出席番号十番 春日巧(の日記)
こんばんは。久しぶりに予定通りに投稿できました。ですけど、文字数が極端に少なく、「あれ?」となった人もいたかと思います。
今日は春日巧の「日記」なので、漢字変換もあえてしなかったり、誤字なども多くあります。馬鹿設定なので日記も馬鹿になっております。内容も深くはありません。
九月二十日(金)
初めて日記をつけてみた。
特別に意味はない。文房具屋に置いてあった。何も買う物がなかった。お金が沢山あった。それの積み重ねで、このノートを買うことになった。
何も書くことがなかった。普通のノート。遠どうみたいに物語を書くわけじゃないし、近どうみたいにスケッチをするわけでもない。じゃあ何を書くのか? 日記しかないわけだ。
今日はまた、天海と想きのバカップルがいちゃついていた。「重いだろ? 持ってやるよ」で、天海は昇天していて、ばくしょう。
九月二十一日(土)
テニスがあった。対戦相手のフジサワって奴がうざい。何が「おれまだ準備してない」だよ。消えろ。死んでしまえ。
今日あや未が、またファーのコート着てきた。熱くねえのかな? まだ九月だぜ。でも、そういう姿もかわいいから、いいと思うけどな。
だっておれはあや未が好きだもん。誰が何と言おうと、あや未が好きなんだもん。そういう気持ちを、誰も分かってくれないんじゃないだろうか。充もゆうきも「えーっあいつ?」と首をひねっていたが、大好きなんだからしょうがないじゃん。文句あるかよってかんじ。
九月二十二日(日)
今日、充とゆうきと遊んだ。ゲーム対戦で充が形勢逆転して勝ったのはすごい。あの後おれたちはひとしきり充をほめちぎって、充の家でジュースとおかしを食べて帰った。すごい楽しかった。
なんだか眠いので、今日はやめにする。あと、今日の朝、あや未から「宿題を君の分も持って帰ってしまった」と電話で言われたが、正直うれしかった。やっぱり好きなんだなあとかんじた。
九月二十三日(月)
学校が始まってけっこうゆううつだ。何て言ったって、六年三組の担任の渡辺みどりがさいじょうきゅうにうざいから。赤い眼鏡にあごまであるかみの毛がとんでもなくうざい。女見たいだ。
今日も木戸を扱ってやろうかと思っている。ひょこひょこしているから、使いやすい。かじ山が死ぬほどやっ介だけど。死ね。
九月二十四日(火)
転校してきた白井と俺の友達のりょう平が仲良くなっていた。むかつく。ゲームの音楽ごときで仲良くなっただなんて、所せんりょう平も受験をしたからと鼻にかけてるだけの奴だったんだな。あと今日あや未がお洒落な服のきかたをしていた。かわいかった。またしてほしい。充もゆうきもふしぎそうな顔しておれをみている。あや未とかしゅ味悪い。そう思ってるんだろうな。
九月二十五日(水)
神楽がうざい。くり沢もうざい。あいつらのことを良い奴と言っている奴の気がしれない。本当は充もゆうきも、二人のことをきらいではないことを、おれはちゃんと知っている。なのにおれに同意していると知ったとたんに、急に情けなくなった。
何で二人ともおれにきらわれないようにと接するんだろう。おれも、ちゃんと正直に接していると言うのに、二人も情けないし、おれも情けない。
テニスもあまり気が進まなかった。
九月二十六日(木)
今日、またあの三人組が賞をとったと話していた。なんでも夕月が、市内のピアノコンクールで金賞をとったらしい。正直言ってどうでもいいのに、ハゲは自信満々に話している。お前の話じゃないだろうがかす。クラスはみんな夕月をほめて、気に食わない。何であいつばっかりほめられるの。おれだってテニスでちゃんとがんばっているのに。結局賞をとらないと、何もほめられないのか。所せんそんなものなのかな、と思うとけっこう悲しい。
九月二十七日(金)
今日も夕月の話で六年三組はにぎわっていた。あや未がほめなかったとき、正直うれしかった。ゆう等生が気に食わない、おれと同じ仲間がいたとは。ますます好きになった。
しかし、今日も担任はうざい。みんなで夕月さんをほめましょう。何それ、ふざけてんのか。テニスでがんばっても、おれは担任にも、みんなにも(充やゆうきは別)、もちろんあや未にもほめてもらえない。そんなことが毎日つづく。いやだよ。何でこんなさびしい思いをしなきゃなんないんだよ。
九月二十八日(土)
