
余韻に浸りすぎて反応が遅れてしまいました。こんな状況では逆に怖がらせてしまいます。どうにかしようとした時、何を思ったのか男の子は微笑みました。
前髪で隠れていた目の片方が微かに見え、その笑顔を見た瞬間、私達は堕ちてしまいました。
特にこれといった特徴というべき物は無く、極々普通の顔のはずなのに、その笑顔はとても眩しく可愛らしい物でした。
そんな笑顔を見た意識のある隊員のほとんどが倒れてしまい、残ったのは私と隊長だけ。
隊長は流石として、なぜ私は耐えられたのか不思議ですが、私はもう限界でス。
私のアソコはもうビチャビチャでズボンまで濡れているのがわかります。探照灯に照らされているので濡れているのがすぐにわかってしまいますが、濡れている痕がいい感じに影になっている様に見えるので大丈夫でしょう。
すぐにでも隣の男の子を襲いたい衝動を抑えながら、隊長と一緒に旗艦まで案内します。
男の子を旗艦―提督の待つ取調室―まで案内し、長門の甲板に出た所で
「隊長」
「なに?」
「あの子、強力な武器を二つも持っていましたね」
「…そうね」
「見て下さいよ。被弾して私のアソコは大洪水です」
そう言って私は隊長に濡れているズボンを見せます。
「あら、ほんとね。…ほら、私もよ」
いつも冷静で性欲とは無縁と思われていた隊長が、私と同じ位に濡れているズボンを見せてくれます。隊長はムッツリさんだったのですね。
「わぁ、凄いですね」
「「…」」
「…隊長」
「…なに?」
「私…あの子と一緒に居たいです」
「そう。……私もよ」
「そうですか…頑張りましょうね」
「えぇ」
そう言って、私達は意識を手放しました。
こんな感じで下のネタが盛り込まれていくと思います。
よかったら気長に待って、読んでやってください。




