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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

睡眠恐怖症で睡眠時無呼吸症候群の夢(鬱病)

作者: ヒロモト

寝るのが怖いので寝そうになると脳が危険信号を出して身体がビクッとして跳ね起きる。


を、5回ぐらい繰り返すと寝れる。


やれやれ。


寝るとまず起きる。


夢の中の部屋の景色は現実世界と全く同じ。

将来のことや病気のことや人間関係の事を考え、気持ち悪くなる。

息が苦しくて苦しくて仕方がなくなって起きる。


睡眠時無呼吸症候群だ。


まだ半分寝ているので中々起き上がれない。

脳に起きろ起きろと命令して「どりゃあ」と言って起き上がる。


ふぅ。死ぬところだった。


ピンポンピンポンとうるさくチャイムが鳴り、鍵を締めたはずの玄関から人が入ってくる。


「お前!寝ていたのか!」


「寝てないよ!」


僕は嘘を付く。


「苦しい!」 


また部屋の中で起きた。

夢の中の夢で起きただけのようだ。

おしっこがしたい。

ゴミ箱に放尿する。

出しても出してもスッキリしない。


僕は裸で暗い道路を走っていた。

周りは田んぼだらけ。

遠くの方に明かりが見える。


後ろから車が走ってくる。

太ももが急に重くなって上手く走れない。

僕は思った。


これは夢で逃げても無駄だと。

逃げる夢で逃げ切れたことが無い。


気がつくと部屋にいた。

机の下にあるプレイステーション3を引っ張り出してパソコンに繋ぎデビルメイクライ4をプレイ。


はて?デビルメイクライ4なんて持ってたかな?

とてつもなく苦しい。


うつ伏せで寝ている僕が見える。

枕で口が抑えられて息が出来ないようだ。

臨死体験だ。このままでは死ぬな。


「あっ!あっ!あっ!」


大きな声で呼びかけると目が覚める事が多い。


無事僕は目を覚まし、激しく息切れしながら仰向けになる。

ヤバい。

仰向けになったら今度は丸まった舌が喉に引っかかって息が出来ない。

一度は目覚めたが、また寝そうになる。

寝たら死ぬぞと頭に力を入れると勢いよく上半身を上げる。


「ああ疲れた!」


うつ伏せも仰向けも危ないので両ヒザ両ヒジを床につけて深呼吸をした。


やっと目が覚めた。


僕は部屋から出た。


コカ・コーラの自販機があった。


「……くそっ。まだ夢か」


夢の中の夢の中の夢の中の夢?


おしっこが漏れそうだ。

夢の中で寝て起きてをくり返して……気が狂いそうだぞ。


「おうっ!?」


今度こそ本当に起きた。

部屋に置いてある物の配置が同じなのだ。

夢や夢の中の夢は思い出すと配置が違ったり無いものがあったりする。


「あっ!」


猫のぬいぐるみがテーブルの上にたくさんおいてある。


「……じゃあ現実だ」


僕はぬいぐるみを抱っこして、無事に起きれたことを喜んだ。


今年で脳神経科に通院し始めて10年目だ。


「毎日寝なくてはいけないのに。寝るのは本当に疲れる」


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