テニス。何だかあんまり楽しくない。多分、六年三組のクラス担任のせいだ。あの三人組ばかりほめて、おれなんかちっともほめやしない。あや未も多分、おれのことをなんとも思っていないだろう。何だかくやしい。フジサワもうざいし、充もゆうきもおれの顔色ばっかり見やがって、あや未はおれのことを気にしてもくれないし。やっぱりおれ、六年三組にいる意味なんてあるのかなぁ。
九月二十九日(日)
今日は、家族で焼き肉を食べに行った。おいしかった。特に優月が何回もおかわりしていた。これがあや未だったらななんて想像をしてはいけない。きっとそうだ。優月が楽しそうに笑っていても、あや未に置きかえたり何かしたら、絶対駄目だと思う。
テニスが一しょの莉夢がおれのことを好きだと言ううわさが流れているけど、おれの好きな人はあや未だ。そのことは、一生変わらないと思う。
九月三十日(月)
優月が皿を割った。泣きながら必死に母さんに誤ってた。あぁ、六年三組ってこんな感じなんだ。みんな、おれにきらわれたくなくて、必死に誤っていた。大なわ大会で、失敗した時も、だれかが「ごめんなさい」って誤りに来ていた。別におれはそれほど怒ってはいないのに。迷惑なんかかけていないのに、みんなおれがどう思うかがこわいようだ。おれはなんとも思っていないのに。
十月一日(火)
今日から十月だ。運動会真っさかりってかんじ。運動会をがんばっていきましょうって、何様だよってかんじ。でも、あや未と同じ組だって、発表されたんだから、がんばらないと。
発表されたのは良いとして、好きな人と近付きたいという気持ちはだれにでもあると思う。
なのに、あや未はせ戸口をいじりたおしている。絶対にせ戸口だけは事あるごとにいじってくるのだ。何だかくやしい。モヤシ相手にそんなことを思ってしまった。
十月二日(水)
テニスがあった。莉夢に告白された。もちろんおれはことわった。何せおれにはあや未がいるもん。大好きなんだもん。
それにしても、今日はいつになくイライラする日だった。今日もあや未はせ戸口をいじっていた。「モヤシ空気君」日に日にネーミングセンスが良くなっている気がする。でも……。
やっぱり、あや未はせ戸口のことが好きなのかもしれない。だって、いじっているんだから、そうじゃん。三角関係がぼっ発ってかんじ。
十月三日(木)
たてわり班活動で、隣の班にいるせ戸口と遠どうが、仲よさげに話していた。いいよ、そのままどんどん話して、くっつけよ。あや未はおれのものだ。絶対、一緒になってやる。
なのに、遠どうは白井の話ばっかり口に出すし、当の本人の白井は、他の人が好きそうだし、何より、おれの友達のりょう平とつるんでいるし。何もかも上手くいかないことばっかりだし。ちく生、おれがみんなにやってきたことがあだで返されたってことか。自業自得なのに、くやしい。
十月四日(金)
ねんがんの席替え。おれの隣は、及川。彼女は天使のようだとあや未が話していた。他の女子とはちがう。うん、確かにちがう。彼女はおれにもやさしくしてくれたし、ふじ川と同じかみ型だけど、ふじ川のような強引さはみじんもかんじない。おれが理科のノートをなくしてしまったとき、一枚ノートをくれたのだ。五ミリ方眼の。あや未、本当だな、及川、めちゃくちゃやさしいじゃんかよ。
十月五日(土)
テニス。今日もつかれた。帰りに飲んだコーラは、超おいしかった。最高。
あや未と、帰るとちゅうに会った。じゅくに行くとちゅうだったんだと。でもよかった。
それにしても、運動会が間近にせまってきた。せ戸口はいまだとうりつが出来ない。何であや未はスポーツばつぐんのおれより、せ戸口なんかの方を好きになったんだろう。全然分からない。ホント、女子って分からない。
十月六日(月)
りょう平と放課後、遊んだ。テニスでおれが勝った。当然だ、たす並みだからな、おれは。テニス初心者にとっては。(笑)
充とゆうきは、何故だろう、おれを最近さけるようになった。悲しい。他のみんなも、おれをさける。及川に聞いたら、「知らない」とはぐらかされた。
十月七日(火)
今日もまた、みんながおれをさけた。梶山も、木戸をかばって、「だめだよ」と言うようになった。思わず「はぁ?」って言ったら、大人しくなった。他の女子も、「こわーい」と言った。あや未も及川も、その中にいた。
むなしいし、くやしい。おれが何かしたから、みんな放れていったのかな。だったら、ごめん。おれ、みんなと仲良くしたかった。




