最終話〜最期の時…?〜
……俺は、多分死んだのだと思う。
あれだけ痛かったし、意識が遠のくのもわかった。
あぁ、俺の人生は、いったいなんだったのだろうな…
まあ、それなりに楽しめた、かな。
そして、光につつまれるーーーー
「ん〜……はっ!」
目が覚めた所はあのはじまりの黒い箱の中。
「あ、あれ?戻ってきた?」
なんで、ここに…?
それよりも、みんなは!?
急いで画面を見るも、どうすればあの世界に行けるのか…
突然、後ろのドアが開いた。
そこには、課長がいた。
「いやー、ご苦労様です。どうでした?ゲームの中は、楽しかったでしょう?」
と、にこやかに話している。
な…え…?
どういうこと?
「あ、あの、俺がゲームの中で会った人たちはどうなったんですか…?」
やっと思考が追いついてきた所で質問した。
「あ、あれは全部CPUだよ」
………………えぇぇぇ…………
てことは…?
「君があっちで会った人たちはただのプログラムってこと!」
な、なんてことだ…
俺はただの実験体だったのか…
「まあ、そうがっかりしないでくれ!はい、これは報酬ね」
と相当分厚い封筒をもらった。
開けて見ると、大量の諭吉がいた。
まじか…
こうして、俺の不思議体験は幕を閉じた。
みなさん、これが最終話となります!
今迄、読んでくださった方々、ありがとうございます!
結局、R-15指定は要りませんでしたw
では、また会う日をノシ




