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飲むはずだったんだ・・・

六話です。よろしくお願いします。


葵たちと別れてお父さんの家へ向かっているのだが、俺的には怖いことがある。

まだプロポーズしてないんだよね??外から埋められてる感あるよね?

いや、指輪は買ってるんですけど、タイミングが・・・


「ま、まぁ。今日は飲むかー」

葵の家まで行き(葵いないけど)玄関前までいくと、そこにはお父さんが立っていた。

「こんばんは、お父さん。今日はありがとうございました。おかげでスムーズに終わりました」

「それはよかった。じゃあ行くか!」

「え?俺待ってたんですか?」

「そういうわけじゃないが、お前が最後だったのでな」

まじか、物を買ってくるんじゃなかったよ。


「すみません。酒飲むんで、いるかと思って」

そう言って買ってきたつまみをみせた。

「優貴、俺の好きなものわかってんの?全部好きなやつなんだが。逆に怖い」

「あ、いや自分の好きなやつかってきただけです」


好みが同じとは・・・偶然か


「よし、今日は紹介してやる」




といって家の中に入っていった。





~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「え、えええええええええええええええええええええええええええ!?」


中に入った瞬間驚かされた。芸能人や、政治家など有名人ばかりいたのだ。


うわあ…俺の場違い感すげえ・・・

ん?でもこういうやつってなんかスーツとか着てるイメージだけど、みんな私服だ。

そうなるとお父さんの和服違和感ありすぎ。


「え、えっと…これは?」

「あ、今日はこういう会だ。適当に空いてるやつ集めた」


適当に集めたやつでこの人たち集められるのはすごいんだが・・・


「まあ、何とかやってくれ。みんな帰りたいときに帰るからな」

「あ、じゃあ俺帰りますね・・・」


あまりの豪華さに一緒に飲むことにためらいあるんですが・・・かえって一人で飲んだほうがいいじゃん…


「あら、一秀さん。その方は誰ですか?」


お父さんと少し話しながら酒を飲んでいると後ろの方から声がしたので振り返ってみると、そこにはカメラを持った男性がいた。

え…気配が分からなかった相当強い人だろうなぁ…


「おお!キミも来てくれたのか!どうだ、仕事のほうは」

お父さんがそう聞いた。

「最近は○○とか○○さんの写真集撮りましたね。みなさん美しかったですよ」


マジか、有名なアイドルグループの人じゃないか。そんな人の写真集を撮るなんて、相当腕のいい人なんだろう。


「すごっ・・・」


思わず声が漏れてしまった。どしよ、どうしよ。


「私なんてまだまだですよ。最近では人物より風景のほうが好きですよ」


あははと笑いながら男性は答えた。


「早速ですが飲みませんか」

と言われたのでグラスに入れて飲もうとすると


「結婚写真はこの人に撮ってもらえ!なぁ?優貴?」

思わず吹くかと思ったわ…!


「な、なに言ってるんですか!?ま、まだプロポーズもまだなのに!!」

「もう婚約したようなもんだろ!早くプロポーズしろ今からしろ」


「え!?今からですか!?雰囲気っていうもがあってですね?電話じゃそんなのでないじゃないですか!」


みんなもそう思うよね!?ね?ほら、よく花火とかでさ!


「ほう、恋人がいると?誰ですか?」

男性が聞いてきたんだが、この状況俺がお父さんの息子みたいだからさ・・・


「ああ、こいつの恋人はうちの葵だ。そろそろプロポーズするから結婚写真は撮ってやってくれ」

お父さん!?おとうさーん!?なにいってくれちゃってるんですか!?


「ええ、もちろんいいですよ。というか、まさか葵さんの彼氏さんでいらしたとは・・・」

「あ、ハイ。遠藤優貴です」

名刺なんてものは作ってないので、どうしようかあたふたしているとなんか胸ポケットから出てきた。

それは…紙でした!ねぇねぇ!なんだと思った?残念!ただの紙だッ!


「これはなんでしょうか」

なんでしょうね~

「おっとこれは…ほほえましいですね」

男性がふふっと笑って渡してくる。


その内容は


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


葵へ。


言葉では恥ずかしいので紙で書きます。

一緒に過ごして少し経ちましたが毎日が楽しすぎます。

まず、毎日学校とかあるのに家事をしてくれてありがとう。ご飯とか品目多くて楽しみにしてるよ。

葵がいるだけで毎日が楽しい!(笑)

これからもよろしくね。

I wanna be with you.

I'm all yours.


                      優貴




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「えええええええええええええええええ!?」


やばっみんな黙った!!


[ワハハハハ・・・!]

(えええええええええええええええええ!?)

[シーン・・・・・・・・・]


こんなかんじでなぁ!?


[ざわざわ・・・]

よかった…元に戻ったぁ。


「めっちゃ恥ずかしいんですけど!これ・・・もう帰っていいすか・・・?」


だってあんなこと書いてたんだよ!?

あれ、去年のハロウィンあたりに書いたやつだから・・・



「帰るんですか?まだ全然ですよ?あっ・・・そういうことですか」

「何を察したんですか!?そう言うのじゃないですよ!?」


「いえいえ。今日はありがとうございました。またこの会で会いましょう」

「あ、え?ありがとうございました・・・?」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


なんか追い出される形になったのだが。


どうすればいいんだこれ・・・


指輪はあるんだよ?でもいつがいいか…お父さんの家に澪ちゃん預けてデートに誘おうかな。

よし、その時に渡そう!


家にまだビールあったはずだし、飲むか。

葵まだ起きてるかなぁ・・・




来週はうちの親も来るし、引き締めていこう。

もうことは報告して理解してもらってるから、ややこしいことにはならないといいな。



___________________________



《ついに来週か・・・我が息子の転移者を見る時が。》

≪お前も話す準備はしておけ。この家の能力を≫

《ええ。わかっているとも。》



こうして物語は進んでいく。___________


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