やきもき
ベランダで かたる
あの夏の日
風鈴と 猫
夜風の響くような
空にかすむ雲を見上げ
ずっと 眺めていた
優しげに 微笑んだ君の
背中に
寄りかかり 頭をうずめた
いつも こんな日々
続くのなら
この人なら
そう思っていた
微笑んだ君は 嘘じゃないと
信じて
寂しさ 分け合える
そんな人だと思っていた
繰り返し 繰り返し の毎日に
ピリオードを打つ
まだ早すぎたのかな
君と描いてた人生
まるで 無かったかのように
溶けて消える 氷のように
夜空の花火は
線香花火みたいで…
写真の中のフレーズが
端から消えるような
タダ 一人だけ残されたような
うずくめる 私は
体育座りの 私の膝だった




