家族でお買い物♪
第二話です。よろしくお願いします
さあさあ、やってきました。
服屋ですね!家でる時に靴なくてどうしよう!?ってなったのは言わないからな。
流石にないので大きいサンダルで我慢してもらいました。
これはすべて澪ちゃんの服買うのでね、お金だけ取られて探しに行かれました(泣)
でも娘へのプレゼントと思えば安いものよ…!お金貯めて指輪買おうと思ったんだけどなぁ…まあ、また頑張って働こう!
「うーん…待ってる間暇だなぁ…何かすることがあるかな?」
特にないしなぁ…このあたりうろうろするか…いやでも澪ちゃんに服買うんだったら葵にもなんかプレゼントあげたいな…
無難にアクセサリーとかかな…
とりあえず見て回るとするか。
えっと…アクセサリーは高いのは買えないしなぁ。
あ、三人おそろいというのもいいかもなぁ…じゃあマグカップとかが定跡といったところか?
「やはりマグカップにするか…」
お、これはどうかな…?
《ネコ親子マグ》1900円
それは大きいマグカップが二つ、小さいのが一つと、なんとも三人家族ピッタリである。三毛猫をモデルにしたものと茶色?みたいなやつとが白い猫のみたいなものがある。
しかも三つ並べると手を組んでいるかのように見えるのが何ともいい。
これ、可愛いな。しかも三つだしちょうどいいなぁ。
値段も手が届く・・・!!
「よし、これにしよう!」
マグカップをてにとって、レジのほうへ向かう。
「ん?あそこにいるのは…」
店の外に、葵と澪ちゃんが歩いているのが見えた。これ、ばれたら恥ずかしい気も…プレゼントでびっくりさせてやるからばれないようにしないとな…
店の外から見えない位置で待つ。これであればばれることはないはず!ばれないよね?
・・・・・・行ったか。服屋この辺多いからそこに行ったのかな。
「よし、買いに行こう」
レジに行って、マグカップを出した。財布は…っとよし。
「1900円になります~」
店員さんがレジ打ちをしながら言う。
「えっと、はい」
お金をだす。ちゃんとぴったりにしてみました!
「ちょうどいただきます。お買い上げありがとうございました~」
袋に入れてもらって、レシートも財布の中に入れた。
「よし、買ったし葵と澪ちゃん探すかな…確かあっちに行ったはず…」
この店に来た方と逆の方向に行ったと思うのし、少し行ったところにある服屋さんにいるのかな?
「ま、とりあえず行ってみるとするか」
その店のほうへ歩いていくと、二人の姿があった。
「二人とも、おーい!いい服あったー?」
二人ともこっちに気づいて振り向いた。
「あ、ゆうくんだ~。一応二日分と靴を一足買ったよ、着まわせば大丈夫だし、さっきお父さんに電話したとき
(育てるんだったら、お母さんに言ってお前が小さい時の物を用意して貰うがどうする?)
って、だからこれでいいと思うよ」
買った服を見せながら葵が話す。見たところ外出着のようだ。寝間着を今探しているんだろうな。
「お父さん、どっちがいい?」
澪ちゃんが二つの服を見せて聞いてきた。
どっちもパジャマで、
一つは青をメインとした服で、白が所々に入っている。
もう一つはピンクをメインとしていて兎のプリントがしてあるポケットがあった。長袖だしもこもこしてるからこの季節には合わないかなぁ…
「うーん…どっちもかわいいから悩むけど、こっちのピンクのほうがいいかなぁ…」
すると二人が驚いた様子で
「すっごーい!お父さんとお母さんどっちも同じだー!!」
「やっぱりこっちがいいよね!澪ちゃんに合ってる気がするの!」
確かに澪ちゃんに合ってるかな…?
「でも、澪ちゃんはこっちがいいの?」
俺が青いほうの服を指していう。
「えっとね?お母さんが青い服ばっかり買ってくるからピンク着たことがなくて…なれないんだ」
葵は基本的に青い服しか着ないからなぁ…買うのも青いのか
「えっ!?私だって青い服ばっかりじゃないよ!?水色とか…紺色とか」
葵が反論してくる。いやそれ青っぽい気がするんだけど…
「じゃあこっちのピンクにしてみるね!お父さん、お母さん、買いに行こう~」
澪ちゃんがそういってレジのほうへ向かう。
「ねぇ、私って青い服ばかりなの…?」
葵がレジに向かう途中で不思議そうに聞いてくる。
「そうだと思う…だって今着てる服も青い服だし?」
「た、確かに…これから違う服も着ようかな…」
結局今日はこれで買い物が終わった。出たのが夕方だったし、もう外は暗くなってきている。
遅くなってもいけないし、家に帰るとするか!
