自分の書いた小説が全く評価されない人へ
まず、評価されない小説はタイトルとあらすじが駄目な可能性があることを理解してほしい。
皆さんもタイトルで「この小説を読んでみよう」とか思ったことはないでしょうか?
私の作品である「マゼルの勇戦戦争」を例に挙げて説明しようと思う。
「マゼルの勇戦戦争」
皆さんは読みたくなるでしょうか?
私だったら読まずにスルーというところですかね。
このようにタイトルでスルーされてはあらすじさえ読まれません。
タイトルに「の」を入れると人気になるということを耳にしますが、これは信じ難いですね。
「タイトルに『の』が入っている作品は人気がないのか?」
いいえ、そうではありません。私の考えが甘かったのと私が小説を書くのが下手くそなだけなんです。
例えば
「僕は異世界に転移したが、作者が馬鹿だったみたいだので主人公は死にました。しかし、ヒロインが救ってくれたようなので結婚した」
とかはどうでしょうか。
これは私が今とっさに考えたタイトルです。
これも私はスルーすると思います。
単に長いタイトルをつけたらいいものではないんですね。
作者が馬鹿って、作者の話は要らないから物語を進行してくれって思いませんか?
しかも結末まで言ってしまっているではないか。
展開がある程度わかるので読む気がなくなります。
長いタイトルを否定していないのですが、やり過ぎですね。
ほとんどあらすじは要らないんじゃないでしょうか。
続いてあらすじ。
私はあらすじを書くのが本当に下手です。
なので私がオススメなのは人気がある作者様のあらすじを手本にすると良いと思います。
私もそうしました。
そのまま丸写しやキャラクター名を変えるだけは絶対にやめましょう。
自分のせっかく書いた小説は大切にする。これが重要です。
そして出来上がった小説は投稿されるわけですが、短編小説は私みたいな下手な文章でも評価してくれる人がいました。本当にありがとうございます。
では、連載小説はどうでしょうか。
そう、評価されにくいんですよね。当たり前です。
連載小説は未完結作品が多くありますよね。連載小説を書くのはとても難しいのです。
本当に完結している作品は凄いなぁと思います。
ところで私は完結作品はありません。
完結すればいいのですが、連載して投稿しての繰り返しに物語初期のワクワク感が薄れてしまいます。私もそうです。
最初は主人公がこうやってああやってとか楽しく書けたのですが、伏線の回収、物語の動機、キャラクターの心情を考えると物語が進まなくなっていくんですね。
そしてエタる。
エタると言っても数えきれない理由でエタる場合があります。
エタるまでの話数も人それぞれです。
読者にとってエタられるとその後の展開が気になって気になって仕方がなくなります。
このような理由からエタるのは避けたいのですが、私は「絶対にエタるなよ!」と言っていません。
エタることにそれぞれ理由があるのですから。
完結するという保証がないので読者は少なからず怖いのです。
勿論、「エタるって当たり前だろ?」という意見もあると思います。
本当にその通りです。
私が休みの日に十件程ブックマークをつけたとき、更新してくれた小説が三件、二件、一件……と。
この作品は設定が面白いから更新してほしいなぁと思っても更新してくれません。
それはモチベーションの低下によるものも中にはあります。
そのモチベーションを高める一つに「評価」があります。
ブックマークをつけてくれたら2pt。ポイント評価で10pt。合計12ptですね。
感想やレビューなんてものもあります。
これによってモチベーションが上がる人も中にいるはずです。
しかしポイント評価の10ptは、あくまで最大評価であり2ptになってしまう場合もあります。
「僕はそうではないんだ!評価さえ貰えてないんだ!」
そうですよね。タイトルにもあります。
「ブックマークマークも一つもつけられていないし、ポイントなんて貰ったこともない。」
それ、実は私のことなんです。
先程、「マゼルの勇戦戦争」という連載小説を例として出させていただきました。
「マゼルの勇戦戦争」は今までブックマークはつけられたことは一度もなく、評価ポイントの10ptはたった三日で消される。
私が一ヶ月もとある理由で更新を停止したのと宣伝が少なかったことが悪かったのですが。
現在プロローグを含めると三十三話。
他の作者様は私より文字数が少ないのに評価があることがとても悔しい時期がありました。
今はユニーク数とアクセス数を喜びながら、ワクワクしながら見ています。
悔しくけれども必死に頑張って自分の書いた小説を見てくれる人がいる。それだけが私のモチベーションです。
決して私の小説を宣伝しているわけではありません。
一つの評価ポイントがどれだけ重たいのか理解してもらうために書きました。
私みたいに評価されない小説を書き続けている人を応援できたらいいなと考えています。
最後に、このエッセイを読んでくれた貴方に。
他の作者様の小説を読んであげてください。そして評価してあげてください。そうすれば作者様は喜びます。感想を書くときは必ず良い点は一つ挙げておいてください。
そして今、連載小説を書いている作者様。私と一緒に完結しようではありませんか。
今は苦しいかもしれません。私もその一人です。
ときには私とは真逆で感想が埋もれて苦しくなってしまうこともあると思います。
もし、エタってしまってもそれはそれで良いとは思います。自分の精一杯頑張って書いた小説だもの。
けれども自分の書いた小説は大切にしましょう。
では、お互いに頑張りましょう!