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悔いの象徴
ツラい過去は誰にでもある。
清算出来ない心残りは、いつも僕の心を苦しめる。
それはまるで打たれた杭のごとく、いつまでも胸に残り続けた。
どうしてあの日、僕は間違えてしまったのだろうか。
どうしてあの日、僕は誤ってしまったのだろうか。
どれだけ思い直しても過去が変わることは無い。
後悔。
未来でやり直せれば良かったのだけど、僕にはそんなチャンスも無い。
あの日に、全ては終わってしまった。
心に深く突き刺さっているその杭は、悔い改めても抜けることは無かった。