~~~~~~~帰宅~~~~~~~~
「ただいまー!」
俺が大きな声でそういうと
「「おかえりー!!」」
いつもより二倍の声が返ってきました。
「お父さん、テレビつけていい―?」
帰るや否やのタイミングで、澪ちゃんがそういった。
「あ、ああ。いいよ」
澪ちゃんがテレビのリモコンに手を伸ばして、テレビをつけた。するとテニスの選手がある大会で優勝したというニュースが流れていた。
「へーすごいなぁ…」
澪ちゃんがそう声を漏らした。
葵は買った服をクローゼットに入れに行ったあと、キッチンに行った。すると…
「あ!!忘れてた!」
という声が聞こえた。
「どうしたんだろう?」
「行ってみようか」
二人でキッチンに向かうと、完成したオムライスが置いてあった。
「ああ、そういえばオムライス作ってくれてんだっけ。ありがとう。これ食べるよ」
「そう…?」
泣きそうになってる葵可愛い。
「澪ちゃんと葵は別のでいいからさ」
「わかった…!」
そして料理を作り始めたので戻ってオムライスを食べる。さめててもおいしい。
澪ちゃんは手伝いをしているようだ。
あのプレゼントどうしようかな…
よし、もう少し後にしよう!
オムライス・・・完食っ!いつもどうり美味しかったです。
オムライスって嫌いな人いるの?おいしいよね!
食べ終わったので食器やらなんやらをキッチンに持って行くとそこには完成した料理が…!
「お、完成したのか。おいしそうだなー」
と、言うと二人が自慢げに
「当たり前じゃん!私が手伝ったんだよ?」
と澪ちゃん。
「澪ちゃん私の味付けとか全部覚えててね…本当にこの子私たちの子供かも…」
「そうか…まあ、少しの間は保護しとくか。葵、食器洗うの任せていい?」
「うん。いいよー」
「ありがとう。俺お風呂入ってくるから。」
そう言って俺はお風呂場に向かう。
~~~~~~~お風呂(今日の振り返り)~~~~~~~~
ふぅ、今日はいろいろとあったなぁ…
澪ちゃんはどうするか…
一応、俺の両親にも言っておいた方がいいか。
葵のほうは大丈夫だと思うから、一回澪ちゃんを連れてあいさつに伺おうか。
一応服と靴は買ったけどそのほかの日常品は追々そろえるとして、ひとまず安心といったところか。
最後にオムライスはおいしかった。
以上!!
「いやー気持ちよかったなぁ」
タオルで水をふきながら服を着ていく。
そう言えばこの振り返りは日課になってきたんだよ最近。
「葵お風呂から上がったぞー」
リビングに戻った。
「ん。じゃあ澪ちゃん私とお風呂入る?洗いっこしよっか☆」
「うん!私も洗いっこしたい!でももう少しゆっくりしたいなー」
といって葵の膝の上に座る。
くっ…葵のまえは俺の指定席だというのに…!
そんなことともつゆ知らず、澪ちゃんは座る。
いいなーいいなーという目を向けていると
「あとでねっ?」
と、
葵がそういってくるもんだから待つしかないだろ?
ん?マグカップ渡すタイミングが分からんぞ?
もういいや渡してしまうか!
「二人ー」
「どうしたのお父さん?」
と、澪ちゃん。
「どしたの~?」
「これ、みんなで使わない…?」
袋の中から買ったマグカップを出す。
「か、可愛い…」
「使お!使お!」
二人の反応は上々だ!よかった喜んでくれて!!
「それにしてもかわいいなぁ…」
マグカップを手にしながら葵が言う。となりで澪ちゃんがうなづく。
「喜んでもらえてよかったよ。ほんとに」
ダメだったら泣いてたかもしれないです。
「そろそろお風呂はいろっか?」
ゆっくりしたいといっても時計はもう九時を回っている子供はもう寝る時間だ。
「入ろう~」
二人がお風呂に向かうのを見届けた後、俺は寝室に入って寝た。