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娘がうちにやってきた

初投稿です。文字数少ない&更新速度遅めです。気長に待っていただけると幸いです。

桜が咲き誇り、心地よい風が通り抜ける部屋。

俺の名前は遠藤優貴(えんどうゆうき)。ごくごく普通の社会人。22歳。この年でマイホーム持ってます。あれ?もしかして普通じゃない?

社会人一年目でいろいろ戸惑ってるけど、何とか慣れてきた。


「ゆうくん~♡」


めっちゃ甘えてくるこの子は如月葵(きさらぎあおい)。21歳で俺より年下。俺の彼女です。はいそこ、リア充爆ぜろとか言わない!

茶色の髪に黒い目でめっちゃ可愛い。葵はスマホなどの開発をしている会社の社長の娘で正直言って付き合うなんて無理だと思ってた。もはや奇跡。

さっきマイホーム持ってるって言ったけど、葵のお父さんたちがお金を出してくれて、家を建ててくれました。まだ結婚まで言ってないのに早いよね…喧嘩して別れるかもしれないのに。まあ、別れる気はないんですけど?



「どうした葵?」

「えへへー呼んでみただけだよ~」

笑顔でこちらに笑いかけてくる葵。

「うん。俺の彼女可愛い」

「そりゃあゆうくんの彼女ですから!」


頭をなでるととてもうれしそうに笑ってくれる。毎日の癒しです。葵は立ち上がるとキッチンのほうへ向かい、夕ご飯の準備を始める。


「ゆうくん、夕ご飯何がいいー??」

「オムライスがいいな。葵のオムライスめっちゃ好きだからさ!」

「うん!頑張るね!」


オムライスは俺の大好物でもあり、葵の得意料理の一つだ。というより付き合う前から俺の好みを調べて、練習してたみたいだ。でも時々失敗するようで、涙目になって(失敗しちゃった…どうしよう…)とあわてる様子は実に可愛い。


「その間俺は何するかな」


そういえば本を買ったんだっけか。読んで時間をつぶそうか…


「どこに持って行ったっけ…?」


そういえば寝室に置いていた気がするな。とってくるか


そう言って寝室を開けると、そこにはあり得ない光景が広がっていた。


「お、お父さん…!?」


子供の声が聞こえる。外で遊んでるのかな?えーっと本は本は…


「えーっと…どこに置いた…ってお前誰だぁぁぁぁぁ!?」



そこには幼い女の子が座っていた。年齢は12歳だろうか?というかこの子葵に似てるな?髪は茶色だし、顔だちも似てる…


「え!?お父さん?」


俺22歳だけどしかも子なんていないよ?何言ってんだこの子…


「え…私のこと知らない…?」

「ゆうくん大丈夫!?なんか悲鳴が聞こえたから来てみたんだけど…ってこの子誰!?」


葵がキッチンから急いで来た。

ごめんなさい俺もわからないです。


「お、お母さん!!!」

女の子が驚いたように話す。俺がお父さんで葵がお母さんか…


「え!?私お母さん!?どうしようゆうくん!私生んだ覚えないよ!?」 

「それは知ってるけど、この子誰!?」

「私のこと知らないの!?」


少し待て、落ち着くんだ!

話を聞けば何かわかるはずだ!!



~~~~~~~~十分後~~~~~~~


「えーっと?君は俺と葵の娘で気が付いたらここにいた、ってこと?」

「うん。そうだよ!お父さん」

「どうしようゆうくん…私この子他人に思えないんだよ…何かつながりを感じるよ」


葵が考えながら言った。


「そうなんだよな。なんとなく葵に似てるし」

「ちなみに、今は何月何日なの?」

そうこの子が言った。

「いまは2018年の4月だよ」

そう答えた。

「そ、そうなんだ…ありがとう…」




落ち着いて話を聞くと、

この子の名前は遠藤澪(えんどうみお)という名前らしい。

12歳で今年中学校に入学する。

持ち物は鞄を持っていて、その中に写真、財布(子供が使うようなかわいらしいもの)などが入っていた。

という情報を得た。


「まあどうする?一応信じて、保護するか?」

「うん…確かこういうことが何百年か前にあったって話聞いたことある…」


この子お嬢様だから英才教育されてるんだよなぁ…


「その時はどうしたんだ?」

「さすがにわからないかな…でも、お父さんに言っていい?何か知ってるかも」

「そうしてくれるといいな。その間この子の服とか買いに行くよ」


葵は携帯を持ってお父さんに電話する。俺も一回だけ会ったことがある。とても優しそうなお父さんだった。しかし、大会社の社長というということもあり、忙しそうだった。



「えーっと、澪ちゃん?一緒に服を買いにいかない?着替えないし…」

「うん!お父さんと行く!」


ぴょんぴょんはねながら答える。元気いっぱいだなぁ…若いって素晴らしい

22歳でこんなこと言うのもどうかと思うがやはりぴょんぴょんはできないよ。ぴょんぴょんは。

12歳なのにこんなになついてくれるの嬉しいな。


「ねぇねぇ!」


俺の肩を葵がつんつんしてきた。正直言って可愛いです。


「ん?どうした、葵」

「えっとね?私もつれてってくれないのー?お父さん♡」



上目遣いでこちらを見て聞いてくる。


如月葵が連れて行ってほしそうにこちらを見ている…

連れて行きますか?


  はい←

  いいえ

         [上]

         [下]

         [決定]←ピッ


もちろんはいを選びました。


「も、もちろん連れてくよ…ごめん…それはかわいいすぎて俺が死んでしまいます」

「死んじゃだめだよ!?泣いちゃうよ!?私泣いちゃうよ!?」


死ぬことはないけどいろいろやばいと思います。はい。


「葵は泣かせないから。俺が守るって言っただろ?」

「ほ、ほんと?」

「ほんとほんと」

「ゆうくん…大好き!」

「俺も大好きだぞ。葵!」


そして俺と葵は口付けを…


「お父さんとお母さんはらぶらぶだー!」


大きな声で澪ちゃんがそう言う。ちなみにしませんでした。


「…服、買いに行こうか…」

「そ、そうだな」


なんか恥ずかしい。まあ、服を買いに行くとしますかね。

ということで服屋さんにれっつごー!










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