登録へいこう!
五話です。
アドバイスなどあればお願いします。
昼ご飯も食べ終わり、そろそろ役所のほうへ行こうかと思っていたら、葵が(あっ!忘れるところだった)と言い、
「私の子供のころの服出しておいてくれた?」 と。
おっとそうだった。そう言う意味もあったんだった。葵、グッジョブだ!
「おう、そういえばお母さんに言われてたな。芹沢、持ってきてくれないか?」
お父さんが芹沢さんにそう言うと芹沢さんは後ろに入って服を持ってきた。紙袋で持って帰るのか、紙袋も持ってきた。(二袋)
「これです。長らく時間が経っていたので残っているのは少ないのですが、これはら着れるかと思います」
芹沢さんがそういって、俺たちに見せる。
全部で10着、夏服と冬服が半々…え?すごくない同じって。
夏服はノースリーブが一着ワンピースが残りの四着(み空色とか紅碧とか)こっちは青のほうが多いな…そりゃあ寒色だし、冬だと寒く感じるみたいな?
冬服のほうは、暖色と中性色が半々。葵にしては珍しい青系じゃない色。(赤とか緑とか)
パーカーとかセーターとかでした。
「ありがと、芹沢さん。またあったら用意しておいてもらえるかな?」
葵が芹沢さんから服と紙袋をもらって服を紙袋の中に入れる。夏服と冬服に分けて入れた。
「ありがとね!おじいちゃん!芹沢さん!」
感謝の言葉を言われてお父さん、デレデレである。
対して芹沢さんは…
[お嬢様の服をもう匂えない…?いえ、まだストックはあります…大丈夫です・・・]
おいなんかあぶないことしそうなこと言ってるぞ。来月ぐらいに全部貰いに行こうそうしよう。
「すみません、あまり長くなると役所に行くのが遅くなりそうなのでそろそろいこうと思います」
「おう、行って来い。次来るときは泊まっていけ。澪ちゃんと遊びたいからな」
あの、あなたそんなに暇じゃないんじゃ…
「いけませんよ、一秀様。明日からは忙しくなりますから。葵様、澪様、優貴様。落ち着いた頃に連絡しますのでそのときはぜひお願いします」
「そうだよお父さん!お仕事がんばってね!」
「おじいちゃんおうえんんしてるよ!」
二人の応援を受けてお父さんは・・・
「おし!俺頑張るぞ!!明日から仕事じゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
といいながら走ってどこかに向かわれました。
「やる気が出たようで何よりだよ…」
と口にししたら。
「全くです。一秀様はやる気の落差というか緩急が大きいんです。ずっとこれだと社員はどれだけ楽何でしょうね…」
と芹沢さん。
「お父さん、私が応援したらすぐにやるき出すからなーあはは…」
と葵。
「まあ、やる気出してくれたんだし大丈夫だよ!」
と澪ちゃん。
これには苦笑するしかない…
「優貴様、そろそろ出発なされてはいかがですか?片付けは私がしておきますので、そしてアトデアオイサマノハシヲペロペロシマスノデ」
おーい最後!最後!しかも二人は聞いてないし!!
「お、お願いします…」
「じゃあ私たちはいくね。またね芹沢さん」
「まったねー!」
お別れの挨拶をすませていざ、お役所へ!
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役所に到着したのですが、なにすればいいんだろ。
「えっと、なにすればいいの…?」
「とりあえず中に入ってみればわかるんじゃないかな…」
ということなので中にはいりましょう!
中に入ってみるとそこには人がたくさんいた(当たり前)住民課かな?
入口から見て右側に住民課、左側に経済観光課。その奥にほかの課が並んでいる。商店街みたいな感じだと思ってくれればいいと思う。三階建で、二階までは課があり、三階は会議室などがあるらしい。
住民課は一番最初ですね!そこのまえまで行くと、そこには人がいた。俺たちのほうを見るとこちらへ向かってきた。
「如月様、お待ちしておりました。遠藤様さまも。一秀様から電話で予約されていますので、どうぞこちら
へ」
お父さん、予約までしてるとか流石・・・
俺たちはカウンターの空いている席に案内された。少しすると書類を持って、さっきの人がカウンターの向かい側に座った。
「お父さんからはどう聞いて・・・?」
葵がそう聞いた。お父さんの話だと
(安心しろ、登録忘れた馬鹿な親が来るからって言っといた)
みたいなことだったような・・・
「登録忘れたんですよね?でも、あなたたち何歳ですか…?この子どう見ても中学生ぐらいじゃないですか」
あ、確かに。澪ちゃんは12歳だから・・・
22-12=10
A,10
せいかーい!
じゃなくてだな!?どう言い訳すれば…えっと、えっと…
「あはは・・・この世の中いろいろあるでしょう?たとえば、先月起こった、自分とそっくりな人が来るっていう・・・」
「ああ、あれですか。確かに驚きましたね。確かに、いろいろある。ってことにしておきましょう」
葵がさっき言った自分とそっくりな人が来るっていうのは、家に自分とそっくりの人間が訪ねてきて、自分の家だと言い張り、お縄にかかった事件である。
しかもその事件が10地域、十人と、少しばかり多いというので連日マスコミに取り上げられた。
顔がそっくりならまだわかる、名前まで似ているのだ。苗字は同じ、名前が少し違うということでテレビではこう言われていたかな。
【ドッペルゲンガー事件】
と。あまりにもわかりやすくて覚えやすかったなぁ…
「では、お名前と住所をお書きください。住民票を作成しておきます。矛盾してるところは最近あったあの事件で誤魔化しておきますね」
「あ、ありがとうございます!」
これには感謝しかない。
「じゃあ私書くよ」
葵がそういって書き始めた。澪ちゃんは暇そうにしているかと思ったが、まさかの興味津々である。そういうお年頃なのかな。
「できました。これでどうですか?」
は、早い・・・
「えーっと、はい。大丈夫です。登録しておきます」
「ありがとうございます」
これで大丈夫そうだな・・・
てか、さっきの事件でつうじたのはおかしくないかな…ま、まぁ、いいか。
「では、今日はこれでいいです。また来てもらうときはここの書かれている電話番号に電話しますので」
「あ、はーい。わかりました」
ということで家に帰りますか~~~。
「そう言えば澪ちゃん役所では喋ってないけどどうしたの?」
葵がそう聞いた。確かに思い返してみれば全然喋ってないな…
「え、えっと…なんか難しかったから・・・」
そりゃあそうでしょうよ…俺でもわからな・・・おっとちゃんとわかってますよ?
「まあ、大丈夫だ。まだ子供なんだし」
「そうだよ!まだ私たちも休みだし!明日から遊ぼう!」
それってどういう・・・てかそれあんまり関係ないよね!(あんまりのレベルじゃない)
「あのー俺、今から一秀さんのとこ行かないといけないんだけど・・・」
「あ、確かにそうだった・・・明日は家で遊ぼうか!」
遊ぶのは確定なのね!
んで、葵たちは先に帰って寝てるということで帰りました。
一秀さんのとこ飲みに行くか…
行くまでにおつまみをかって行こうか。