2:ステータスオープン
「ステータスオープン」
ステータスオープンと呟くと、それだけで自分のステータスが脳内に浮かび上がってきた。これは、いよいよ異世界転生?転移?どっちかわからんけど、確定っぽいな。
ワクワクしている自分を抑えつつ、じっくり見てみよう。
名前:まろ 種族:ゴブリン Lv1
職業:料理人 職業Lv1
称号:ぼっちゴブリン、(転生者)
HP:10/10 MP:1/1
腕力:2 体力:2 敏捷:2
器用:2 知力:30
職業スキル:料理鑑定:Lv1
種族スキル:悪食:Lv1
一般スキル:料理:Lv1、精神耐性Lv1
装備:ゴブリンの腰蓑
うん。ゴブリン確定だね。レベル制ってことは、成長の要素がある感じか。パラメーターは、他の人は、知らないけど、低そうだね。これは、念じれば、より詳しく見れるのかな?
ゴブリン:よく見られる魔物。とても弱い。
まぁ、わかってたけどね。だってゴブリン弱いって定番だもん。気を取り直して他はどうだろう?
料理人:料理を作る人。レベルがあがると、料理に関係するスキルを習得する。Lv1:料理鑑定。
職業レベルが上がると、特有のスキルを手に入れる仕組みか。種族スキルや一般スキルもあるし、手に入れれないスキルもあれば、頑張れば手に入れれるスキルもあるのかもしれないな。
料理鑑定:食べられるものを鑑定することができる。レベルが上がるとより詳しいことがわかる。
悪食:なんでも食べて、栄養にできる。ただ毒などが効かない訳ではない。
料理:料理をする際、補正がかかる。
精神耐性:精神に対する耐性がつく。
料理鑑定は、いいな。これで鑑定出来ないものは、食べれないものってことだから、この訳の分からない世界で食材かどうかわかるのは、助かった。そもそも職業料理人ってなってたけど、なんでだろう?前世で料理することが多かったからかな?まぁ、どちらにせよ、この世界で生き抜くには、助かった。
悪食は、、、ゴブリンらしいね。多分なんでも食べてたんだろうね。しぶといイメージがある。
料理は、やってみないとわからないな。そもそもこの状況的に料理できるかもわからないけど。
精神耐性は、こんなけ落ち着いているのは、このためか?よくわからないけど、サバイバルでは、落ち着くのは大事だと思う。
「最後は、称号か」
ぼっちゴブリン:普通、群れでいることが多いゴブリンが1人でいることは、まれ。力も弱く、知能も低いため、すぐ死ぬ。見かけたらレア。称号特典:精神耐性
転生者:死んで転生したものに送られる称号。他の人には、見れない。称号特典:前世の記憶
記憶は、ないけど、俺、死んだんだな。薄々その可能性も感じていたけど、ちょっと落ち込む。
『精神耐性レベルが上昇しました。』
なんかレベルが上がった。確かにちょっとだけ気持ちが楽になったな。ちゃんとレベルが上がることもわかったし、気持ち切り替えていこう。
さて、現状確認が終わったところで、何しよう?