ぼっち少女、知り合いが二人できました。
「井上凪ちゃん、だよね・・・?」
違うクラスの人がいきなり来たと思ったら、
私をご指名ときた。
しかも私を知っているらしい。
「・・・は、初めまして・・・。私は、斎藤悠理っていいます・・・。
よろしくお願いします・・・?で、いいのかな・・・。」
「はぁ・・・。よろしくお願いします・・・?」
だ れ だ。
一体誰なんだ。あ、いや、斎藤悠理さんだけど。
私に何のようなんだ。なぜ私なんだ。
一体何の用なんだあああああっ。
話しかけられるのって慣れてないんだよ!
「・・・ええと、本題に入るけどね・・・。
凪ちゃんのクラスに、河合理人君て人いるよね・・・。」
・・・かわいりひと・・・?
「いたっけ?」
「いるよ・・・!?そっ、それでねっ・・・。そ、その人の好きな人を聞いてきてほしいの・・・!
クラスの人に、頼まれて・・・。」
「・・・。」
どーうしよう。面倒だなぁ。でもここで断れば多分、
この斎藤悠理さんの言う『クラスの人』に、
『え、教えてくれなかったの?まさかそいつも理人くん狙いなんぢゃね?マジウザ~』
とか言われるかもしれない。
考えすぎだって?よく言われるさ。
ていうか私は先生一筋ですから。
「・・・だ、駄目だよね・・・。ごめんなさい、初対面のくせしてこんなこと頼んじゃって・・・。」
「あ、その事なんだけど。」
「は、はいっ!?」
可愛い・・・。(笑)
「なんで私なの?さっきも言ったけど、私達初対面だよね。」
「そ、それは、一人だったし、一番話しやすそうだったから・・・。
でしゃばった真似してごめんなさい・・・。」
あれ、落ち込んでしまわれた。
うーん、可愛いけど、めんどくさいな、この子。
「・・・いいよ、別に。じゃあ、聞いてくる。」
「っ!本当!?」
「え・・・。うん。」
斎藤悠理さんは、輝かんばかりの笑顔を見せてくれた。
その威力は、さっきめんどくさいと思ったことが申し訳なくなるくらい。
・・・というわけで。
「・・・河合くん(だと思われる方)。」
「へ・・・。何?」
机に腕を広げて寝ていた(とても寝づらそうな姿勢の)河合くんを起こして、
「好きな人いるの」
と聞いてみた。
「・・・唐突だねぇ。」
「・・・。」
彼は目を見開いて驚いていた。
・・・うん、中々格好いい。
先生には負けるけどな!どやあ。
「・・・ん~。誰に聞いてこいって言われたの?」
「・・・!」
分かってるだと。なんか聞いてきてって言われたのバレてるし。すごーい。
でもここって言わないほうがいいんだろうか。
・・・まあいっか。
この場にあの子はいないし、私関係ないし、どうでもいいし。
「違うクラスの子。」
「名前は?」
「斎藤悠理さん。」
「あぁ、・・・。誰?」
知らんのかい。
「うー・・・。いない。眠いから寝る。おやすみー。」
早口でそう言うと、河合くんはまた机に伏せて寝てしまった。
早いし勝手だなあ、と思いました。(笑)
「本当!?河合くん、好きな人いないの!?」
さっきのことを報告すれば、斎藤悠理さんがキラキラした顔で大きな声を出した。
でっかぁ、その声どこから出てんですか。
「いないって言ってましたし、いないんじゃないんですか」
私は知りませんけど。
「そっか・・・。そっかぁ・・・!分かった、ありがとう、凪ちゃん!」
ガシっと手を掴まれて、ブンブン振られた。
まさかこの子、河合くんのことが好きなのでは?
まあ、そんなこと聞く勇気もありませんが。
斎藤悠理さんは、最後にまたね、と言って去っていった。
登場人物を増やしてみました。
悠理ちゃんと河合くんです。
いつかこの子達まただしたいな・・・。
今日は先生の出番はありませんでした。プークスクス(笑)
無理矢理終わらせたんで終わり方中途半端ですが、
ここまで見ていただきありがとうございました。